1 クイックリファレンス

このクイックリファレンスでは、有効なコマンドとキーワードの省略名を下線で示しています。たとえば、aud は audit コマンドの省略名です。大カッコ [] で囲まれているのはオプションのパラメータです。垂直バー ( | ) はパラメータの選択肢を区切る文字です。

開始および停止のコマンド

acsss コマンドは、ACSLS に関連するさまざまなサービスの開始と停止、およびステータスのモニターに使用されます。

  • acsss enable

    これは ACSLS を起動するデフォルトのメソッドです。依存関係を確認し、5 つの ACSLS サービスと ACSLS GUI を適切な順序でアクティブ化します。このメソッドを使用すると、システムのリブート後に自動的に再起動する設定でサービスが構成されます。

  • acsss temp-enable

    acsss enable と同じですが、システムのリブート後にサービスは再起動しません。

  • acsss maint-enable

    ACSLS データベースが関係しない一般的な保守作業での使用を目的としています。このオプションを使用すると、ACSLS が無効になっていても、GUI ユーザーは GUI インフラストラクチャーでログイン状態を維持できます。このメソッドは、マイナーなソフトウェアパッチのインストールを行う場合に使用されます。acsls および smce サービスのいずれも有効になりません。

  • acsss disable

    ACSLS 処理の停止に使用するデフォルトメソッドです。これは完全な停止ではなく、acsls および smce サービスが無効化されたあとでも、データベースと GUI ログインセッションのアクティブの状態が維持されるため保守作業を実行できます。結果の状態は、acsss maint-enable と同じです。ACSLS とライブラリをアイドル状態にしてからサービスを無効化するため、サーバーを停止するのにもっとも安全なメソッドです。

  • acsss force-disable

    acsss disable と同じですが、この操作では、アイドル状態になるのを待たずに acsls と smce を無効化します。

  • acsss shutdown

    これは、すべての ACSLS サービスを完全にシャットダウンします。ソフトウェアのインストールやアンインストールのほか、データベース (acsdb) または GUI インフラストラクチャー (rmi-registry および surrogate) のシャットダウンが必要になるその他の保守作業での使用を目的としています。

  • acsss db

    これは、db_exportdb_import、およびacsss_config を含むデータベース保守作業での使用が推奨されている制御モードです。ACSLS データベースエンジンを有効化し、ACSLS GUI を含むその他すべての ACSLS サービスを無効化します。

  • acsss status

    さまざまな ACSLS サービスの簡易的なステータスレポートを提供します。

  • acsss a-status

    acsdb サービスの動作ステータスを返します。

  • acsss d-status

    acsls サービスの動作ステータスを返します。

  • acsss g-status

    このオプションは ACSLS GUI のステータスを表示します。

  • acsss l-status

    さまざまな ACSLS サービスの冗長ステータスサマリーを表示するほか、トラブルシューティング時の詳細分析に役立つログデータへのポインタも表示します。参照先のログはサービスの開始や停止に失敗したときに役立ちます。

  • acsss p-status

    acsss status と同様で、各サービス契約によってモニターされているさまざまなプロセス ID のリストが表示されます。

  • acsss w-status

    Weblogic サービスのステータスを表示します。

  • acsss timeout

    acsls に対する SMF スタートアップのタイムアウトを更新します。

  • acsss legal

    このオプションは ACSLS の法律上の注意点を英語またはフランス語で表示します。

コマンド識別子

cmd_proc が付いた各識別子引数はタイプに対応し、コンマで区切られた 1 つ以上のコンポーネントで構成されます。

  • acs_id

    acs(0-31)

  • cap_id

    acs(0-31),lsm(0-99),cap(0-11)

    cap_id 内のアスタリスク (*) は次を行います。

    • acs,lsm,* — ACSLS は LSM 内で使用可能な CAP のうち、もっとも優先順位の高いものを選択します。

    • acs,* — ACSLS は ACS 内で使用可能な CAP のうち、もっとも優先順位の高いものを選択します

    • * — 挿入リクエストの場合、ACSLS は ACS 内で空きセルのもっとも多い CAP を選択します。

    • * — 取り出しリクエストの場合、ACSLS は取り出し用として指定されたボリュームを持つ各 ACS 内の CAP のうち、もっとも優先順位の高いものを選択します。

  • cell_id

    acs(0-31),lsm(0-99),panel(0-50),row(0-41),column(0-23)

  • drive_id

    acs(0-31),lsm(0-99),panel(0-50),drive(0-31)

  • drive_type

    10 文字までのドライブタイプ識別子。数字 (0-9) または文字 (A-Z) の任意の組み合わせにすることができます。

  • lock_id

    10 進数 (0-32767)

  • lsm_id

    acs(0-31),lsm(0-99)

  • media_type

    10 文字までのメディアタイプ識別子。数字 (0-9) または文字 (A-Z) の任意の組み合わせにすることができます。空白は使用できません。一般的なメディアタイプは STK1R です。

  • owner_id

    ボリュームの所有者

  • panel_id

    acs(0-31),lsm(0-99),panel(0-50)

  • pool_id

    10 進数 (0-65535)。pool_id にアスタリスク (*) を指定すると、ボリュームは現在の pool_id に再割り当てされます

  • port_id

    acs(0-31),port(0-15)

  • request_id

    ACSLS によって割り当てられた一意の 10 進数 (0-65535)。

  • subpanel_id

    acs(0-31),lsm(0-99),panel(0-50),startrow(0-41),startcolumn(0-23),endrow(0-41),endcolumn(0-23)

  • vol_id

    6 文字の識別子。数字 (0-9)、文字 (A-Z、a-z、または大文字小文字の混在 (volrpt での使用時を除く))、ドル記号 ($)、シャープ記号 (#)、および先頭または末尾のスペース ( ) で構成されます。先頭または末尾にスペースを使用する場合は単一引用符または二重引用符で vol_ids を囲みます。スペースを埋め込んだ vol_ids は指定しないでください

  • volrange

    ボリュームの昇順の範囲をダッシュで区切って指定します。

    問い合わせ、挿入、および取り出しコマンド内の volrange:

    数値の範囲の場合は、vol_ids のいちばん右側の数値部分のみを範囲として指定します。先行する文字はすべて同じである必要があります。表示コマンドではすべて英数字の volrange がサポートされ、ワイルドカード '*' および '_' も使用できます。

ライブラリの監査

役立つ cmd_proc 操作:

  • audit cap_id server

    ライブラリ全体を監査し、ライブラリ構成を更新します。

  • audit cap_id acs acs_id

    ACS を監査します。

  • audit cap_id lsm lsm_id

    LSM を監査します。

  • audit cap_id panel panel_id

    LSM パネルを監査します。

  • audit cap_id subpanel subpanel_id

    LSM サブパネルを監査します。

構成

役立つ Unix 操作には次が含まれます。

  • acsss_config

    構成スクリプトを実行します。

  • dv_print

    動的オプションの値を表示します。

  • dv_config -p <variable_namme> -u

    1 つの変数のプロンプトを表示して、更新します。

  • dv_config -d

    動的および静的オプションの値を表示します。

構成 - 動的

役立つ Unix 操作には次が含まれます。

ACS 

  • config acs new

    新しい ACS を追加します。

  • config acs acs_id

    既存の ACS を再構成します。

ドライブ 

  • config drive(s) panel_id

    既存のドライブパネル上のすべてのドライブを再構成します。これには、ドライブの追加、既存ドライブのドライブタイプおよびシリアル番号の更新、データベースから削除されたドライブの削除が含まれます。

LSM 

  • config lsm lsm_id

    LSM とそのすべてのコンポーネント (CAP およびパネルを含む) を再構成します。

    注:

    ACS 内での LSM の追加または削除には config acs を使用します

ポート 

  • config port(s) acs_id

    ACS へのポート接続を再構成します。

ステータスの表示

  • CAP 情報を表示します

    display cap cap_id ...
    [ -availability cap_availability ...]  
    [ -status cap_status ... ]
    [-priority cap_priority ... ] 
    [ -state cap_state ... ] 
    [ -manual | -automatic ] 
    [ -condition cap_condition ... ] 
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • セル情報を表示します

    display cell cell_loc ... 
    [ -status cell_status ... ]
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • ドライブ情報を表示します

    display drive drive_id ... 
    [ -status drive_status ... ]
    [-state drive_state ... ]
    [ -type drive_type ... ]
    [ -volume vol_id ... ]
    [ -lock lock_id... ] 
    [ -serial drive_serial_num ... ] 
    [ -condition drive_condition ...]
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • ロック情報を表示します

    display lock lock_id ...
    [ -user user_id ... ]
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • LSM 情報を表示します

    display lsm lsm_id ...
    [ -status lsm_status ...  ]
    [-state lsm_state ... ] 
    [ -free_cells cell_count ... ]
    [ -type lsm_type ... ] 
    [ -serial lsm_serial_num ... ]
    [ -condition lsm_condition ]
    [ -door_open | -door_closed ]
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • パネル情報を表示します

    display panel panel_id ...
    [ -type panel_type ... ] 
    [ [ -c ] |[ -f field ... ] [ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • プール情報を表示します

    display pool pool_id ... 
    [ -low_water low_water_mark ... | -high_water high_water_mark... ]
    [-overflow | -no_overflow ]
    [ [ -c ] | [ -f field ... ][ -s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • ポート情報を表示します

    display port port_id ... 
    [ -online | -offline ] 
    [ -name port_name ... ] 
    [ [ -c ] | [ -f field ... ] [-s sort_field ... ] [ -n n ] ]
    
  • ボリューム情報を表示します

    display volume vol_id ... 
    [ -home acs,lsm,panel,row,column...] 
    [ -drive drive_loc ... ]
    [-data | -scratch | -clean ]
    [ -media media_type ... ] 
    [ -pool pool_id... ]
    [ -standard | -virtual ]
    [ -status vol_status ... ] 
    [ -entry entry_date ... ]
    [ -access  access_date ... ]
    [ -lock lock_id ... ]
    [ [ -c ] |[ -f field ... ] [ -s sort_field ... ]  [ -n n ] ]
    [ -max_use max_use] 
    [ -lock_time lock_time]
    

データベースの保守

  • db_export.sh -f [ db_file | tape_device ]

    データベーステーブルのデータと ACSLS 制御データベースのファイルをテープまたはファイルにエクスポートします。ACSLS を再インストールするとき、または同じデータベースを使用して新しい ACSLS のバージョンにアップグレードするときに使用します。

  • db_import.sh -f [ db_file | tape_device ]

    データベーステーブルのデータと ACSLS 制御データベースのファイルをエクスポートテープまたはファイルからインポートします。ACSLS を再インストールするとき、または同じデータベースを使用して新しい ACSLS のバージョンにアップグレードするときに使用します。

  • bdb.acsss -f [ backup_file | tape_device ]

    データベースをバックアップします。引数なしのコマンド bdb.acsss は、バックアップファイルをデフォルトのバックアップの場所 (通常は /export/backup/) 内に入れます。

  • acsss db

    データベースを起動します

  • rdb.acsss

    データベース障害の発生後にデータベースを回復します

CAP の管理

役立つ cmd_proc 操作。

  • query cap cap_id ... | all または display cap cap_id ...|*

    CAP ステータスを表示します

  • set cap mode manual | automatic cap_id

    CAP の挿入モードを設定します (手動または自動)

  • set cap priority cap_priority cap_id

    CAP の自動選択の優先順位を設定します

  • enter cap_id

    ラベル付きのカートリッジを挿入できるように手動モードの CAP の準備をします

  • enter lsm_id

    LSM 内の複数の CAP の準備をします

冗長電子デバイスの管理

  • query lmu acs_id ... | all

    単一の ACS または ACSLS サーバーに関して、ライブラリへのすべての接続を表示します。

  • switch lmu acs_id

    ACS 管理を SL8500 のアクティブ HBCR カードからスタンバイ HBCR カードに手動で切り替えます。

ロックの管理

役立つ cmd_proc 操作:

  • set lock lock_id

    ロック ID を設定します。

  • show lock | user

    現在のロック ID またはユーザー ID を表示します。

  • lock drive | volume identifier

    ボリュームまたはドライブをロックします (現在のロック ID に)。

  • unlock drive | volume identifier ... | all

    指定したドライブまたはボリュームのアクティブのロック (現在のロック ID への) またはすべてのアクティブのロックを解除します。

  • clear lock drive | volume identifier

    指定したドライブまたはボリュームのすべてのアクティブのロックおよび保留中のロックを解除します。

論理ライブラリの管理

lib_cmd コマンド行ユーティリティーは ACSLS GUI の代替機能であり、ACSLS 論理ライブラリのリソースを管理およびモニターできます。

  • lib_cmd assign drive drive_id lib_id

    指定したドライブを論理ドライブに追加します。

  • lib_cmd unassign drive lib_id logical_drive_id

    指定した論理ドライブを論理ライブラリ構成から削除します。

  • lib_cmd assign volume [ vol_id | vol-range ] lib_id

    論理ライブラリ内での排他的な使用としてボリュームを割り当てます。

  • lib_cmd assign volume [ vol_id | vol-range ] lib_id

    論理ライブラリインベントリからボリュームを削除します。

  • lib_cmd create library lib_name backing_acs cell_capacity drive_capacity

    新しい論理ライブラリを作成します。

  • lib_cmd create mapping initiator_id target_id library_id

    指定したライブラリにイニシエーターとターゲット (クライアント - サーバー) の関係を構築します。

  • lib_cmd edit library lib_id [-n name ][-c capacity ][-d drive_slots ][-f volume_label_format [6|8p|8s|all][-x imp/exp_cell_count ]

    既存の論理ライブラリの構成を変更します。オプションは次のとおりです。

    • -n ライブラリの別名

    • -c 論理ストレージセルの容量

    • -d 論理ドライブスロットの数

    • -f ボリュームラベル形式

    • -x 論理インポート / エクスポート (CAP) セルの数

    ボリュームラベル形式は次のいずれかで表現できます。

    • 6 - 6 文字のレガシーボリュームラベル

    • 8p - メディアタイプコードの接頭辞を付加した 8 文字

    • 8s - メディアタイプコードの接尾辞を付加した 8 文字

    • all - すべてのラベル形式を受け入れます

  • lib_cmd refresh initiator

    現在 ACSLS が認識しているすべてのイニシエーターを取得します。

  • lib_cmd refresh target

    現在 ACSLS が認識しているすべてのターゲットを取得します。

  • lib_cmd delete initiator initiator_id (y/n)

    指定したイニシエーターを構成から削除します。指定した削除を確定するには確認 (y) が必要です。

  • lib_cmd delete library lib_id (y/n)

    指定した論理ライブラリを ACSLS 構成から削除します。これによりカスケード式の削除が作成され、割り当てられていたボリュームとドライブの、ライブラリとの関連付けが解除されます。

  • lib_cmd delete mapping lib_id (y/n)

    指定した論理ライブラリからイニシエーターとターゲットのすべてのマッピングを削除します。この操作は、現在のクライアント接続をすべて無効化します。

  • lib_cmd delete target target_id (y/n)

    指定したターゲットを構成から削除します。指定した削除を確定するには確認 (y) が必要です。

  • lib_cmd display drive [drive_id ][-p acs_id | all ][-l lib_id | all ][-t drive_type ][-u acs_id ]

    指定したドライブまたは指定したライブラリ内のすべてのドライブのサマリーを生成します。

    • オプションを指定せずに 'display drive all' を発行すると、各物理 ACS に含まれているすべてのボリュームのリストが生成されます。

    • '-t' オプションを指定した場合、指定したドライブタイプのドライブのみが表示されます。

    • '-p' オプションを指定すると、指定した物理 ACS 内のドライブのみが表示されます。

    • '-l' オプションを含めると、指定した論理ライブラリに割り当てられているドライブのみが表示されます。'-l' オプションのあとに "all" を指定すると、構成されている論理ライブラリのそれぞれに関連付けられているすべてのドライブが表示に含められます。

    • '-u' オプションは、関連する ACS に含まれている未割り当てのドライブのみを表示します。このオプションのあとには、目的の ACS を指定する引数が続いている必要があります

  • lib_cmd display initiator

    ACSLS が識別できるすべてのイニシエーターのリストを生成します。各イニシエーターは、World Wide 名と別名で一覧表示されます。

  • lib_cmd display library [ -p acs_id | all ] [ -l lib_id | all ]

    リクエストされたライブラリ ID の属性を表示します。

    • l - 論理ライブラリ

    • p - 物理ライブラリ

  • lib_cmd display mapping [ lib_id | all ]

    各ライブラリ ID (または、すべてのライブラリ) のイニシエーターとターゲットのマッピングのリストを生成します。

  • lib_cmd display target

    ACSLS が識別できるすべてのターゲットのリストを生成します。

  • lib_cmd display volume [ vol_id | vol-range] [ -p acs_id | all ][ -l lib_id | all ][ -u acs_id ]

    指定したボリュームまたはボリュームセットのサマリー情報を生成します。

  • lib_cmd vary library lib_id [online|offline|diagnostic]

    論理ドライブの目的の状態を、指定した (オンライン、オフライン、診断) 状態に変更します。

  • lib_cmd vary library lib_id drive_id [online|offline|diagnostic]

    論理ライブラリの目的の状態を、指定した (オンライン、オフライン、診断) 状態に変更します。

  • lib_cmd [ exit | quit | log ]

プールの管理

役立つ cmd_proc 操作:

  • define pool low_water_mark high_water_mark pool_id ...[overflow]

    スクラッチプールを作成または変更します

  • query pool pool_id ... | all

    スクラッチプールの属性を表示します

  • query scratch pool_id ... | all

    プール内のスクラッチボリュームのステータスを表示します

  • set scratch pool_id vol_id | volrange

    ボリュームのスクラッチ属性を設定し、ボリュームをスクラッチプールに割り当てます

  • set scratch off pool_id vol_id | volrange

    ボリュームをスクラッチからデータに変更します

  • delete pool pool_id ... | all

    空のスクラッチプールを削除します

  • mount * drive_id pool_id

    指定したプールからスクラッチボリュームをマウントします (単一メディアライブラリ)

  • mount * drive_id

    共通プールからスクラッチボリュームをマウントします (単一メディアライブラリ)

  • mount * drive_id pool_id media media_type

    指定したプールから特定のメディアタイプのスクラッチボリュームをマウントします

  • mount * drive_id pool_id media *

    特定のプールから、スクラッチのプリファレンス定義に基づくメディアタイプのスクラッチボリュームをマウントします

  • mount * drive_id media *

    共通プールから、スクラッチのプリファレンス定義に基づくメディアタイプのスクラッチボリュームをマウントします

  • mount * drive_id media media_type

    共通プールから指定したメディアタイプのスクラッチボリュームをマウントします

  • display pool pool_id ...| *

    特定のプールまたはすべてのプールのスクラッチプール情報を表示します

  • query mount * pool_id ... [media media_type | media *]

    指定したスクラッチプール (またはプール内のボリュームメディアタイプ) のメディア互換ドライブのステータスを表示します

役立つ Unix 操作には次が含まれます。

  • watch_vols [start|stop]

    新しく挿入されたボリューム、監査またはカートリッジ回復によって発見されたボリューム、監査やカートリッジの回復/挿入によってふたたびアクティブ化されたボリュームについて、事前定義のポリシーを確認します。

ボリュームの管理

役立つ cmd_proc 操作には次が含まれます。

  • mount vol_id drive_id [bypass] [readonly]

    データボリュームまたはクリーニングカートリッジをマウントします。

  • dismount vol_id drive_id [force]

    データボリュームまたはクリーニングカートリッジをマウント解除します。

  • display volume vol_id | vol_range | *-clean

    クリーニングカートリッジのボリューム情報を表示します。

  • display volume * [-media media type] -f media end_of_life warranty_life -s end_of_life

    ボリュームの保証期限と残期間のパーセンテージを、期限でソートして表示します。

  • eject cap_id vol_id | volrange ...

    ライブラリからボリュームを取り出します。

  • move vol_id lsm_id

    指定した LSM にボリュームを移動します。

  • set clean max_usage | vol_id | volrange

    クリーニングカートリッジの属性を設定します。

  • set clean off vol_id | volrange

    クリーニング属性をデータカートリッジに戻します。

  • volrpt [-s vol | loc | use] [-d] [-f filename][-z] [-a | -l | -v identifier_list]

    ボリュームレポートを作成します。

役立つ Unix 操作には次が含まれます。

  • del_vol [-n] [-d] [-f] [-q] vol_id

    オフライン LSM 内のボリュームを削除します。

  • ejecting.sh [-dmox] -c <CAPlist> -v <volumelistfile>

    一括取り出しボールティング操作を容易にします。

  • lib_cmd eject cap <cap_id> [-verbose] volume <vol_id...vol_id> | file <path_to_volume_list>

    (42 を超える) 長いボリュームリストを指定する機能を含め、取り出し操作をサポートします。

  • moving.sh -f vol_list_file -t lsm_id...

    複数のカートリッジを 1 つ以上の LSM に移動します。

ステータスの問い合わせ

  • query server

    ACSLS およびライブラリのステータスを問い合わせます。

  • query acs acs_id ... | all

    ACS のステータスを問い合わせます。

  • query lsm lsm_id ... | all

    LSM のステータスを問い合わせます。

  • query cap cap_id ... | all

    CAP のステータスを問い合わせます。

  • query drive drive_id ... | all

    ドライブのステータスを問い合わせます。

  • query lmu acs_id ... | all

    シングル LMU およびデュアル LMU の両 ACS 構成について、LMU およびポートのステータスを問い合わせます。

  • query mount vol_id

    指定したデータボリュームのメディア互換ドライブを問い合わせます。

  • query mount * pool_id ... [ media media_type | media *]

    指定したスクラッチプール (またはプール内のボリュームメディアタイプ) のメディア互換ドライブを問い合わせます。

  • query port port_id .... | all

    ポートのステータスを問い合わせます。

  • query volume vol_id ... | all

    ボリュームの場所を問い合わせます。

  • query clean vol_id ... | all

    クリーニングカートリッジのステータスを問い合わせます。

  • query scratch pool_id ... | all

    プール内のスクラッチボリュームを問い合わせます。

  • query pool pool_id ... | all

    スクラッチプールの属性を問い合わせます。

  • query request request_id ... | all

    リクエストのステータスを問い合わせます。

  • query lock drive | volume identifier ... | all

    ドライブまたはボリュームのロックステータスを問い合わせます。

  • query clean vol_id... | all

    クリーニングカートリッジの属性を問い合わせます。

ライブラリコンポーネントの変更

  • vary acs acs_id ... online | offline | diagnostic [force]

    目的の状態および ACS の状態を変更します。

  • vary lsm lsm_id ... online | offline | diagnostic [force]

    LSM の状態を変更します。

  • vary cap cap_id ... online | offline | diagnostic [force]

    CAP の状態を変更します。

  • vary drive drive_id ... online | offline | diagnostic [force]

    ドライブの状態を変更します。

  • vary port _port_id ... online | offline

    目的の状態およびポートの状態を変更します。