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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.4.0 for Linux x86-64
E67393-01
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1 Oracle Database Applianceソフトウェアの更新

最新のソフトウェアによるOracle Database Applianceの実行を維持するには、パッチをチェックし、リリースされたときにパッチを適用します。新機能を提供するだけでなく、パッチは、既存の機能の機能性を向上させます。

Oracle Database Applianceのパッチ・バンドルは、四半期ごとにリリースされます。My Oracle Supportのノート888888.1には、最新のOracle Database Applianceパッチ・バンドルに関する情報が記載されています。

Oracle Database Applianceのパッチ・バンドルについて

Oracle Database Applianceのすべてのパッチ適用は、通常のOracle Database Applianceパッチ・バンドルを使用して行われます。パッチ・バンドルは、次に示すシステム全体に関連するすべてのパッチを提供します。

  • BIOS

  • ハードウェア・ドライバと管理パックおよび様々なコンポーネントのファームウェア・ドライバ

  • Oracle Appliance Managerソフトウェア

  • Oracle Linux

  • Oracle VM

  • Java Development Kit (JDK)

  • Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)

  • Oracle Databaseパッチセット更新(PSU)

  • Oracle Auto Service Request (ASR)

  • Oracle Grid Infrastructure

  • Oracle Intelligent Platform Management Interface (IPMI)

パッチ・バンドルは、3つの論理グループで構成されています:

パッチ・コンポーネント パッチ適用対象コンポーネント
インフラストラクチャ(INFRA) ディスク・ファームウェア、コントローラ・ファームウェア、Linuxオペレーティング・システム、ILOM、BIOS、Hardware Management Pack、IPMI、OAKCLI、ASR、仮想化プラットフォームの場合、このコンポーネントにはDom0の更新も含まれる
Oracle Grid Infrastructure (GI) Oracle Grid Infrastructureスタック
データベース RDBMSスタック


重要:

パッチ・バンドルは、最初にインフラストラクチャ・コンポーネント、その次にOracle Grid Infrastructureスタック、Oracle Databaseの順に適用する必要があります。

Oracle Database Applianceソフトウェアへのパッチ適用

この項では、Oracle Database Appliance上のソフトウェアにパッチを適用するための一般的な手順の概要を、例を挙げて説明します。個々のパッチを適用する方法の詳細は、そのパッチのReadmeファイルおよびヘルプ情報を参照してください。


注意:

パッチ適用およびバグの詳細は、MOSドキュメント888888.1を参照してください。指定されたパッチに固有の情報については、パッチのReadmeをお読みください。

インフラストラクチャのパッチ(OS、Firmware、Oracle ILOMなど)は、パッチの適用時にOracle Database Applianceを短時間停止する必要があります。Oracle Appliance Managerでは、パッチが間違った順序でインストールされないように、パッチ適用のすべての前提条件が満たされているかどうかの確認が行われます。たとえば、最初にインフラストラクチャを更新せずに、Oracle Grid Infrastructureにパッチを適用することはできません。

ほとんどの新しいパッチは、両方のノードに自動的にインストールされます。1つまたは両方のノードにパッチがインストールされているかどうかは、パッチ・プロセスによって表示される出力で通知されます。1つのノードにのみインストールされる古いパッチの場合は、2番目のノードでoakcli update -patchコマンドを実行する必要があります。

ステップ1: My Oracle Supportでのパッチの選択およびダウンロード

  1. 外部クライアント・マシンから、My Oracle Supportにログオンし、次のURLにあるノート888888.1にアクセスします。

    >https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=888888.1
    
  2. 「Patch Search」で、製品の一覧からOracle Database Applianceを選択します。

  3. 「Select a Release」リストから、パッチ・リリース番号を選択します。

  4. 「Search」をクリックします。

  5. 1つ以上のパッチを選択し、「Download」をクリックします。


注意:

Oracle Database Applianceパッチ・バンドルまたは(SAPサービス・マーケットプレイスからダウンロードした)SAPパッチ・バンドルを使用して、Oracle Database Applianceにパッチを適用する必要があります。Oracle Grid Infrastructure、Oracle DatabaseまたはOracle Linuxの個別パッチは使用しないでください。Oracle Database Applianceを対象としていないパッチを使用した場合、あるいはOpatchまたは同等のパッチ適用ツールを使用した場合は、Oracle Database Applianceインベントリが更新されず、その後のパッチ更新を実行できません。

ステップ2: パッチ・バンドルのコピーおよび解凍

  1. Oracle Database Applianceにrootとしてログインします。

  2. Oracle Database Applianceの各ノード上の一時ディレクトリ(たとえば/tmp)にパッチを移動します。


  3. 注意:

    Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームでは、ODA_BASE (Dom1)にパッチ・バンドルをコピーします。

  4. インストールのためにパッチを準備するには、oakcli unpack -packageコマンドを使用して各ノードのパッチ・ファイルを解凍します。このコマンドにより、パッチ・バンドルが解凍/展開され、パッチ・リポジトリにパッチ・バンドルの内容がコピーされます。パッチ・バンドル・ファイルの完全なパスを指定するには、次の構文を使用します(pathは、パッチ・ファイルの絶対パスです)。

    # oakcli unpack -package path

Oracle Database Applianceリリース12.1.2.4.0のパッチ・ファイルの準備:

  1. パッチ・ファイル(p21204676_121240_Linux-x86-64_1of2.zipおよびp21204676_121240_Linux-x86-64_2of2.zip)を各ノードの/tmpディレクトリにコピーします。

  2. 次のoakcli unpack -packageコマンドを実行します。

ノード0の場合:

# oakcli unpack -package /tmp/p21204676_121240_Linux-x86-64_1of2.zip
# oakcli unpack -package /tmp/p21204676_121240_Linux-x86-64_2of2.zip

ノード1の場合:

# oakcli unpack -package /tmp/p21204676_121240_Linux-x86-64_1of2.zip
# oakcli unpack -package /tmp/p21204676_121240_Linux-x86-64_2of2.zip

ステップ3: 更新するコンポーネントの確認

パッチをインストールする前に、パッチを適用するコンポーネントを確認し、起こり得る問題を見つけるために、ノード0でoakcli validate -c ospatch -ver patch_versionコマンドを実行します。このコマンドにより、パッチの適用が必要なコンポーネント一覧のレポートが表示されます。コンポーネントがサポート・バージョンに対して「最新」と表示されている場合、そのコンポーネントにパッチは適用されません。

たとえば、12.1.2.4.0パッチで発生する可能性のある問題を確認するには、次のコマンドを使用します。

# oakcli validate -c ospatch -ver 12.1.2.4.0

コマンドの出力に、パッチが成功するかどうかが示されます。たとえば、RPMの依存関係に不備があり、問題の可能性を指摘された場合は、停止時間を設けて予想される問題を修正するまで、パッチの適用を延期できます。

ステップ4: インフラストラクチャ(INFRA)へのパッチの適用

Oracle Database Applianceに現在インストールされているパッチよりも新しいパッチ・バージョンへのアップグレードを実行する場合は、適切なバージョンのOracle Appliance Managerを得るために、デプロイしているバージョン・レベルへのインフラストラクチャ(INFRA)のパッチ適用が必要です。

インフラストラクチャのパッチ適用は、共有コンポーネントへのパッチの適用時に、停止時間が必要になります。エラーが発生した場合は、同じコマンドを再発行してパッチ適用プロセスを再起動できます。

インフラストラクチャにパッチを適用するには:

  1. パッチ適用プロセスを起動するには、ノード0にのみ次のコマンドを実行します。同時に両方のノードにパッチが適用されます。

    #/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch <version> --infra
    

    versionは、パッチ更新のバージョン番号です。次に例を示します。

    #/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch 12.1.2.4.0 --infra
    

    インフラストラクチャのパッチは、両方のノードに自動的にインストールされます。片方のノードにパッチがインストールされている場合は、パッチ・プロセスによって表示された出力を見るとわかります。

ステップ5: グリッド・インフラストラクチャ(GI)コンポーネントへのパッチの適用


重要:

グリッド・インフラストラクチャのパッチ適用を試みる前に、インフラストラクチャにパッチを適用する必要があります。

グリッド・インフラストラクチャのパッチ適用プロセスは、ノード0にパッチを適用したら自動的にノード1にパッチを適用するローリング・アップグレードです。これにより、グリッド・インフラストラクチャは、パッチ適用時にいずれかのノードで稼働できます。

グリッド・インフラストラクチャのパッチ適用プロセスを起動するには、oakcli update -patch <version> --giコマンドを実行します。

#/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch <version> --gi

versionは、パッチ更新のバージョン番号です。次に例を示します。

#/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch 12.1.2.4.0 --gi

ステップ6: データベースへのパッチの適用

「Oracle Database ApplianceでのOracle Databaseの更新およびアップグレード」を参照し、特定のデプロイメントへのパッチの適用手順に従ってください。


重要:

Oracle Databaseのパッチ適用を試みる前に、インフラストラクチャおよびグリッド・インフラストラクチャにパッチを適用する必要があります。

ステップ7: インストールの検証

Oracle Database Applianceへのパッチのインストールを検証するには、oakcli validate -dコマンドを実行します。このコマンドは、ディスク・キャリブレーションを含むすべてのシステム・チェックを実行します。

# /opt/oracle/oak/bin/oakcli validate -d  

Oracle Database Applianceの再イメージ化

Oracle Database Applianceには、工場出荷時にデフォルトのisoイメージがプリインストールされています。このisoイメージをOracle Database Applianceの再イメージ化のために使用し、ベアメタル・リストアを実行できます。

Oracle Database Applianceを再イメージ化するには、p12999313_121240_Linux-x86-64.zipファイルをダウンロードし、インストール手順の詳細についてMy Oracle Supportノート1373599.1を参照してください。