プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® GoldenGate Enterprise Manager Plug-Inリリース・ノート
12c (12.1.0.3.0)
E67379-01
 

 

Oracle® GoldenGate

Enterprise Manager Plug-Inリリース・ノート

12c (12.1.0.3.0)

E67379-01(原本部品番号:E63071-01)

2015年6月

このドキュメントでは、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGate 12c (12.1.0.3.0)リリースの新機能、主な変更点および既知の問題について説明します。次の項が含まれます:

1 概要

Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateはOracle Enterprise Manager (EM) Cloud Controlの機能を拡張して、次を含むOracle GoldenGateプロセスのモニタリングおよび管理をサポートします。

  • カスタマイズ可能な単一のWebページでのOracle GoldenGateリリース11g (11.2)以降のすべてのインスタンスのサマリーの表示。

  • 多数のメトリック値およびメトリック履歴の詳細な調査。

  • インシデントによる通知およびチケット作成の自動化。

  • 数値メトリックの履歴傾向のグラフ化。

  • 拡張EMターゲット昇格(Oracle GoldenGateインスタンスのすべてのターゲットを同時に昇格)。

1.1 ホームページ

インスタンスのプロセスごとに、Oracle GoldenGate EM Plug-inのホームページが表示されます。

  • ターゲット名

  • ターゲット・タイプ(ExtractやManagerなど)

  • プロセスのステータス

  • ラグ(秒)

  • ラグ傾向を表示するスパークライン・グラフ

  • 操作合計

  • 操作差分

  • 秒当たりの操作差分

  • インシデント

  • 最後のOracle GoldenGateチェックポイントからの経過時間

  • 最後のOracle GoldenGateチェックポイントのタイムスタンプ

1.2 カスタム画面

Oracle GoldenGate EM Plug-inには、次のカスタム画面が含まれます。

  • ホームページの表示のカスタマイズ。次の操作が可能です。

    • 特定のOracle GoldenGateインスタンスをホームページに表示するかどうかを指定します。

    • インスタンスの表示順序を変更します。

    • 代替の表示名を定義します。

    • インスタンスの説明を追加します。

  • Oracle GoldenGateターゲットの昇格。多くのExtractおよびReplicatプロセスが含まれる可能性のあるOracle GoldenGateインスタンスの昇格を簡素化するために、カスタム画面には、インスタンスに定義されたすべてのプロセスが表示され、ユーザーはすべてまたはサブネットを単一のアクションで昇格できます。

  • 高可用性をサポートするために、エージェント・ホーム画面にタブが追加されました。

1.3 サポートされているプラットフォーム

Oracle GoldenGate EM Plug-inは、HP NonStopおよびDB2 for iを除き、Oracle GoldenGate 11g (11.2以降)インスタンスを実行できるプラットフォームのモニタリングをサポートします。

1.4 サポートされているバージョン

Oracle GoldenGate EM Plug-inは、次の製品リリースで動作保証されています。

  • Enterprise Manager 12c Cloud Controlリリース1 (12.1.0.3)以降。

  • Oracle GoldenGate 11gリリース2 (11.2.1.0.17)以降。

  • フル機能を実現するには、Oracle GoldenGate Monitor Agent 12c (12.1.3)と、このOracle GoldenGate EM Plug-inを使用することをお薦めします。

2 新機能および変更された機能

この項では、このリリース12c (12.1.0.3.0)に導入されている新機能について説明します。

  • DB2 z/OSのサポートが追加されました。

  • クラスタの高可用性レプリケーション・フェイルオーバーのサポートが追加されました。

  • 新しいエージェントの管理タブがホーム・ページに追加され、マスターおよびスレーブの組合せが高可用性に設定できるようになりました。

  • ターゲット・タイプReplicatおよびExtractの場合、次を実行できます。

    • 開始、停止、強制終了および再開アクションを使用してプロセスを制御します。

    • 関連付けられている構成ファイルを表示および編集します。

    • 関連付けられているレポートおよび破棄ファイルを表示および編集します。

  • 管理者ユーザーにターゲットレベルの権限を指定するように、制御およびファイル操作を処理するための優先資格証明セキュリティが拡張されました。

  • Oracle GoldenGate Monitorエージェントを使用して、Oracle GoldenGateのモニターをリモートから実行できます。

  • レスポンス・メトリックは、以前のデフォルト/ロード・カテゴリではなく、デフォルト/可用性の下に分類されています。

3 新規および変更されたパラメータおよびコマンド

この項では、このリリースの製品の新機能または機能変更の結果、新規および更新されたOracle GoldenGate EM Plug-inのパラメータおよびコマンドの情報について説明します。

このリリースでは、新しいパラメータまたはコマンドはありません。

4 適用可能なGGSCIコマンド

次のGGSCIコマンドは、Oracle GoldenGateに適用可能です。

  • START JAGENTは、Oracle GoldenGateインスタンスのJAgentを起動します。

  • STOP JAGENTは、JAgentを停止します。

  • INFO JAGENTおよびSTATUS JAGENTは、JAgentが実行中かどうかを示します。

  • CREATE DATASTOREは、Oracle GoldenGate Extract、ReplicatおよびManagerプロセスによって提供される監視情報を保持するための記憶域を作成します。

  • REPAIR DATASTOREは、すべてのExtractおよびReplicatプロセスが登録されていることをチェックし、内部整合性の問題の解決を試みます。これは、Oracle Supportによって指示された場合にのみ使用してください。

5 非推奨

  • OGG_VIEW_DISCARD_FILEロールとログ・ファイルは非推奨です。

  • feature_version.xmlファイルを使用したOracle GoldenGateの特定のリリースのサポートは、このリリースでは自動的に設定されるため非推奨です。

6 インストールとアップグレード

Oracleからダウンロードしたインストール・ファイルは、gzipではなく、標準のZIPファイルで圧縮されています。ダウンロードを圧縮解除するには、次の方法を使用します。

Windows

WinZipまたはZIPファイルをサポートする別の圧縮解除方法を使用します。

Linux、メインフレーム、UNIX

unzipコマンドを使用します。

これらのユーティリティがない場合は、次のOracle UnZipユーティリティ・ダウンロードのWebサイトからダウンロードできます。

http://updates.oracle.com/unzips/unzips.html

インストールおよびアップグレード手順の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Oracle GoldenGate System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド』を参照してください。

7 修正された問題

具体的なBugDBバグ識別番号またはサービス・リクエスト(SR)チケット番号に関する質問は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。

Oracle Bug#21081841 - EM: 単一の子ターゲットの昇格が予想どおりに動作しない

ターゲットを昇格すると、インスタンスで一致したすべてのプロセスが返されます。

Oracle Bug#20563884 - OEM権限伝播グループにGoldenGateターゲットを追加できない

コンポジット・ターゲットの場合、is_ propagating = 1は、権限がそのメンバー・ターゲットに渡されることを意味します。oracle_goldengateターゲットの場合、is_propagatingが1に設定されるようになりました。

Oracle Bug#20255354 - 合計無視とデルタ無視がReplicatメトリックから欠落している

Replicatプロセスに対して合計無視とデルタ無視が追加されました。

Oracle Bug#19688486 - デルタ値の負の値

パフォーマンスMPの現在の値がゼロである場合、そのデルタ値もゼロになるようになりました。

Oracle Bug#19412616 - GoldenGateターゲットが停止した場合のアラート・メッセージを改善する

ターゲットが停止した場合、「ターゲットは停止しています」とメッセージが表示されるように改善されました。

Oracle Bug#18176892 - OEMページのメッセージ・メトリックが正しく動作しない

GoldenGateターゲットのメッセージ・メトリックは削除され、ターゲット・メタデータにログ・モニタリング構成が追加されました。

Oracle Bug#16984726 - JAgentパスワードがOEM 12cコンソールにクリア・テキストで表示される

パスワード・フィールドはGoldenGate検出パラメータ・ページでセキュアな入力に変更されました。

8 既知の問題

具体的なバグまたはチケット番号に関する質問は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。SRはOracle Support SR番号で、BugDBはバグ識別番号です。

このリリースで見つかった既知の問題はありません。

9 My Oracle Supportの利用

My Oracle Supportを使用して、お客様、パートナおよびOracle従業員から報告された解決策、回避策およびその他の情報を検索できます。My Oracle Supportでは、SRチケットをオープンすることもできます。SRの解決にパッチが必要な場合は、ダウンロード方法に関する手順をMy Oracle Supportから入手してください。


注意:

Oracle GoldenGateおよびサポートをディストリビュータ経由で購入した場合は、My Oracle Supportを通してサービス・リクエストを作成するのではなく、ディストリビュータにお問い合せください。

9.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの表示

Oracle GoldenGateナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。

  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。

  3. 「Knowledge」タブをクリックします。

  4. 「製品または製品ラインを選択します」フィールドで、GoldenGateと入力し、Oracle GoldenGate製品を状況依存リストから選択して結果を絞り込みます。(このリストが表示されるまで数秒待機する必要が生じる場合があります)。

  5. 「検索条件の入力」フィールドで、検索キーワードまたは複数のキーワードを入力して、問合せを絞り込みます。

「ヘルプ」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

9.2 Oracle GoldenGate SRチケットの作成

質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・リクエスト・チケットをオープンできます。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。

  2. 言語を選択し、資格証明でサインインします。このWebサイトを使用するための登録がまだの場合は、登録する必要があります。

  3. 「サービス・リクエスト」タブをクリックします。

  4. 「SRの作成」をクリックします。

  5. サービス・リクエストの作成ウィザードを使用して、SRを完了して送信します。「ヘルプ」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

10 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Enterprise Manager Plug-Inリリース・ノート, 12c (12.1.0.3.0)

E67379-01

Copyright © 2012, 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。