Oracle Enterprise Pack for Eclipse Oracle Mobile Application Framework (OEPE Edition)でのモバイル・アプリケーションの開発 リリース2.1.3 E67371-01 |
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この章では、依存性トラッキング、検証、視覚化およびリファクタのサポートのためにOEPEにより提供されるソリューションであるAppXRayについて説明します。AppXrayは、maf-application.xml
、maf-feature.xml
、AMXページ、MAFタスク・フローおよびデータ・コントロールを含むすべてのMAFアーティファクトで有効です。
この章には次の項が含まれます:
OEPEにより提供されるAppXrayテクノロジは、アプリケーションのMAFアーティファクトを分析し、この情報を使用してアプリケーションの多くのレイヤー全体にわたる検証および一貫性を提供します。
AppXrayは利用しているMAFアプリケーションで使用でき、これはデフォルトで有効にされています。AppXrayは、アーティファクトを追跡し移入することができるアプリケーション・データベースを構築します。MAFアーティファクトは検出され、このデータベースに追加されます。アプリケーションでの作業時、AppXrayはアプリケーション・データベースを自動的に管理します。これによりパフォーマンスが低下する場合、自動管理を選択的に無効にして、必要に応じてアプリケーション・データベースを構築することができます。
AppXrayにより検出されたエラーは、「問題」ビューに表示され、依存性はAppXaminerにグラフィカルに表示されます。
AppXrayは次のような情報を収集します。
maf-application.xml
maf-feature.xml
AMXページ
MAFタスク・フロー
データ・コントロール
リソース・バンドル
CSS
イメージ・ファイル
AppXrayを使用する際、依存性を表示するツールはAppXaminerと呼ばれます。
AppXrayでは、OEPEによるMAFアーティファクト全体にわたるリファクタのサポートが可能です。リファクタ・オプションでは、アプリケーションが使用するアーティファクトの名前の変更、移動および削除ができます。これらのリファクタ・オプションは、行った変更と、その変更に依存するアプリケーションの他の部分とを同期させます。
AppXaminerは、プロジェクト・エクスプローラのMAFアーティファクトのコンテキスト・メニューから開きます。
依存性の関係を表示するには次の手順を実行します。
プロジェクト・エクスプローラでアセンブリ・プロジェクト・ノードを展開し、「MAF」 >「MAFアプリケーション・エディタ」にナビゲートします。MAFアプリケーション・エディタを右クリックし、コンテキスト・メニューから「AppXray依存性の表示」を選択します。MAFノードの下の任意のエディタおよびプロジェクトの任意のファイル・アーティファクト上で依存性を見ることができます。
図24-1に示すように、MAFアプリケーション・エディタ・ノードを右クリックし、AppXray依存性の表示を選択します。
MAFノードの下の任意のエディタのおよびプロジェクトの任意のファイル・アーティファクト上のコンテキスト・メニューから、「AppXrayの依存性を表示」を選択して、依存性を見ることができます。
AppXrayのUIビューアであるAppXaminerは、図24-2に示すように、選択されたアーティファクトと他のコンポーネントとの関係を表示するエディタで開きます。
AppXaminerでは、アーティファクト間の関係を即座に見ることができます。次に、図24-2について説明します。
数値は、コンポーネントが他のコンポーネントとの間に持つ参照の数を示します。
ノードを展開して他のコンポーネントとの関係を見ることができます。
AppXaminerのコンテキスト・メニューから次のことを実行できます。
「AppXrayの依存性の表示」を選択してそのアーティファクトの依存性を表示する。
「参照詳細の表示」を選択する。関係する詳細なコンポーネントを表示するポップアップ・ウィンドウが開きます。
「開く」を選択してエディタでファイルを表示する。
AppXrayでは、OEPEによるMAFアーティファクト全体にわたるリファクタのサポートの提供が可能なため、アプリケーションが使用するアーティファクトの名前の変更、移動および削除ができます。
これらのリファクタ・オプションは、行った変更と、その変更に依存するアプリケーションの他の部分とを同期させます。
アーティファクトをリファクタする際には、AppXRayにより「リソースの名前変更」ダイアログが表示され、ここで変更内容をチェックおよび確認きます。図24-3を参照してください