Dgraph Gatewayコマンド・ユーティリティについて

Dgraph Gatewayには、Dgraphノードをリストし、一括ロード・ポートを割り当て、バージョン情報を提供し、Dgraphのキャッシュ・ウォーミング操作を実行する、コマンド行インタフェースがあります。

Dgraph Gatewayコマンド・ユーティリティは、デフォルトでは$BDD_HOME/server/endeca-cmdディレクトリにあります。ディレクトリには、コマンドを実行できる、endeca-cmdという名前のスクリプトが含まれています。

endeca-cmdユーティリティには、Javaランタイム環境(JRE)の実行が必要です。そのため、システムのPATH変数定義の先頭に、インストールされたJDKのbinディレクトリが含まれていることを確認してください。または、JAVA_HOME環境変数が正しく設定されていることを確認してください。

コマンド

endeca-cmdスクリプトは、次のDgraph Gatewayコマンドを実行できます。
オプション 説明
allocate-bulk-load-port リーダー・ノードのホスト名および一括ロード・インタフェースに使用されるポートを返します。
dump-session 指定されたセッションIDのDgraphのセッション情報を返します。
list-compute-nodes クラスタ内で実行中のDgraphノードのリストを返します。
version Dgraph GatewayのバージョンおよびDgraphのバージョン(Dgraphが現在実行中の場合)をリストします。
warm-cache カスタムのウォームアップ・スクリプトを必要とせずに、Dgraphキャッシュをウォームします。

構文

endeca-cmdスクリプトを実行するための構文は、次のとおりです。
endeca-cmd <operation> [operation options] [global options]

オンライン・ヘルプの利用

--helpオプションは、Dgraph Gatewayコマンドの使用方法のヘルプを提供します。全般的なヘルプを表示するための構文は、次のとおりです。
endeca-cmd --help
特定のコマンドに関するヘルプを表示するための構文は、次のとおりです。
endeca-cmd <operation> --help
この例では、list-compute-nodesコマンドの使用方法のヘルプを表示します。
endeca-cmd list-compute-nodes --help