URL関数

URL関数は、URL内で使用されているホスト名など、特定のURLの一部を返します。

次の表では、「変換」でサポートしているURL (Uniform Resource Locator)関数について説明します。

ユーザー関数 戻り値のデータ型 説明
getURLAuthority(String url) String URLの権限部を単一割当文字列属性として返します。権限部分は、オプションのユーザー情報部、ホスト名(ドメイン名またはIPアドレスなど)およびオプションのポート番号で構成されます。
getURLHost(String url) String URL内のホスト名を単一割当文字列属性として返します。
getURLPath(String url) String URL内のパスを単一割当文字列属性として返します。パスの先頭は一重のフォワード・スラッシュであり、二重のフォワード・スラッシュではありません。URLに一重のフォワード・スラッシュが含まれていない場合、nullを返します。
getURLPort(String url) Long URLのポート番号を単一割当ロング属性として返します。URLにポート番号が含まれていない場合、-1を返します。
getURLProtocol(String url) String URLのプロトコル名を単一割当文字列属性として返します。プロトコルの例として、httphttpsおよびftpがあります。URLに有効なプロトコルが含まれていない場合、nullを返します。
getURLQuery(String url) String URLの問合せ部を単一割当文字列属性として返します。問合せ部は、疑問符("?")によって区切られるオプション部であり、本質的に階層的ではない追加の識別情報が含まれます。URLに問合せ部が含まれていない場合、nullを返します。
getURLRef(String url) String URLの参照部を単一割当文字列属性として返します。参照部(フラグメントとも呼ばれる)は、シャープ記号(#)とそれに続くいくつかの文字によって示されます。URLに参照部が含まれていない場合、nullを返します。
getURLUserInfo(String url) String URLのユーザー情報部を単一割当文字列属性として返します。ユーザー情報部の末尾はアット・マーク(@)です。URLにユーザー情報部が含まれていない場合、nullを返します。

URL関数の例

getURLAuthorityの例:
getURLAuthority('http://jjones:hello@www.example.com:1080/docs/resource1.html')
jjones:hello@www.example.com:1080を単一割当文字列属性として返します。
getURLHostの例:
getURLHost('http://www.example.com:1080/docs/resource1.html')
www.example.comを単一割当文字列属性として返します。
getURLPathの例:
getURLPath('http://www.example.com:1080/docs/resource1.html')
/docs/resource1.htmlを単一割当文字列属性として返します。
getURLPortの例:
getURLPort('http://www.example.com:1080/docs/resource1.html')
1080を単一割当ロング属性として返します。
getURLProtocolの例:
getURLProtocol('http://www.example.com:1080/docs/resource1.html')
httpを単一割当文字列属性として返します。
getURLQueryの例:
getURLQuery('http://www.example.com:1080/ShowOrder.aspx?ID=10248')
ID=10248を単一割当文字列属性として返します。
getURLRefの例:
getURLRef('http://www.example.com:1080/docs/chapter1.html#introduction')
introductionを単一割当文字列属性として返します。
getURLUserInfoの例:
getURLUserInfo('http://jjones:hello@www.example.com:1080/docs/resource1.html')
jjones:helloを単一割当文字列属性として返します。