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Oracle® Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナ・リリース・ノート
12c (12.2.1)
E70090-01
 

 

Oracle® Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナ

リリース・ノート

12c (12.2.1)

E70090-01(原本部品番号:E68957-01)

2015年11月

このドキュメントでは、Oracle Business Intelligence Mobileアプリ・デザイナ12c (12.2.1)の要件、サポートされるコンポーネント、および既知の問題について説明します。

内容は次のとおりです。

1 要件およびサポートされるコンポーネント

この項では、BI Mobileアプリ・デザイナのシステム要件およびサポートされるコンポーネントについて説明します。

表1に、Oracle BI Mobileアプリ・デザイナ、リリース12.2.1についてテスト済のバージョンをリストします。

表1 テスト済Oracle BI Mobileアプリ・デザイナ・コンポーネントのバージョン

要件/コンポーネント テスト済バージョン

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition

12.2.1

設計時ブラウザ

  • Chrome 19以上

  • Safari 5.x

  • FireFox 13以上

  • Internet Explorer 8、9.x(標準モードのみ)

モバイル・デバイス

  • Apple iPad

  • Apple iPad Mini

  • Apple iPhone

  • Samsung Galaxy S 4

  • Samsung Galaxy Tab 2

  • Google Nexus 4、7、10

  • Windows Surface

モバイル・ブラウザ

  • Safari (iOS上)

  • Chrome (Android上)

  • Internet Explorer 11 (Windows上)


2 既知の問題

このリリースのOracle BI Mobileアプリ・デザイナの既知の問題を次に示します。

2.1 Internet Explorer 10は互換モードではサポートされない

Internet Explorer 10ブラウザを互換モードで実行する場合、Oracle BI Mobileアプリ・ライブラリを開けません。この問題を回避するには、互換モードを無効にするか、表1にリストしたHTML5準拠の別のブラウザを使用します。

2.2 一部の設計時ユーザー・インタフェース要素は英語でのみ表示される

アプリ・デザイナのユーザー・インタフェースの一部の要素(ボタン・ラベル、メニュー、プロパティ・ラベル、ダイアログなど)は、ユーザー・インタフェースのロケール・プリファレンス設定に関係なく英語でのみ表示可能です。これは設計時のみの問題で、実行時のアプリまたはデータの翻訳には影響しないことに注意してください。

2.3 bimad.logファイルを作成する手動手順がアップグレードに必要

BI Mobileアプリ・デザイナの最初のリリースでは、ログ・メッセージはbipublisher.logファイルに書き込まれていました。V2リリース(11.1.1.7.10-BIMAD-PS1)より、BI Mobileアプリ・デザイナで独自のログbimad.logが作成されます。ただし、以前のバージョンからアップグレードする場合、システムでbimad.logファイルを作成する手動手順を実行する必要があります。この手順を実行しない場合、BI Mobileアプリ・デザイナのログ・メッセージは、引き続きbipublisher.logに書き込まれます。

アップグレードした環境でbimad.logファイルを作成するには、次のようにしてlogging.xmlファイルを更新します。

  1. Oracle WebLogic Serverの停止

  2. BI Foundationドメイン・ホームのlogging.xmlファイルに移動します。次に例を示します。

    mw_home/user_projects/domains/bifoundation_domain/config/fmwconfig/servers/bi_server1
    
  3. ファイルの<log_handlers>セクションを見つけ、次のエントリを追加します。

       <log_handler name='bimad-handler' class='oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory'>
        <property name='path' value='${domain.home}/servers/${weblogic.Name}/logs/bimad/bimad.log'/>
        <property name='maxFileSize' value='10000000'/>
        <property name='maxLogSize' value='100000000'/>
       </log_handler> 
    
  4. ファイルの<loggers>セクションを見つけ、次のエントリを追加します。

      <logger name='oracle.bimad' level='WARNING:1' useParentHandlers='false'>    <handler name='bimad-handler'/>
       </logger>
    
  5. logging.xmlファイルを保存し、Oracle WebLogic Serverを再起動します。

2.4 データ制限を超えたというエラーでアプリが失敗する

リリース12.2.1にアップグレードした後、以前はエラーなく実行できたアプリで次の例外が発生する場合があります。

実行しようとしているレポートは、このサーバーに設定されたデータ制限を超えています。

BI Mobileアプリ・デザイナでは、システムをメモリー不足のエラーから保護するために当初Oracle BI Publisher用に導入されたプロパティ・セットであるメモリー・ガードがサポートされます。更新によってシステムにデフォルト設定が導入されるため、データ・セット・サイズがデフォルト設定値を超える場合、データ制限エラーが発生します。

この問題を回避するには、次のようにして許容データ制限を大きくします。

  1. BI Mobileアプリ・デザイナ・アプリケーションをURLから直接起動します。

    http://<host>:<port>/mobile/

  2. 「管理」をクリックします。

  3. 「管理」ページの「システム・メンテナンス」「ランタイム構成」をクリックします。

  4. プロパティ「オンライン・レポート用の最大レポート・データ・サイズ」の値を大きくします。

これらの設定はOracle BI Publisherと共有されることに注意してください。ここで設定を更新すると、BI Publisherの設定も更新されます。

3 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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