C Oracle BI Mobileのアクセシビリティ機能

この付録では、Oracle BI Mobileとともに使用できるアクセシビリティ機能について説明します。

この付録の構成は次のとおりです。

「Oracle BI Mobileでのアクセシビリティ・モードの使用」
「Apple社のiOSに搭載のVoiceOverスクリーン・リーダーを使用したOracle BI Mobileへのアクセス」

Oracle BI Mobileでのアクセシビリティ・モードの使用

Oracle BI EE(デスクトップ版)のユーザーに対してアクセシビリティ機能を有効にすると、基礎となるApple社のiOSに搭載されている次の機能を使用してBIコンテンツにアクセスできます。

VoiceOver
黒地に白
ズーム機能

ユーザーのアクセシビリティ・モードを有効にするには、そのユーザーの保存済のプリファレンス(「マイ・アカウント」にナビゲートして、「プリファレンス」タブを選択)で設定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』のアクセシビリティ機能に関する項を参照してください。

iPadの設定でVoiceOverを「オン」に設定すると、Oracle BI Mobileアプリケーションではグラフ内のデータの表示方法が変わります。グラフのデータは、グラフ変換されたピボット表として表示されます。詳細は、「Apple社のiOSのVoiceOverスクリーン・リーダーを使用したOracle BI Mobileへのアクセス」を参照してください。

iPadの設定でVoiceOverを「オン」に設定すると、(「最近」ビューおよび「お気に入り」ビューで)カルーセル・スタイル表示へのアクセスが無効になります。VoiceOverを「オフ」に設定すると、カルーセル・スタイル表示が再度有効になります。

Apple社のiOSに搭載のVoiceOverスクリーン・リーダーを使用したOracle BI Mobileへのアクセス

Apple社のiOSに搭載されているVoiceOverユーティリティを使用すると、ユーザーに対してBIコンテンツを読み上げたり、ユーザーが操作するジェスチャの状態を説明として聞こえるように読み上げたりすることができます。

iPadでアクセシビリティを設定するには:

Oracle BI Mobileアプリケーションにログインしている場合は、ログアウトします。
iPadのホーム画面で、「設定」をタップします。
「一般」セクションで、下方向にスクロールし、「アクセシビリティ」をタップします。
「視覚」セクションで、「VoiceOver」をタップします。
「オン/オフ」トグルをタップして、「オン」に切り替えます。

VoiceOverを使用したアクセシビリティをデバイスで使用できるようになりました。Oracle BI Mobileに再ログインできます。

注意:

Apple社のiOSに搭載されているVoiceOverを使用する場合に、開いているアプリケーションでVoiceOver機能を有効にするには、それらのアプリケーションをすべて再起動する必要があります。