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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareカスタム・テクノロジ・アダプタの開発
12c (12.2.1)
E69919-02
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3.1.7 WsdlSelectionPageの拡張

多くのアダプタ・ウィザード(ファイル、FTP、AQ、MQおよびJMSアダプタのウィザードなど)では、デフォルトのWSDLを生成するのではなく、ユーザーに対して、既存のWSDL、ポートタイプおよび操作を選択するオプションが用意されています。基本的に、操作の選択によって、アダプタで使用することになるスキーマが定義されます。

ただし、既存のWSDLの選択は、独自のスキーマを提供または生成するアダプタではサポートされません(たとえば、DB、B2B、BAMおよびOracle Applicationアダプタでは、独自のスキーマが生成されます)。

一部のアダプタ・ウィザードではこれら2つが複合されており、既存のWSDLが選択されると、必須スキーマを有する特定の操作が無効になります。

アダプタで既存のWSDLをサポートする必要がある場合は、WsdlSelectionPageを拡張するクラスを作成する必要があります。

この例は、CustomWsdlSelectionPageを参照してください。このクラスを拡張するために実装する必要のある抽象メソッドが3つあります。

注意:

後続のウィザード・ページでは、選択した操作でサポートされない操作および機能を無効にする必要があります。たとえば、ファイル・アダプタおよびFTPアダプタの場合、選択された操作にoutput要素が含まれるときは、「操作」ページ上の、同期読取り操作以外のすべての操作を無効にする必要があります。詳細は、JcaOperationPageの箇所を参照してください。

既存のWSDLを選択した場合でも、アダプタ・フレームワークではWSDLが生成されますが、ポート・タイプ、操作、メッセージおよびスキーマはそのWSDLでは生成されず、ユーザーが選択したWSDLがインポートされます。ラッパーWSDLで、選択されたWSDLがインポートされます。これには、importおよびpartnerlinkTypesのみが含まれます。

partnerLinkTypeを使用しないWSDLをユーザーが選択したときは、ラッパーWSDLの生成はその方法において、BPELの場合と同様です。

また、アダプタ・ラッパーWSDLでは、partnerLinkTypesが定義される上、ユーザー選択のWSDLでは使用できないヘッダー・メッセージを定義できます。