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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareカスタム・テクノロジ・アダプタの開発
12c (12.2.1)
E69919-02
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1 カスタム・テクノロジ・アダプタを開発する上での主な考慮事項

この章では、カスタム・テクノロジ・アダプタの開発を開始する前に考慮する必要のある事項について説明します。

Oracle JCA準拠アダプタは、ビジネス・アプリケーションの統合を可能にし、異種アプリケーション間の相互通信に必要な堅牢、軽量で高度にスケーラブルな標準ベースの統合フレームワークを提供します。自身の要件に基づいて、独自のカスタム・アダプタおよびランタイム・コンポーネントを作成できます。

カスタムJCAアダプタ・ウィザードは、相互作用/アクティブ化の仕様、プロパティおよびデフォルト値を構成ファイルから読み取って表示する汎用アダプタ・ウィザードです。ユーザーは、JDeveloperのデザインタイム・ファシリティを採用して、ウィザードの使用、仕様の選択、デフォルトのプロパティ値のオーバーライドおよびアダプタへの新規プロパティの追加を実行します。

つまり、カスタムJCAアダプタでは、ユーザーから情報を取得し、その情報を使用して、ランタイム・アダプタに必要な相互作用/アクティブ化の仕様およびプロパティが含まれるWSDLファイルおよびJCAファイルを作成する必要があります。