次の各トピックでは、ADFデスクトップ統合の新機能と変更機能およびこのガイドで説明する主な変更について紹介し、追加情報へのリンクを示します。
このリリースでOracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)に加えられた変更については、Oracle Technology Networkで新機能に関するページ(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/index.htm)を参照してください。
Oracle ADFデスクトップ統合12c (12.2.1)には、このドキュメントで説明する次の新規および変更された開発機能が含まれています。
エラー・メッセージをエンド・ユーザーのExcelの作業ウィンドウに表示する新機能のステータス・ビューア。詳細は、「ステータス・ビューアを使用したエンド・ユーザーへのエラー・メッセージのレポート」を参照してください。
新しいADFデスクトップ統合アドインのインストーラ。詳細は、「ADFデスクトップ統合のインストール」を参照してください。
新しいADF入力日コンポーネント。詳細は、「ADF入力日コンポーネントの挿入」を参照してください。
ビュー・オブジェクトの場合の範囲ページング・アクセス・モードのサポート。詳細は、「ADF表コンポーネントのページ定義の要件」を参照してください。
設計時にADF表コンポーネントを挿入する場合、実行時にデータをダウンロードおよびアップロードするワークシート・コマンドを作成するためのオプションを提供します。詳細は、「ExcelワークシートへのADF表コンポーネントの挿入」を参照してください。
「アップロード・オプション」ダイアログ表示するかどうかを制御する、新しいプロパティのDisplayUploadOptions。詳細は、「ADF表コンポーネントからの変更のアップロード」を参照してください。
バッチ内のすべての行にエラーが含まれるとレポートするのではなく、エラーが含まれる特定の行のエラーをADF表コンポーネントでレポートする新機能。詳細は、「ADF表コンポーネントでのバッチ処理」を参照してください。
検証が失敗したかどうかに関係なく、現在の表の行のアップロードを有効にする新しいアクションのRowUpSyncNoFail。詳細は、「RowUpSyncNoFailを使用してADF表コンポーネントからの変更を同期化する方法」を参照してください。
処理が失敗した場合に、DeleteFlaggedRowsが処理を続行するかどうかを制御する、新しいプロパティのOptions.AbortOnFailure。詳細は、「Fusion WebアプリケーションでのADF表コンポーネント行の削除」を参照してください。
ADF表コンポーネントのDeleteFlaggedRowアクションをコンポーネントのUploadアクションと同じアクション・セットで起動できるようになりました。詳細は、「Fusion WebアプリケーションでのADF表コンポーネント行の削除」を参照してください。
ADF表コンポーネントのヘッダー行の上部に追加のヘッダー行を表示することで、ADF表コンポーネントの列(動的な列を含む)のグループ化を制御する、新しいプロパティのGroupHeader。詳細は、「ADF表コンポーネントでの列のグループ化」を参照してください。
行レベルのアクション・セットを含むサーバー・サイド・モデルの状態を管理する、新しいプロパティのRowActionSetModelMgmtEnabled。詳細は、「表の列での行レベルのアクション・セットの使用」を参照してください。
統合Excelワークブックに追加できる、実行時リボン・タブに表示する新しいグループ(ワークブックおよびワークシート)。これらの新しいグループは、以前のグループの「接続」、「ワークシート」、「クリア」および「バージョン情報」に置き換わります。詳細は、「実行時リボン・タブの構成」を参照してください。
ワークシート・リボン・コマンドとして表示する複数のイメージから1つを選択できる、新しいプロパティのImage。詳細は、「実行時リボン・タブのワークシート・リボン・コマンドの構成方法」を参照してください。
Oracle Alta UIのルック・アンド・フィールに準拠する新しいスタイル。このリリースのADFデスクトップ統合で作成する統合Excelワークブックでは、これらのスタイルがデフォルトで使用されます。詳細は、「統合Excelワークブックの外観の構成」を参照してください。
サーバー上のビュー・オブジェクトで定義されたカスタム属性プロパティを使用できるようにする、新しいプロパティのCustomAttributePropertiesEnabled。詳細は、「ADFデスクトップ統合ELベースのプロパティとカスタム属性プロパティの使用」を参照してください。
統合Excelワークブックの特定のタイプのユーザー入力を検証する、新機能のデータ入力の検証。詳細は、「統合Excelワークブックのデータ入力の検証の追加」を参照してください。
Fusion WebアプリケーションのWebユーザー・インタフェースから統合Excelワークブックをカスタマイズする、新機能のADFワークブック・コンポーザ。詳細は、「Fusion WebアプリケーションへのADFワークブック・コンポーザの統合」を参照してください。
サポート、トラブルシューティング、および診断中の状況で使用する新機能の診断レポート。詳細は、「ADFデスクトップ統合診断レポートの生成」を参照してください。
表の最後の行の後に入力されたデータが保留中の挿入行に変換されるかどうかを制御する、新しいプロパティのAutoConvertNewRowsEnabled。詳細は、「ADF表コンポーネントの列プロパティ」を参照してください。
12c (12.2.1)に関するこのドキュメントは、いくつかの方法で更新され、修正情報の追加と明確化が行われています。さらに、次の各項では次のような大きな変更または追加も行われました。
「ADFデスクトップ統合のアップグレード」が更新され、新しいアップグレード方法について説明しています。
「ADFデスクトップ統合表タイプ・コンポーネントの使用」の様々な項が更新され、ADF表コンポーネントのデフォルトのModelDrivenColumnComponentサブコンポーネントについて説明しています。
新しい項の「ADF表コンポーネントへのModelDrivenColumnComponentサブコンポーネントの追加」が追加され、統合Excelワークブックの「検索および選択」ユーザー・インタフェースについて説明しています。
ドロップダウン値リスト(依存値リストを含む)を統合Excelワークブックに作成する方法について説明する、新しい章「値リストの使用」が追加されました。
第16章「複数のWebセッション間における切断モードでの統合Excelワークブックの使用」の章タイトルが「複数のWebセッション間における統合Excelワークブックの使用」に更新されました。
新しい項の「ADFデスクトップ統合互換性のプロパティ」が追加され、ADFデスクトップ統合の互換性のプロパティについて説明しています。互換性のプロパティにより、特定の機能が含まれていないADFデスクトップ統合バージョンで作成されたワークブックが、それらの動作を変更しないようにします。