プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceリリース・ノート
12c (12.2.1)
E70033-02
  目次へ移動
目次

前
 
 

1 Oracle Business Intelligence

この章では、Oracle Business Intelligence製品およびドキュメントの既知の問題について説明します。これらの問題は、インストール、移行、分析およびダッシュボード、メタデータ・リポジトリ開発、システム開発などOracle Business Intelligenceのすべての分野に関係します。

この章には次の項が含まれます:

1.1 My Oracle Supportからのパッチの取得

Oracle Business Intelligenceのパッチは定期的に公開されます。必須のパッチとオプションのパッチがあります。

使用可能なパッチを確認するには、My Oracle Supportに移動します。

http://support.oracle.com

パッチを入手するには、『Oracle Fusion Middleware Opatchによるパッチ適用』のOPatchで適用できるパッチの入手に関する項を参照してください。

1.2 Oracle Business Intelligenceの一般的な問題および回避策

この項では、Oracle Business Intelligenceに関する一般的な問題および回避策について説明します。

1.2.1 高可用性環境でのレポートへのアクセスでのエラー

高可用性環境で、Oracle BIの検索結果からレポートにアクセスするユーザーに「ページが見つからない」というエラーが表示されることがあります。

この問題を回避するには、レポートのURLに移動し、別名のホスト名(bihost1など)を物理ホスト名に置き換えます。

1.2.2 構成ファイルにInternet Protocolバージョン6アドレスを含めない

Internet Protocolバージョン6 (IPv6)を使用するようシステムを構成する場合、構成ファイルにIPv6アドレスを指定しないでください。IPv6アドレスを指定するかわりに、IPv6アドレスにマップされるホスト名またはDNSエントリを指定します。

1.2.3 Essbase接続に共有ログオンが必要

Essbaseキューブ・デプロイメント・サービス・ウィザードを使用してOracle BIリポジトリに新規Essbase接続プールを作成する場合、共有ログオン・ユーザー名およびパスワードを入力する機会はありません。しかし、現在のバージョンのOracle BIでは、すべてのEssbase接続プールについて共有ログオンが必要です。

Essbase接続プールが共有ログオンなしで構成されているため、Oracle BIサーバーはCSS共有トークン認証を使用しますが、この方法はOracle BIからのEssbase接続でサポートされなくなっています。このため、Visual Analyzerなどの特定のOracle BIコンポーネントからのEssbase接続が次のエラーで失敗します。

[nQSError: 96002] Essbase Error: Login failed with error 1051293. Verify the URL and the login credentials.

この問題を回避するには2つの方法があります。

  • Essbaseキューブ・デプロイメント・サービス・ウィザードを使用する場合、既存のEssbaseデータ・ソースおよび共有ログオン情報がすでに指定された接続プールをリポジトリから選択します。

  • Essbaseキューブ・デプロイメント・サービス・ウィザードの終了後、管理ツールでリポジトリを開き、ウィザードによって作成された接続プールを手動で更新して必要な共有ログオン情報を指定します。必要ない場合はSSOオプションを選択解除することもできます。

1.2.4 data-model-cmd.cmdランチャ・スクリプトの実行時のエラー

Oracle BI EEクライアント・インストールを対象とし、data-model-cmd.cmdランチャ・スクリプトを使用して新規コマンドライン・ツール(リポジトリのアップロード・コマンドなど)を実行すると、ClassNotFoundExceptionメッセージが表示されます。

この問題を回避するには、次の手順を実行してクライアント・インストールのbi-commandline-tools.jarを置き換えます。

  1. (オプション)Oracle BI EEクライアント・インストールでbi-commandline-tools.jarに移動し、バックアップします。このファイルは、次のディレクトリにあります。

    Oracle_Home/bi/lib

  2. Oracle BI EEの完全サーバー・インストールにアクセスし、bi-commandline-tools.jarに移動してコピーします。このファイルは次のディレクトリにあります。

    Oracle_Home/bi/lib

  3. Oracle BI EEクライアント・インストールに移動し、次のディレクトリに移動します。

    Oracle_Home/bi/lib

  4. bi-commandline-tools.jarをディレクトリに貼り付けます。

1.2.5 サンプルの使用状況トラッキング・リポジトリ・モデルのBARファイルに関する注意は無視する

『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の使用状況トラッキングに関する項に、サンプルの使用状況トラッキング・リポジトリ・モデルのBARファイル(usage_tracking.BAR)に関する注意があります。このBARファイルはユーザーによる使用を意図していないため、この注意は無視してください。

1.2.6 使用するWSDLバージョンに関する記載が不正確

『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のOracle Business IntelligenceのセッションベースWebサービスに関する項で、最後の段落に、現在のクライアント・バージョンに応じて、次のいずれかのOracle BI EE WebサービスのURLを使用してWSDLドキュメントにアクセスするように記載されています。

http://host:port/analytics-ws/saw.dll/wsdl/v6

http://host:port/analytics-ws/saw.dll/wsdl/v7

この段落では、v6やv7について記載するのではなく、Oracle BI EE 12cで、新しいコードを開発するか、既存のコードを再コンパイルする場合に、バージョン11以上のOracle BI EE WebサービスのURLを使用するように記載する必要がありました。次に例を示します。

http://host:port/analytics-ws/saw.dll/wsdl/v11

1.2.7 unpackの例にtemplateパラメータが必要

『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の新しいコンピュータの追加に関する項の手順5で、unpackコマンドには-templateパラメータを含める必要があり、含めないと失敗します。また、ヘルプを表示する構文も記載されている必要があります。

間違った記載は次のとおりです。

次の例を参照してください。

ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

./unpack.sh -domain=DOMAIN_HOME -nodemanager_type=PerDomainNodeManager

正しい記載は次のとおりです。

次の例を参照してください。

ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

./unpack.sh -template=[location of copied jar file from master node] -domain=DOMAIN_HOME -nodemanager_type=PerDomainNodeManager

注意: ヘルプを表示する構文は次のとおりです。

./unpack.sh|cmd -help

1.3 Oracle Data Visualizationの問題および回避策

この項では、Oracle Data Visualizationの問題および回避策について説明します。

1.3.1 双方向(BIDI)言語はサポートされない

Oracle Data Visualizationでは双方向言語(BIDI)はサポートされません。Oracle Data Visualizationで、BIDI言語を使用する場合、「データ・ソース」または「可視化」ペインにアクセスできません。

1.3.2 他の要素を含むキャンバスにデータ要素をドラッグするとエラーになる

アジア言語のデータ・ソース(日本語、中国語など)を使用し、すでにデータ要素を含むキャンバスでデータ要素をキャンバスの空いた領域にドラッグしようとすると、エラーが発生します。このエラーを回避するには、要素を行、列、値、色、サイズ、形状などの特定のドロップ・ターゲットに直接ドラッグします。

1.3.3 マップ視覚的要素で地理が正しく表示されない場合がある

アジア言語のデータ・ソース(日本語、中国語など)を使用する場合、マップ視覚的要素で国、州、県、省などを正しく識別できない場合があります。たとえば、中国および日本に関するデータを含むMicrosoft Excelファイルをアップロードしてチャートをマップに変更すると、中国がマップ上で正しく強調表示されないことがあります。

1.3.4 Chromeで「データ・ソース」ページが正しく表示されない

Oracle Data VisualizationをGoogle Chromeブラウザで使用する場合、データ・ソース・リストをソートするためにクリックする「サブジェクト領域」および「データ・ソース」ボタンが適切に表示されません。表示に問題はありますが、ボタンは適切に機能します。

1.4 Oracle Business Intelligenceの分析とダッシュボードの問題および回避策

この項では、Oracle Business Intelligenceの分析とダッシュボードに関する問題および回避策について説明します。

1.4.1 ツリーマップ・ビューがPDF、ExcelまたはPowerpoint形式でダウンロードされない

分析にツリーマップ・ビューが含まれる場合、Oracle BI EEを正しいバージョンのJava Development Kit (JDK)とともにインストールしていないと、Adobe Acrobat、Microsoft ExcelまたはMicrosoft Powerpointに結果を適切にエクスポートできません。

この問題を回避するには、Oracle BIサーバー・マシンにJDK 1.8.0.60をインストールします。JDKのバージョンは8u60ビルドb10以上である必要があります。Oracle BI EEをインストールする前に、JDKをインストールする必要があります。

1.4.2 メタデータ・ディクショナリXMLファイルはMicrosoft Internet Explorerで開く必要がある

リポジトリを使用してメタデータ・ディクショナリを生成する場合、Microsoft Internet Explorer 9以上を使用して生成したXMLファイルを開く必要があります。生成したXMLファイルを別のブラウザ(Firefox、Chromeなど)で開くと、ブラウザに次のようなエラー・メッセージが表示されます。

Error: XML Parsing Error: not well-formed.
Location: <File location>\NameIndex.xml
Line Number 86, Column 276.

この問題は、メタデータ・ディクショナリのOracle BI EEの分析での表示方法にも影響を及ぼすことがあります。

1.4.3 プレゼンテーション・サービスの権限に説明が必要

表1-1にリストされている権限は、プレゼンテーション・サービスの「権限の管理」ページに表示されます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』の付録D「ダッシュボードと分析のセキュリティの管理」の表D-1「Oracle Business Intelligenceインフラストラクチャの権限およびデフォルト設定」に、これらの権限の説明も含まれる必要があります。

表1-1 必要とされるプレゼンテーション・サービスの権限の説明

コンポーネント 権限 説明 デフォルトでこの権限が付与されているロール

ホームおよびヘッダー

管理メニューにアクセス

将来のリリースのために予約済。

該当なし

ホームおよびヘッダー

ユーザーとロールの管理にアクセス

将来のリリースのために予約済。

該当なし

ホームおよびヘッダー

モデラーにアクセス

将来のリリースのために予約済。

該当なし

ホームおよびヘッダー

データ・ローダーにアクセス

将来のリリースのために予約済。

該当なし

アナライザの表示

アナライザ・ビューの追加と編集

将来のリリースのために予約済。

該当なし

アンサー

イメージのアップロード

この権限では、どの場所でイメージを選択しても、UIを使用してカスタム・イメージをアップロードできます。

BIコンテンツ作成者

管理: カタログ

ログ構成の変更

この権限では、UIを使用してログ・レベルを変更できます。

BIサービス管理者

SOAP

UserPersonalizationServiceサービスにアクセス

Oracle BIのユーザー・パーソナライズWebサービスは、ユーザー固有のお気に入りや最近の項目を管理するための様々なAPIを実装するApplication Program Interface (API)です。

BIサービス管理者


1.5 Oracle Business Intelligence Publisherの問題および回避策

この項では、Oracle BI Publisherに関する問題および回避策について説明します。

1.5.1 時間をX軸に表示する棒グラフで軸ラベルが正しく表示されない

BI Publisherテンプレート(.xpt)を使用したOracle BI Publisherレポートに棒グラフが含まれ、時間がx軸に表される場合、x軸のラベルが適切に表示されません。1つ目のラベル・エントリがスキップされ、1つ目の棒データがy軸に接着して表示されます。この問題は、Oracle BI Publisherがチャートの生成に使用するデータ視覚化ライブラリの制限によるものです。

次の手順を実行してこの問題を回避します。

  1. レポートのデータ・モデルSQL問合せで、日付/時間フィールドにTO_CHARメソッドを使用してフィールドのデータ型を"Date"から"String"に変更します。

  2. レイアウト・エディタでレポートを開きます。

  3. チャートを選択し、「プロパティ」ペインを展開します。

  4. 「時系列」設定を無効にし、日、月、年および時間の形式の設定をクリアします。

  5. レイアウトの変更を保存します。

1.5.2 データ・モデルを保存しないと、ホーム・ページの「最近」セクションに必要のないデータ・モデル・エントリが表示される

データ・モデルを作成し、保存せずにデータ・モデル・エディタから移動すると、ドラフトまたは一時データ・モデル・エントリがホーム・ページの「最近」セクションに表示される場合があります。これらのエントリは手動では削除できませんが、24時間後に自動的に削除されます。