Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド 12c (12.2.1) E70038-01 |
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この章では、特定のテンプレートを翻訳するために翻訳済テンプレート・ファイルを作成およびアップロードする方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
次のテンプレート・タイプを個別に翻訳できます。
RTFレイアウト・ファイル
スタイル・テンプレート
サブ・テンプレート
BI Publisherレイアウト (.xpt)
この章では、特定のテンプレートのみの翻訳が必要な場合に、翻訳したテンプレート・ファイルを作成およびアップロードする方法について説明します。
カタログ内の広い範囲のレイアウトを翻訳する場合は、第17章「カタログ、オブジェクト、データ・モデルおよびテンプレートの翻訳」を参照してください。
テンプレートに翻訳を追加するには、次の2つの方法があります。
翻訳しての別のRTFテンプレート(ローカライズ済テンプレート)を作成します。このオプションを使用できるのは、RTFテンプレートの場合のみです。
オリジナル・テンプレートからXLIFFを生成します。実行時に、オリジナル・テンプレートがレイアウトに適用され、XLIFFが翻訳に適用されます。
翻訳済テンプレートにオリジナル・テンプレートと異なるレイアウトが必要な場合は、最初のオプションを使用します。
テンプレート・レイアウトのテキスト文字列の翻訳のみが必要な場合は、XLIFFオプションを使用します。
図16-1に示す図に、翻訳の概念を示します。
次の各項では、ファイルの翻訳でのXLIFFオプションの使用について説明します。
単一のテンプレート・ファイルのXLIFFを生成するには、以降の各項で説明する2つの方法があります。
第16.3.1.1項「Template BuilderからのXLIFFの生成」(XPTテンプレートではサポートなし)
注意: この手順は、BI Publisher Template Builder for Microsoft Wordがインストールされていることを想定しています。Microsoft Wordのアドインのダウンロードの詳細は、第5章「Template Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成」を参照してください。 |
Template BuilderからXLIFFを生成するには:
Template Builder for WordがインストールされているMicrosoft Wordでテンプレートを開きます。
「Template Builder」タブの「ツール」グループで「翻訳」をクリックし、次に「テキストの抽出」をクリックします。
BI Publisherによって、テンプレートから翻訳可能文字列が抽出され、XLIFF(.xlf)にエクスポートされます。
XLIFFをローカル・ディレクトリに保存します。
レポート・レイアウト・テンプレート用、またはスタイル・テンプレートおよびサブ・テンプレート用のXLIFFファイルを生成できます。
レポート・レイアウト・テンプレート用のXLIFFファイルを生成する手順は次のとおりです。
カタログ内のレポートにナビゲートし、これを編集するために「編集」をクリックして開きます。
レポートのレイアウトのサムネイル・ビューで、レイアウト(RTFまたはXPT)の「プロパティ」リンクをクリックして、「レイアウト プロパティ」ページを開きます。
「翻訳」リージョンで、「翻訳の抽出」をクリックします。
BI Publisherによって、テンプレートから翻訳可能文字列が抽出され、XLIFF(.xlf)ファイルにエクスポートされます。
XLIFFファイルをローカル・ディレクトリに保存します。
スタイル・テンプレートおよびサブ・テンプレート用のXLIFFファイルを生成する手順は次のとおりです。
カタログ内のスタイル・テンプレートまたはサブ・テンプレートにナビゲートし、「編集」をクリックして「テンプレート・マネージャ」を開きます。
「翻訳」リージョンで、「翻訳の抽出」をクリックします。
BI Publisherによって、テンプレートから翻訳可能文字列が抽出され、XLIFF(.xlf)ファイルにエクスポートされます。
XLIFFファイルをローカル・ディレクトリに保存します。
XLIFFファイルのダウンロード後は、翻訳プロバイダに送信するか、またはテキスト・エディタを使用して各文字列に対する翻訳を入力できます。XLIFFファイルの編集方法の詳細は、第15.2.2項「XLIFFファイルの構造」を参照してください。
翻訳可能文字列は、表ヘッダーやフィールド・ラベルなど、発行レポートに表示される、テンプレート内の任意のテキストです。実行時にデータから設定されるテキスト、およびMicrosoft Wordフォームの各フィールドに指定したテキストは翻訳不可です。
テンプレートXLIFFファイルは、必要な数の言語に翻訳し、それらの翻訳をオリジナル・テンプレートに関連付けることができます。第16.3.3項「BI Publisherへの翻訳済XLIFFのアップロード」を参照してください。
重要: 翻訳済ファイルを保存する場合、UTF-8エンコードで保存してください。 |
翻訳済XLIFFをアップロードする手順は次のとおりです。
カタログ内のレポート、サブ・テンプレートまたはスタイル・テンプレートに移動し、「編集」をクリックしてこれらを開き、編集します。
レポートの場合のみ:
レポートのレイアウトのサムネイル・ビューで、レイアウトの「プロパティ」リンクをクリックして、Template Managerを開きます。
「翻訳」リージョンで、「アップロード」ツールバー・ボタンをクリックします。
「翻訳ファイルのアップロード」ダイアログで、ローカル・ディレクトリ内のファイルを見つけ、この翻訳の「ロケール」を選択します。
「OK」をクリックして、ファイルをアップロードし、「翻訳」テーブルで参照します。
ローカライゼーションが異なると表示するレポートのレイアウトも変えて設計する必要がある場合は、そのロケール用に設計および翻訳した新しいRTFファイルを作成し、そのファイルをテンプレート・マネージャにアップロードできます。
注意: ローカライズ済テンプレート・オプションは、XPTテンプレートではサポートされません。 |
次の各項では、ローカライズ済テンプレート・オプションの使用について説明します。
基本テンプレート・ファイルの作成で使用したツールと同じものを使用して文字列を翻訳し、ロケールに適したレイアウトにカスタマイズします。
ローカライズ済テンプレートをアップロードする手順は次のとおりです。
カタログ内のレポート、サブ・テンプレートまたはスタイル・テンプレートに移動し、「編集」をクリックしてこれらを開き、編集します。
レポートの場合のみ:
レポートのレイアウトのサムネイル・ビューで、レイアウトの「プロパティ」リンクをクリックして、Template Managerを開きます。
「テンプレート」リージョンで、「アップロード」ツールバー・ボタンをクリックします。
「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログでローカル・ディレクトリ内のファイルを見つけ、「テンプレート・タイプ」としてrtfを選択して、このテンプレート・ファイルの「ロケール」を選択します。
「OK」をクリックして、ファイルをアップロードし、「テンプレート」表に表示します。