4 Oracle BI Publisherの移行後の手順

データ移行を完了後、BI Publisher構成、スケジューラ・ジョブおよびジョブ履歴を移行する必要があります。JMSResourceセキュリティ構成からBISystemUserポリシーも削除する必要があります。

• BI Publisher構成の移行
  BI Publisher移行ツール(BIP12CUpgrade.sh)を使用して、カスタマイズされた11gのBI Publisher構成設定を12c環境へ移行します。
• スケジューラ・ジョブおよびジョブ履歴の移行
  11g構成を新しい12c環境に移行した後、スケジューラ・ジョブおよびジョブ履歴のデータを11g BIPLATFORMスキーマから12c BIPLATFORMスキーマに移行する必要があります。SQL*PLUSなどのツールを使用して12cのBIPLATFROMスキーマに接続し、スクリプトを実行できます。
• JMSResourceセキュリティ構成からのBISystemUserポリシーの削除
  BISystemUserは12c環境ではサポートされません。ユーザーおよびポリシーが11gインスタンスから移行される際に、JMSResourceポリシーはスケジュールされたジョブをブロックします。そのため、このポリシーをJMSResourceセキュリティ構成から削除する必要があります。BISystemUserポリシーはWebLogicコンソールから手動で削除できます。また、このタスクを完了させるためにWLST (Python)スクリプトを実行することもできます。
• Oracle BI Publisherデータ・ソースのパスワードの構成
  datasources.xmlファイルのすべてのデータ・ソースに対するパスワードは、移行では移行されません。BI Publisherの「管理」ページを使用して、各データ・ソースのパスワードを手動で入力して保存する必要があります。