17 Oracle Data Integratorの管理

Oracle Data Integratorは、複雑なデータ・ウェアハウスの構築、デプロイ、管理を行うための完全に統一されたソリューションを提供します。あるいは、SOAまたはビジネス・インテリジェンス環境におけるデータ中心アーキテクチャの一部としても使用されます。さらに、データ統合のあらゆる要素(データの移動、データの同期化、データ品質、データ管理、データ・サービス)を組み合せて、複雑なシステムにおいて情報の迅速さ、正確さおよび一貫性を保証します。

この項では、Oracle Data Integratorを管理するときに実行する必要がある標準的なタスク・セットについて説明します。

第17.1項「Oracle Data Integratorの構成」
第17.2項「Oracle Data Integratorの管理」

17.1 Oracle Data Integratorの構成

Oracle Data Integratorコンソールは、Oracle Data Integratorのランタイム・アーキテクチャを管理およびモニタリングし、設計時のオブジェクトを参照するためのWebベースのコンソールです。

次に、Oracle Data Integratorコンソールを構成する手順のサマリーを説明します。また、主要な概念および前提条件を説明するドキュメントへのリンクも表示されます。

始める前に

ODIドメインのアーキテクチャを理解します。詳細。

Oracle Data Integratorの構成

ODIドメインを構成します。
Oracle Data Integratorコンソールを構成します。

17.2 Oracle Data Integratorの管理

Oracle Data Integratorコンソールを管理する際に実行するタスクのサマリーを次に示します。

Oracle Data Integratorコンソールを起動および停止します。
ODIエージェントを起動および停止します。
ODIスタンドアロン・エージェントを構成します。
マスター・リポジトリを構成します。
セッションを検索します。
ロード・プラン実行を検索します。
ログ・メッセージを表示します。

17.3 Oracle Data Integratorコンソールの起動と停止

Oracle Data IntegratorコンソールはFusion Middleware Controlから起動および停止できます。

このプロセスの手順は次のとおりです。

「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、「アプリケーション・デプロイメント」フォルダを展開し、「odiconsole」をクリックします。「odiconsole」ページが表示されます。
「ドメイン・アプリケーション・デプロイメント」メニューで「制御」を選択します。
次の操作のいずれかを実行します。
- 「起動」を選択して、Oracle Data Integratorコンソールを起動します。
- 「停止」を選択して、Oracle Data Integratorコンソールを停止します。

17.4 ODIエージェントの起動と停止

Java EEエージェントをFusion Middleware Controlから起動および停止できます(Java EEエージェントが同じドメインにデプロイされている場合)。

このプロセスの手順は次のとおりです。

「ターゲット・ナビゲーション」ペインのODIフォルダを展開し、J2EEエージェントに対応するターゲット・リンクをクリックします。「J2EEエージェント」ホームページが表示されます。
「エージェント」メニューから、「制御」を選択します。
次の操作のいずれかを実行します。
- 「起動」を選択してエージェントを起動します。
- 「停止」を選択してエージェントを停止します。

注意:

スタンドアロン・エージェントがOPMNまたはCAMで管理されている場合は、スタンドアロン・エージェントをFusion Middleware Controlから起動および停止できます。スタンドアロン・エージェントがOPMNまたはCAMで管理されない場合、それらの起動および停止には、起動スクリプトおよび停止スクリプトを使用する必要があります。エージェントの起動および停止方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorの管理のエージェントの管理に関する項を参照してください。

17.5 ログ・メッセージの表示

Fusion Middleware Controlでログ・メッセージを表示できます。

このプロセスの手順は次のとおりです。

「エージェント」ホームページにナビゲートします。
「エージェント」メニューから、「ログ」→「ログ・メッセージの表示」を選択します。