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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード
12c (12.2.1)
E69933-01
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2.2 本番環境のクローニング(推奨)

実際の本番環境の完全な作業用コピーを作成し、クローン環境をアップグレードし、アップグレードされたコンポーネントが予想どおりに動作することを確認してから(必ず確認した後で)、本番環境をアップグレードすることをお薦めします。

アップグレードの導入に使用するためのテスト環境の作成の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のテスト環境から本番環境への移動に関する項を参照してください。

アップグレードは元に戻せません。ほとんどの場合、エラーが発生したときには、アップグレードを中止してバックアップから環境全体をリストアし、アップグレード・プロセスを最初からやり直す必要があります。潜在的なアップグレードの問題を開発環境で特定しておくと、無駄な停止時間を排除できます。

注意:

準備状況チェックをクローン環境で実行すると、アップグレードで発生する可能性のある問題の特定に役立ちます。

アップグレード前にクローン環境でテストを実施することにより、本番のアップグレード計画全体に適用できる重要なデータが得られます。

本番環境のクローンでアップグレードを実行すると、次のようなメリットもあります。

  • アップグレードに関する問題を明らかにし、修正します。

  • エンドツーエンドのアップグレードを完了させる練習をします。

  • アップグレードのパフォーマンスおよびパージ・スクリプトがどのように役立つかを理解します。

  • アップグレードの完了までに必要な時間を理解します。

  • データベース・リソースの使用(一時表領域、PGAなど)について理解します。