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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード
12c (12.2.1)
E69933-01
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3.11.11 スキーマ資格証明画面

この画面を使用して、選択したスキーマとそのスキーマをホストするデータベースへの接続に必要な情報を入力します。アップグレード対象のスキーマが前のFusion MiddlewareリリースのRCUによって作成された場合、下に示されているように、使用可能なスキーマ名がリストされているドロップダウン・メニューが表示されます。「接続」をクリックしてデータベースに接続してからアップグレードするスキーマを選択します。

注意: スキーマのほとんどで、この情報は事前移入されます。ただし、アップグレード・アシスタントで接続データを検知できない場合、下に示されているように、手動で入力する必要があります。

図4-7 スキーマの選択 - ドロップダウン・メニュー

図4-7の説明が続きます
「図4-7 スキーマの選択 - ドロップダウン・メニュー」の説明

図4-8 手動入力のスキーマ・データ

図4-8の説明が続きます
「図4-8 手動入力のスキーマ・データ」の説明

次の表で、この画面に表示される要素について説明します。


要素 説明

データベース・タイプ

ドロップダウン・メニューからデータベース・タイプを選択します。メニューで使用できるデータベースのタイプは、アップグレードしようとするスキーマによって異なります。

アップグレード用に選択されたデータベース・タイプは、RCUが最初にスキーマを作成したときに選択されたデータベース・タイプと同一である必要があります。

データベース・タイプとしてOracle Edition-Based Redefinition (EBR)を選択した場合は、アップグレードしているスキーマも、EBRデータベース・タイプを使用してRCUによって作成されている必要があります。特に、アップグレード・アシスタントでは、スキーマのデータベース・タイプが別のタイプに変換されることはありません。

データベース接続文字列

データベースの場所を入力します。

たとえば、Oracle Databaseを選択する場合は、次のURL形式を使用できます。

host:port/db_service_name

Microsoft SQL ServerまたはIBM DB2データベースを使用している場合は、ドロップダウン・メニューからデータベース・タイプを選択し、フィールドの下のテキストを確認してください。ここには、データベース・タイプごとに必要な構文が表示されます。

注意: Upgrade Assistantは、他の有効な形式の接続文字列を受け入れます。たとえば、Oracle Database TNSスタイルの接続文字列も使用できます。

DBAユーザー名

データベースへの接続に使用するデータベース・ユーザー名を入力します。

注意: DBAユーザーは、アップグレード・アシスタントを実行するのに十分な権限を付与されている必要がありますが、ユーザーはSYS/SYSDBA権限は必要ありません。現在、非SYSDBAユーザーを使用できます。

特定のデータベース・プラットフォーム上では、ユーザー名で大文字と小文字が区別され、DBAユーザー名が小文字で構成される場合があります。Upgrade Assistantは、ユーザーが入力した名前に接続します。ユーザー名を大文字に変換しません。

DBAパスワード

指定したDBAデータベース・ユーザーに対応するパスワードを入力します。

スキーマ・ユーザー名

ドロップダウン・リストからスキーマのユーザー名を選択するか、スキーマのユーザー名(DEV_MDSなど)を入力します。

すべてのデータベース・プラットフォーム上で、すべてのOracle Fusion Middlewareスキーマ名は大文字のみで構成されていることに注意してください。また、すべてのスキーマ名は、schema_version_registry表に大文字で格納されます。「スキーマ・ユーザー名」フィールドに小文字の文字が入力された場合、Upgrade Assistantは、その名前を大文字に変換します。

WebLogic Serverドメイン、UMSおよびVeridataスキーマの場合、11gスキーマのユーザー名およびパスワードを手動で入力する必要があります。

スキーマ・パスワード

特定のスキーマ・ユーザー名に関連付けられているパスワードを入力します。

エディション名

エディションベースの再定義に対応したOracle Databaseをデータベース・タイプとして選択する場合、既存のエディション名を指定する必要があります。

注意: EBR対応のスキーマをFusion Middleware 11gリリースから、または以前の12cリリースからアップグレードする前にまず、データベース・サーバーに接続し、12c (12.2.1)用にデータベース・サーバーでエディションを作成する必要があります。12.2.1用の新規エディションは、11.1.1.6.0、11.1.1.7.0、12.1.2または12.1.3エディションの子です。

エディション・ベースの再定義のためにサーバー上にエディションを作成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング』のエディション・ベースの再定義のためにサーバー上にエディションを作成する方法に関する項を参照してください。