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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード
12c (12.2.1)
E69933-01
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3.1.1 カスタムsetDomainEnv設定のメンテナンス(オプション)

すべてのドメインには、動的に生成されたドメインおよびsetDomainEnvなどのサーバー起動スクリプトがあります。起動スクリプトに行った変更は、その後のドメインのアップグレード操作中に上書きされるため、これらの起動スクリプトを変更しないでください。

注意:

アップグレード前にsetDomainEnvスクリプト(または他の起動スクリプト)に加えられた変更は、ドメインの再構成プロセスで再生成されるスクリプトにより上書きされます。別のファイルを作成して、アップグレード前にカスタマイズしたドメイン設定を格納することを検討してください。

ドメインのすべてのサーバーに適用されるサーバー起動パラメータをカスタマイズする場合は、setUserOverrides.cmd (Windows)またはsetUserOverrides.sh (UNIX)という名前のファイルを作成することにより、たとえば、WebLogic Serverクラスパスにカスタム・ライブラリを追加する、サーバー実行用の追加のJavaコマンド行オプションを指定する、または追加の環境変数を指定する、などの構成が可能です。このファイルに追加されたカスタマイズはドメインのアップグレード操作中に保存され、packおよびunpackコマンドを使用する際にリモート・サーバーに継承されます。

サーバーの起動中にこのファイルが存在する場合は、起動順序に含められ、定義されたオーバーライドが有効になります。このファイルは、domain_home/binディレクトリに格納する必要があります。

ドメイン全体に適用されるカスタマイズされたパラメータをアップグレード後に保持するための、setUserOverridesファイルの作成に関する詳細は、「ドメイン全体に適用されるサーバー・パラメータのカスタマイズ」を参照してください。

注意:

アップグレード前に、setUserOverridesスクリプトを作成できない場合は、「setDomainEnvへのカスタマイズの再適用」の説明に従って、設定を再適用する必要があります。