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Oracle® Fusion Middleware継続的統合によるアプリケーションの開発
12c (12.2.1)
E69943-01
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12 Mavenを使用したADFプロジェクトのビルド

この章では、Oracle Application Development Framework Maven原型を使用して、Oracle Application Development Frameworkアプリケーションを作成、ビルドおよびデプロイする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

Mavenを使用したOracle ADF開発プラグインの使用の詳細は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のApache Mavenによるビルドおよび実行に関する項を参照してください。

12.1 Mavenを使用したOracle ADFプロジェクトのビルドの概要

2つのMavenプラグインおよび1つの原型がOracle ADFプロジェクト用に提供されています。表12-1に、Maven座標を示します。

表12-1 Oracle ADFでのMaven座標

アーティファクト groupId artifactId Version

ADF ojmakeプラグイン

com.oracle.adf.plugin

ojmake

12.2.1-0-0

ADF ojdeployプラグイン

com.oracle.adf.plugin

ojdeploy

12.2.1-0-0

ADF原型

com.oracle.adf.archetype

oracle-adffaces-ejb

12.2.1-0-0


JDeveloperも、Mavenを幅広くサポートします。このドキュメントでは、JDeveloper以外で使用するMavenについて説明しています。JDeveloperでのMavenの使用については、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のApache Mavenによるビルドと実行に関する項を参照してください。

12.2 Maven原型を使用したADFアプリケーションの作成

Oracle ADFアプリケーションMaven原型を使用して新しいOracle ADFアプリケーションを作成するには、次のようなコマンドを発行してください。

mvn archetype:generate
-DarchetypeGroupId=com.oracle.adf.archetype
 -DarchetypeArtifactId=oracle-adffaces-ejb
 -DarchetypeVersion=12.2.1-0-0
 -DgroupId=org.mycompany
 -DartifactId=my-adf-application
 -Dversion=1.0-SNAPSHOT

このコマンドにより、原型から新規プロジェクトを作成できるようにする、Mavenのarchetype:generateゴールが実行されます。表12-2に、パラメータを示します。

表12-2 Oracle ADFプロジェクトのパラメータ

パラメータ 目的

archetypeGroupId

新規プロジェクトの作成に使用する原型のgroupIdを識別します。例に示すように、com.oracle.adf.archetypeにする必要があります。

archetypeArtifactId

新規プロジェクトの作成に使用する原型のartifactIdを識別します。例に示すように、oracle-adffaces-ejbにする必要があります。

archetypeVersion

新規プロジェクトの作成に使用する原型のバージョンを識別します。例に示すように、12.2.1-0-0にする必要があります。

groupId

新規プロジェクト用のgroupId。通常、これは組織のドメイン名を逆にした形式で始まります。

artifactId

新規プロジェクト用のartifactId。通常、これはプロジェクトの識別子です。

version

新規プロジェクト用のversion。新規プロジェクトの場合、これは通常1.0-SNAPSHOTです。


また、次の例に示すように、引数なしでコマンドを実行することもできます。この場合、Mavenでは、使用可能な原型のリストが表示され、必要な情報の入力を求められます。

mvn archetype:generate

12.3 Mavenを使用したOracle ADFプロジェクトのビルド

コードを記述した後に、Mavenを使用してプロジェクトをビルドできます。

プロジェクトをコンパイルするには、次のコマンドを実行します。

mvn compile

このコマンドはojmakeプラグインを実行します。

プロジェクトをEARファイルにパッケージするには、次のコマンドを実行します(これにより、再コンパイルを含め、パッケージするまでのすべてのステップが実際に実行されることに注意してください)。

mvn package

このコマンドはojdeployプラグインを実行します。