ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Opatchによるパッチ適用
12c (12.2.1)
E69916-02
  目次へ移動
目次

前
次
 

1.3.2 Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームへのパッチ適用時の一般的なOPatchコマンド

OPatchには、Oracleホームでのパッチの適用、パッチのロールバック、およびパッチ適用の検証を行うために使用できるコマンドが複数用意されています。OPatchを使用して、単一のパッチを適用およびロールバックしたり、複数のパッチを適用およびロールバックできます。

表1-3 Oracle Fusion Middleware環境へのパッチ適用時に使用される一般的なOPatchコマンド

コマンド 説明

opatch apply

このコマンドは、現在のディレクトリのOracleホームに個別パッチを適用します。環境変数ORACLE_HOMEは、パッチを適用するOracleホームに設定する必要があります。

パッチの前提条件の検証

applyコマンドを使用した単一のパッチの適用

opatch napply

このコマンドは複数のパッチを適用します。

opatch napplyコマンドを使用した複数のパッチの適用

opatch lsinventory

このコマンドは、特定のOracleホームのインベントリを示すか、または検出できるすべてのインストールを表示します。このコマンドに必要なオプションはありません。

Oracleホームに適用されたパッチを検証するためのOPatch lsinventoryコマンドの使用

opatch rollback

このコマンドは、参照IDで示された適切なOracleホーム・ディレクトリから既存の個別パッチを削除します。

適用したパッチのロールバック

opatch nrollback

このコマンドは、複数の個別パッチを同時にロールバックします。

適用した複数のパッチのロールバック