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Oracle® Fusion Middleware Opatchによるパッチ適用
12c (12.2.1)
E69916-02
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1.1.1 OPatchで使用されるパッチのタイプ

Oracleでは、OPatchを使用してOracleソフトウェアにパッチを適用するために使用できるパッチのタイプを複数用意しています。

注意:

Oracle製品の新しいパッチ命名体系が最近実装されました。新しいパッチ名は、以前のOracle Fusion Middleware 11gの名前と同様、参照用に提供されます。

表1-1 OPatchで使用可能なパッチ

新しい名前 以前使用されていた名前 説明

個別パッチ

PSE

MLR

例外リリース

個別

xフィックス

ホットフィックス

セキュリティ個別

パッチには次のパッチ・セットまたは新しい製品リリースでの修正を待てないお客様に提供される、1つ以上の修正を含むパッチ。

バンドル・パッチ

メンテナンス・パック

サービス・パック

MLR

累積パッチ

更新リリース

バンドル・パッチ

パッチのセット間に発行された反復累積パッチ。バンドル・パッチには通常、フィックスのみが含まれますが、一部の製品にマイナーな拡張機能が含まれる場合があります。たとえば、DatabaseのWindowsバンドルおよびSOAバンドル・パッチなどがあります。

セキュリティ・パッチ更新(SPU)

重要なパッチ更新

CPU

セキュリティ・フィックスで構成される反復累積パッチ。以前のクリティカル・パッチ・アップデート。

注意: SPUを提供するプログラム名は、これまで同様、次の定義のようにクリティカル・パッチ・アップデートと呼ばれます。

クリティカル・パッチ・アップデート: 四半期ごとにセキュリティ・フィックスをリリースするOracleのプログラム。このプログラムの一部としてリリースされるパッチは、パッチ・セット更新、セキュリティ・パッチおよびバンドル・パッチになります。パッチはパッチ・タイプに関係なく累積されます。

パッチ・セット更新(PSU)

パッチ・セット更新はOracle WebLogic Serverのパッチ適用にのみ使用されます。パッチ・セット更新は、重要なパッチ更新(CPU)と同じスケジュールに従って四半期ごとにリリースされます。これらは、1月、4月、7月、10月の15日に最も近い火曜日にリリースされます。パッチ・セット更新の内容は、広範なお客様に影響を及ぼす上位50の重大なbugへの対処を目的としています。