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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート
12c (12.2.1)
E69917-02
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1 インストールおよび構成

この章では、Oracle Fusion Middleware製品のインストールと構成に関する問題について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 製品のインストールに関する問題

この項の内容は次のとおりです。

1.1.1 Oracle Business Activity Monitoringの必須パッチ

Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM) 12cをインストールする前に、必ずMy Oracle Supportで参照できるMy Oracle SupportドキュメントID 1682371.1を確認してください。

このサポート・ノートは、インストール直後のOracle BAM 12cに適用する必要がある必須パッチについての重要な情報を提供しています。

1.1.2 使用可能なソフトウェア・パッチの確認

Oracle Fusion Middleware製品をインストールする前に、My Oracle Supportで入手可能な製品情報を確認することをお薦めします。

http://support.oracle.com/

My Oracle Supportに登録すると、利用可能なパッチやその他の重要なOracle Fusion Middleware製品情報に関する重要な情報に簡単にアクセスできます。

1.2 製品の構成に関する問題

この項の内容は次のとおりです。

1.2.1 英語以外の環境でFusion Middleware Controlを使用してノード・マネージャの「タイプ」を「プレーン」に変更できない

Fusion Middleware Controlを英語以外の環境で使用する場合、既存のマシンのノード・マネージャの設定を編集して「タイプ」「プレーン」に設定しようとすると、問題が発生することがあります。

たとえば、既存のマシンのノード・マネージャを編集するために「構成」→「ノード・マネージャ」ページに移動すると、「タイプ」フィールドは空白で表示されます。「タイプ」フィールドを手動で「プレーン」に設定した場合、設定を保存しようとすると、エラー・メッセージが表示されます。

この問題が発生した場合は、次のいずれかの回避策を選択します。

  • WebLogic Server管理コンソールを使用して、ノード・マネージャの設定を編集します。

    詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのノード・マネージャの構成に関する項を参照してください。

  • Fusion Middleware Controlを英語のブラウザで使用して、ノード・マネージャの設定を編集します。

    『Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理』のノード・マネージャの設定の構成に関する項を参照してください。

1.2.2 WebLogic Serverをアップグレードした後にアプリケーションが起動しない

Oracle WebLogic Serverに最新のパッチを適用した後、Discoverer、Access ManagerおよびIdentity Managerなどのミドルウェア・サービスを起動するために、ORACLE_HOME/server/lib/weblogic.policyファイルを編集して次のエントリを含める必要があります。

grant codeBase "file:ORACLE_HOME/WLS/patch_jars/-" {
      permission java.lang.RuntimePermission "oracle.*","read";
};

ORACLE_HOMEは、Oracleホーム・ディレクトリの場所で置換します。

WLSを次のいずれかに置き換えます。

  • WebLogic Serverバージョン10.3.5の場合、patch_wls1035

  • WebLogic Serverバージョン10.3.6の場合、patch_wls1036

  • WebLogic Serverバージョン12.1.2の場合、patch_wls1212

1.3 製品のインストールと構成のドキュメントに関する問題

この項の内容は次のとおりです。

1.3.1 ノード・マネージャのWindowsサービスとしての登録

ノード・マネージャを次のいずれかとして動作するWindowsサービスとして登録する方法を示します。

  • スタンドアロンOHSドメイン

  • ODIエージェントと同じ場所に配置されたドメイン

ドメインの作成後に、次の手順を実行します。

  1. JAVA_OPTIONS環境変数を、適切なOracleホームおよびドメイン・ホーム・ディレクトリを指すように設定します。

    set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=ORACLE_HOME -Dweblogic.RootDirectory=DOMAIN_HOME
    

    たとえば、次のようになります。

    set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=C:\Oracle\product\OHS\OracleHome -Dweblogic.RootDirectory=C:\Oracle\config\domains\OHSDomain
    
  2. ドメイン・ホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    installNodeMgrSvc.cmd
    

1.3.2 インストール完了画面に誤った手順が表示される

スタンドアロンOHSのインストール完了時に、インストール後に実行する必要がある手順の1つとして、「ノード・マネージャおよびドメイン・サーバーを起動する」という手順が表示されます。

スタンドアロン・インストール中に構成されるドメイン・サーバーは存在しないため、この情報は正しくありません。

1.3.3 誤ったバージョンのJDKがインストールに使用された場合にエラー・メッセージが表示される

32ビット・システム用のJDKを使用してFusion Middleware製品を64ビット・システムにインストールしようとすると、インストール開始前にエラー・メッセージが表示されます。

Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のOracle Fusion Middlewareシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

1.3.4 JDKがオペレーティング・システムと互換性がない場合に誤ったエラー・メッセージが表示される

64ビット・マシンで32ビットJDK7 JVMからインストーラjarファイルを実行すると、JVMのバージョンは正しく、ソフトウェアをインストールしているオペレーティング・システムのバージョンは正しくないという誤ったメッセージが表示されます。

Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

1.3.5 make.logファイルの警告メッセージ

AIXオペレーティング・システムへのOracle Web Tier 12cのインストール時に、ORACLE_HOME/install/make.logファイルに警告メッセージが表示される可能性があります。

これらのメッセージは無視しても問題ありません。

1.3.6 OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しない

AIXプラットフォームでは、OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しません。

アーティファクト生成のために新しいWebゲート・エージェントを登録している場合、OAMサーバー・コンソールで「オープン」または「証明書セキュリティ・モード」を選択します。

1.3.7 OSBおよびSOAの構成時に正しいサーバー・グループが選択されていないとドメイン作成が失敗する

OSBおよびSOAクラスタを正しいサーバー・グループを選択せずに構成すると、ドメイン作成は次の通知とともに失敗します。

Preparing... 
Extracting Domain Contents... 
Creating Domain Security Information... 
Starting OPSS Security Configuration Data Processing... 
The OPSS Security Configuration Data Processing Completed... 
Domain Creation Failed!

このエラーを回避するには、「管理対象サーバー」画面ですべての管理対象サーバーについてOSB-MGD-SVRS-COMBINEDおよびSOA-MGD-SVRSサーバー・グループを選択します。

1.3.8 OSBでSOAクラスタを拡張する際に誤ったconfig.xmlファイルが生成される

OSBでSOAクラスタ・ドメインを拡張する際に、既存の管理対象サーバーを削除して新しい管理対象サーバーを作成すると、誤ったconfig.xmlファイルが生成されます。たとえば、既存のsoa_server1を削除してosb_server1で置換すると、誤ったconfig.xmlファイルになります。具体的には、config.xmlに次のSAFタグが存在していません。

<saf-agent> 
    <name>ReliableWseeSAFAgent_auto_1</name> 
    <target>osb_server1 (migratable)</target> 
    <store>WseeFileStore_auto_1</store> 
  </saf-agent> 
  <saf-agent> 
    <name>ReliableWseeSAFAgent_auto_2</name> 
    <target>ms2 (migratable)</target> 
    <store>WseeFileStore_auto_2</store> 
  </saf-agent> 

この問題を回避するには、拡張時にOSB用の新しい管理対象サーバーを作成します。

1.3.9 MFTインストール・ログ・ディレクトリにinstall<time-stamp>.outファイルが作成されない

Managed File Transferで、ログ・インベントリにinstall<timestamp>.outファイルが作成されません。

これはエラーではありません。

1.3.10 OHS WebGateの構成後にoblog.logファイルにエラー・メッセージが表示される

OHS WebGateを構成してサーバーを再起動した後、Domain_Home/server/ohs1/logs/oblog.logディレクトリのoblog.logファイルに次のエラー・メッセージが表示されます。

2014/06/10@05:56:29.81679       14314   27      INIT    ERROR   
 0x000003B6      ../oblistrwutil.cpp:225 "Could not read file"   
 filename^/scratch/aime/1213FMW/ASCORE/RC4BColocated/MW_HOME/webgate/ohs/config 
 /oblog_config.xml 
     2014/06/10@05:56:43.14915       14313   9       INIT    ERROR   
 0x000003B6      ../oblistrwutil.cpp:225 "Could not read file"   
 filename^/scratch/aime/1213FMW/ASCORE/RC4BColocated/MW_HOME/webgate/ohs/config 
 /oblog_config.xml 

これを回避する手順は次のとおりです。

  1. 次を実行します。

    cp Oracle_Home/webgate/ohs/config/oblog_config_wg.xml $Oracle_Home/webgate/ohs/config/oblog_config.xml

  2. すべてのサーバーを再起動します。

1.3.11 SSL経由でOracle Internet DirectoryにアクセスするOracle WebLogic Serverの構成

SSL経由でOracle Internet Directory (OID)にアクセスするOracle WebLogic Serverを構成する場合、OIDサーバー証明書を取得してWebLogicドメインに追加する必要があります。OID証明書は、SSLハンドシェイクを成功させてOracle WebLogic ServerからOracle Internet Directoryへの接続を正常に確立するために必要です。

必要な証明書の取得およびWebLogic Serverストアへの追加の詳細は、『Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』の中間層とハードウェア・ロード・バランサ間のSSL通信の有効化に関する項を参照してください。

1.4 ドキュメントの訂正箇所

この時点で既知の問題はありません。