Oracle® Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insightの理解 12c (12.2.1) E73580-01 |
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インスタンス詳細ページの基本的な用途は、表示する特定のインスタンスの詳細な時系列フローを確認することです。
ユーザーは、インスタンス・リスト・ページで、失敗したインスタンス、実行中インスタンス、またはその他のフィルタされたインスタンス・リストを検索する場合、最終的にこれらの各インスタンスを精査して、同じものに対する原因を調べようと思うことがあります。インスタンス・リスト・ページの各インスタンスの最後の列には、その特定インスタンスの詳細を(どのマイルストンにいつ到達したかを示す)タイムライン形式で表示するインスタンス詳細ページにドリルダウンするための横向き矢印が含まれます。また、識別子をクリックすることもできます。
また、インスタンス詳細ページには、関連付けられたマイルストンに従って分類されたインジケータのリストと、これらのインジケータの値も表示されます。次の図に示すようなインジケータをクリックすると、詳細にドリルダウンできます。
詳細は、Oracle Real-Time Integration Business Insightユーザー・ガイドのインスタンス詳細ページに関する項を参照してください
ITへの問題のレポート
Insightの重要な機能の1つは、個々のインスタンスに関する問題をサポートのためにITにレポートできることです。ITとビジネス・ユーザーの間のコミュニケーションが語彙の違いによって妨げられることは少なくありません。ビジネス所有者はビジネスのパフォーマンス(たとえば、「自分の注文がどこにあるか」)に関心があり、ITはアプリケーションとサービスの技術的なパフォーマンス(たとえば、「どのサービスによって、どのような例外がスローされたか」)に着目します。
Insightを使用すると、ビジネス所有者はビジネス・コンテキストと技術的な詳細の両方を使用してビジネスの失敗をITにエスカレートできるため、このギャップを埋めることができます。
ビジネス所有者は、インスタンス全体または個々のマイルストンについて、インスタンス詳細ページの「問題を報告」機能を使用できます。この機能を使用すると、電子メールが生成され、これによってIT管理者はビジネス・コンテキスト(つまり、どのマイルストンを通過したか)を把握し、インスタンスの技術的な詳細に即時にアクセスできます。技術的な詳細は、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのランタイム・インスタンス・フロー・トレースへのリンクの形式で提供されます。
インスタンスの失敗マイルストンに対して生成された電子メールの例を次に示します。
Subject: Incident ID 174 [Insight Report]
A Problem has been reported by a user in the Real-Time Integration Business Insight console.
Reported Milestone:
Ticket Rejected - Terminal Milestone - 02/24/2016 01:37:09 - ServiceRequest [1.0] < rejectionService < receiveInput - http://e5bfd4595c28:7001/em/faces/ai/soa/messageFlowLauncher?target=/Domain_soainfra/soainfra==weblogic_domain=0000L9Ng_uPFw0H6yvrY6G1M_eV0000043
上記のメッセージ内のリンクにアクセスできるのは、適切な権限を持つユーザーのみです。