Oracle® Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insightの理解 12c (12.2.1) E73580-01 |
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マイルストンのタイプは次のいずれかです。
初期: 初期タイプのマイルストンを通過したインスタンスは、Insightにより有効であるとみなされます。このコンセプトは、Insightがランタイム・エンジンのモニタリングを開始したときにすでに処理中の可能性のあるインスタンスをフィルタ・アウトするためのキーとなります。直前に初期マイルストンを通過したインスタンスは、アクティブであるとみなされます。
終了: ビジネス・モデルに関連付けられたインスタンスの予測終了を表します。たとえば、注文の完了を表すマイルストンである「注文完了」を終了マイルストンとしてモデル化します。Insightは終了マイルストン後のインスタンス中断を強制しないため、それ以降のマイルストンを通過する可能性があります。最後に通過したマイルストンが終了マイルストンであった場合、Insightインスタンスは完了済とみなされます。
エラー: アプリケーションの実行中に発生したビジネス・エラー条件を反映するマイルストンを表します。アプリケーション実装でエラーを想定していたり、エラーからリカバリする場合もあるため、必ずしもエラー・マイルストンで終了となる必要はありません。直前にエラー・マイルストンを通過したインスタンスは、エラーであるとみなされます。
終了エラー: アプリケーション処理の予測終了も表すエラー・マイルストンを表します。終了エラー・マイルストンに到達したインスタンスは、失敗であるとみなされます。
標準: 終了でもエラーでもないマイルストンは、標準マイルストンと呼ばれます。直前に標準マイルストンを通過したインスタンスは、アクティブであるとみなされます。
いずれのモデルも、少なくとも1つの初期マイルストンと終了マイルストンを通過する必要があります。