Oracle Data Integratorはバージョン・コントロール・システム(VCS)を統合して、ODIオブジェクトをバージョン・コントロールできます。
この章の内容は次のとおりです。
ODIと外部バージョン・コントロール・システム(VCS)を統合して、ODIオブジェクトをバージョン・コントロールできます。ODIオブジェクトのバージョン・コピーを外部VCSリポジトリに格納できます。VCSはファイル・ベースの記憶域に依存するため、ODIオブジェクトはVCSリポジトリにXMLファイルとして格納されます。
注意: 現在、ODIはApache™ Subversion®のみサポートしています。 |
バージョニングされていないODIオブジェクトをVCSに追加し、VCSから古いバージョンのODIオブジェクトを取得し、ODI内からODIオブジェクトの2つのバージョン間の違いを表示できます。
詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のODIとバージョン・コントロール・システムの統合に関する項を参照してください。
ODIは、ODIオブジェクトが変更されないテストや本番などの開発環境およびデプロイメント環境の分割をサポートしています。デプロイメント環境のODIオブジェクトの更新は、開発からテストまたは本番にODIオブジェクトをリリースする手段であるデプロイメント・アーカイブを使用して管理されるようになりました。
次の図に、開発およびデプロイメント環境の通常のリポジトリを示します。
開発環境のリポジトリは、バージョン・コントロール・システムに接続されます。これらのリポジトリを使用して、ODIオブジェクトをアクティブに開発します。テストまたは本番用にODIオブジェクトが用意された後、デプロイメント・アーカイブが一緒に作成されます。これらのデプロイメント・アーカイブは検証用のテスト・リポジトリに適用され、テストが正常に終了した後に本番リポジトリに昇格します。
デプロイメント・アーカイブを使用してデプロイメント環境に適用されるパッチは、適用されるパッチのリストを監査して不正なパッチをロールバックすることもできるODI UIを介して管理できます。
詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のリリース管理に関する項を参照してください。