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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorのインストール
12c (12.2.1)
E70064-01
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A Oracle Traffic Director 12.2.1のOAM Agent (WebGate)の構成

この付録では、Oracle Traffic Director 12.2.1のWebGateを構成する手順を説明します。

WebGateは、HTTPリクエストを捕捉して、認証および認可のためにOracle Access Managerに転送します。Oracle Traffic Directorをインストールすると、デフォルトでWebGateもインストールされます。

内容は次のとおりです。

A.1 Webgateを構成するための前提条件

Oracle Traffic Director 12c (12.2.1) WebGateを構成可能にするには、Oracle Access Managerの次のバージョンの1つをインストールする必要があります。


注意:

Oracle Access Managerは固有の環境にインストールし、WebLogic Serverと同じマシンにはインストールしないでください。Oracle Access ManagerおよびWebLogic Serverがどちらも11gバージョンの場合は、同じマシンにインストールできます。

A.2 Oracle Traffic Director 12c WebGateの構成

Oracle Traffic Directorをインストールした後、次の手順を実行し、Oracle Traffic Director 12c (12.2.1) WebGate for Oracle Access Managerを構成します。

  • UNIXの場合

    1. 次のコマンドを実行して、$(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/deployWebGateディレクトリに移動します($(Oracle_Home)は、Oracle Traffic DirectorをインストールするときにOracleHomeとして設定される場所です)。

      cd $(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/deployWebGate

    2. 次のコマンドを実行して、$(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/deployWebGateからOTD WebGate Instance Directoryを作成します。

      ./deployWebGateInstance -w webgate_instanceDirectory -oh $(Oracle_Home) -ws otd

      コマンドの説明は次のとおりです。

      • $(Oracle_Home)は、Oracle Traffic Directorがインストールされているパスです。

        例:

        /home/oracle

      • webgate_instanceDirectoryは、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。

        例:

        $(Domain_Home)/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name

        ($(Domain_Home)は、OTDドメインを構成するディレクトリのパスです。)

    3. 環境変数LD_LIBRARY_PATHWebGate_$(Oracle_Home)/libに設定します

      例:

      Linuxの場合、 64

      export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$(Oracle_Home)/lib

      Windowsの場合

      set PATH=%(Oracle_Home)%\bin;%path%

      Solaris(SPARC)の場合

      export LD_PRELOAD_64=$(Oracle_Home)/lib/libclntsh.so.11.1:$(Oracle_Home)/lib/libnnz11.so

    4. 次のディレクトリに移動します。

      UNIXベースのプラットフォームの場合

      $(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/setup/InstallTools

      Windowsの場合

      %(Oracle_Home)%\webgate\otd\tools\EditObjConf

    5. コマンドラインで、次のコマンドを実行してmagnus.confobj.confなどのOTD confファイルを更新します。

      スタンドアロンOracle Traffic Directorインストール環境の場合:

      ./EditObjConf -f Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name/config/Instance_Name-obj.conf -w webgate_instanceDirectory [-oh Oracle_Home] -ws otd

      同じ場所に配置されたOracle Traffic Directorインストール環境の場合:

      ./EditObjConf -f Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/Instance_Name/config/Instance_Name-obj.conf -w webgate_instanceDirectory [-oh Oracle_Home] -ws otd

      コマンドの説明は次のとおりです。

      • Oracle_Homeは、有効なWebLogic Serverインストールの親ディレクトリ、またはOracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリへのパスです。

        例:

        /home/oracle

      • webgate_instanceDirectoryは、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。

        例:

        Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name

  • Windowsの場合

    1. 次のコマンドを実行して、%Oracle_Home%\webgate\otd\tools\deployWebGateディレクトリに移動します。

      cd %Oracle_Home%\webgate\otd\tools\deployWebGate

    2. 次のコマンドを実行し、エージェントの必要な部分を%Oracle_Home%ディレクトリからwebgate_instanceDirectoryの場所にコピーします。

      deployWebGateInstance.bat -w webgate_instanceDirectory [-oh Oracle_Home] -ws otd

      コマンドの説明は次のとおりです。

      • Oracle_Homeは、Oracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリです。

        例:

        \home\oracle

      • webgate_instanceDirectoryは、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。

        例:

        Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name

    3. 次のコマンドを実行してPATH環境変数を設定します。

      set %PATH%=%PATH%;%Oracle_Home%\webgate\otd\lib;%Oracle_Home%\bin

    4. 次のディレクトリに移動します。

      %Oracle_Home%\webgate\otd\tools\EditObjConf

    5. コマンドラインで、次のコマンドを実行してmagnus.confobj.confなどのOTD confファイルを更新します。

      スタンドアロンOracle Traffic Directorインストール環境の場合:

      EditObjConf -f Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name/config/Instance_Name-obj.conf -w webgate_instanceDirectory [-oh $(Oracle_Home)] -ws otd

      同じ場所に配置されたOracle Traffic Directorインストール環境の場合:

      ./EditObjConf -f Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/Instance_Name/config/Instance_Name-obj.conf -w webgate_instanceDirectory [-oh $(Oracle_Home)] -ws otd

      コマンドの説明は次のとおりです。

      • Oracle_Homeは、Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerがインストールされているディレクトリです。

        例:

        \home\oracle

      • webgate_instanceDirectoryは、WebGateプロファイルをコピーするディレクトリの場所です。

        例:

        Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name

A.3 Oracle Traffic Director 12c WebGateの構成の確認

Oracle Traffic Director 12c (12.2.1) WebGate for Oracle Access Managerをインストールし、構成手順を完了した後で、installDATE-TIME_STAMP.outログ・ファイルを調べてインストールを確認できます。ログのデフォルトの場所は次のとおりです。

  • UNIXの場合

    $(Oracle_Home)/oraInst.loc

  • Windowsの場合

    C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs

A.4 新規のOracle Traffic Director 12c WebGateスタート・ガイド

新規のOracle Traffic Director 12c (12.2.1) WebGate agent for Oracle Access Managerを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。

  1. 新規Oracle Traffic Director 12c WebGateの登録

  2. Oracle Traffic Director WebGateインスタンスの場所への生成されたファイルおよびアーティファクトのコピー

  3. Oracle Traffic Directorインスタンスの再起動

A.4.1 新規Oracle Traffic Director 12c WebGateの登録

Oracle Access Manager管理コンソールを使用すると、Oracle Access Managerに新規のWebGateエージェントを登録できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項を参照してください。

もしくは、RREGコマンド行ツールを使用して、新規WebGateエージェントを登録できます。このツールは、インバンドアウトオブバンドという2つのモードで実行するように使用できます。

この項には次のトピックが含まれます:

A.4.1.1 RREGツールの設定

RREGツールを設定するには、次の手順を実行します。

  • UNIXの場合

    1. Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次のディレクトリに移動します。

      Oracle_IDM2/oam/server/rreg/client

    2. RREG.tar.gzファイルを解凍します。

      例:

      gunzip RREG.tar.gz

      tar -xvf RREG.tar

    エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。

    RREG_Home/bin/oamreg.sh


    注意:

    RREG_Homeは、RREG.tar.gz/rregの内容を展開したディレクトリです。

  • Windowsの場合

    1. Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次の場所に移動します。

      Oracle_IDM2\oam\server\rreg\client

    2. RREG.tar.zipファイルの内容を、選択した展開先に展開します。

エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。

RREG_Home\bin\oamreg.bat


注意:

RREG_Homeは、RREG.tar.gz/rregの内容を展開したディレクトリです。

UNIXではoamreg.shスクリプト、Windowsではoamreg.batスクリプトにある、次の環境変数を設定します。

  • OAM_REG_HOME

    この変数を、RREG.tar/rregの内容を展開したディレクトリへの絶対パスに設定します。

  • JDK_HOME

    この変数を、JavaまたはJDKがインストールされているマシン上のディレクトリへの絶対パスに設定します。

A.4.1.2 OAM11gRequest.xmlファイルの更新

RREG_Home\inputディレクトリ内(Windowsの場合)のOAM11GRequest.xmlファイルで、agentNameなどのエージェント・パラメータを更新する必要があります。UNIXでは、このファイルはRREG_Home/inputディレクトリ内にあります。


注意:

OAM11GRequest.xmlファイル、またはショート・バージョンOAM11GRequest_short.xmlは、テンプレートとして使用されます。このテンプレート・ファイルをコピーして使用できます。

OAM11GRequest.xmlファイルまたはOAM11GRequest_short.xmlファイル内の次の必須パラメータの値を変更します。

  • serverAddress

    OAM管理サーバーのホストとポートを指定します。

  • agentName

    エージェントのカスタム名を指定します。

  • agentBaseUrl

    Oracle Traffic Director 12c WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。

  • preferredHost

    Oracle Traffic Director 12c WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。

  • security

    インストールされているWebGateに基づいて、openなどのセキュリティ・モードを指定します。

  • primaryServerList

    Serverコンテナ要素の下にある、Oracle Access Managerプロキシに対する管理対象サーバーのホストとポートを指定します。

このファイルは、変更後に保存して閉じます。

A.4.1.3 インバンド・モードの使用方法

OAM11GRequest.xmlファイルのWebGateパラメータを更新した後、RREGツールを一度実行すると、WebGateが必要とするファイルおよびアーティファクトは、次のディレクトリに生成されます。

UNIXの場合:

RREG_Home/output/agent_name

Windowsの場合:

RREG_Home\output\agent_name


注意:

RREGは、クライアント・マシンとサーバーのいずれでも実行できます。サーバーで実行する場合、アーティファクトを元のクライアントに手動でコピーする必要があります。

手順は次のとおりです。

  1. OAM11GRequest.xmlファイルを開きます。このファイルは、UNIXではRREG_Home/input/、WindowsではRREG_Home\inputにあります。RREG_Homeは、RREG.tar.gz/rregの内容を展開したディレクトリです。

    このXMLファイルを編集し、新規Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定します。

  2. 次のコマンドを実行します。

    UNIXの場合:

    ./RREG_Home/bin/oamreg.sh inband input/OAM11GRequest.xml

    Windowsの場合:

    RREG_Home\bin\oamreg.bat inband input\OAM11GRequest.xml

A.4.1.4 アウトオブバンド・モードの使用方法

サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合、更新したOAM11GRequest.xmlファイルをシステム管理者に電子メールで送信し、アウトオブバンド・モードでRREGを実行してもらうことが可能です。生成されたAgentID_Response.xmlファイルをシステム管理者から受領し、このファイルに対してRREGを実行し、必要なWebGateファイルおよびアーティファクトを取得できます。

生成されたAgentID_Response.xmlファイルを管理者から受領した後、このファイルを手動でマシン上のinputディレクトリにコピーする必要があります。

  • UNIXの場合

    手順は次のとおりです。

    1. サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xmlファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home/input/にあります。

      RREG_Homeは、RREG.tar.gz/rregの内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集し、新規Oracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを入力します。更新したファイルをシステム管理者に送信します。

    2. 管理者は、更新されたOAM11GRequest.xmlファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home/input/ディレクトリにあります。

      これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Homeディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

      ./RREG_Home/bin/oamreg.sh outofband input/OAM11GRequest.xml

      Agent_ID_Response.xmlファイルが管理者のマシンのoutputディレクトリ(RREG_Home/output/ディレクトリ)に生成されます。更新済のOAM11GRequest.xmlファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。

    3. エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID_Response.xmlファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home/input/にあります。

      これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、コマンド行で次のコマンドを実行します。

      ./RREG_Home/bin/oamreg.sh outofband input/Agent_ID_Response.xml


    注意:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは$(Oracle_Home)/user_projects/domains/name_of_the_WebLogic_domain_for_OAM/output/Agent_IDディレクトリに生成されます。

  • Windowsの場合

    手順は次のとおりです。

    1. サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xmlファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home\input\ディレクトリにあります。

      RREG_Homeは、RREG.tar.gz/rregの内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集して、新規のOracle Traffic Director WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定し、更新されたファイルをシステム管理者に送信します。

    2. 管理者は、更新されたOAM11GRequest.xmlファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home\input\にあります。これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Homeディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

      RREG_Home\bin\oamreg.bat outofband input\OAM11GRequest.xml

      Agent_ID_Response.xmlファイルが管理者のマシンのRREG_Home\output\ディレクトリに生成されます。更新済のOAM11GRequest.xmlファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。

    3. エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID_Response.xmlファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home/input/にあります。これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

      RREG_Home\bin\oamreg.bat outofband input\Agent_ID_Response.xml


    注意:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド』のコンソールを使用したOAMエージェントの登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは$(Oracle_Home)/user_projects/domains/name_of_the_WebLogic_domain_for_OAM/output/Agent_IDディレクトリに生成されます。

A.4.1.5 RREGによって生成されるファイルおよびアーティファクト

新規WebGateエージェントの登録に使用する方法またはモードに関係なく、次のファイルおよびアーティファクトがRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリに生成されます。

  • wallet/cwallet.sso

  • cwallet.sso

  • ObAccessClient.xml

  • SIMPLEモードの場合、RREGによって次のものが生成されます。

    • password.xml。SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと同じものを使用できます。

    • aaa_key.pem

    • aaa_cert.pem

  • CERTモードの場合、RREGによってpassword.xmlが生成されます。これには、SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと異なるものを使用できます。


    注意:

    RREGによって生成されたこれらのファイルを使用して証明書リクエストを生成し、サードパーティの認証局に署名を求めることができます。既存の証明書をインストールするには、既存のaaa_cert.pemおよびaaa_chain.pemファイルをpassword.xmlおよびaaa_key.pemと合せて使用する必要があります。

A.4.2 Oracle Traffic Director WebGateインスタンスの場所への生成されたファイルおよびアーティファクトのコピー

RREGがこれらのファイルおよびアーティファクトを生成した後、使用しているセキュリティ・モードに基づき、手動でこれらをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからwebgate_instanceDirectoryディレクトリにコピーする必要があります。

使用しているセキュリティ・モードに従って、次の操作を行います。

  • OPENモードの場合、次のファイルをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからwebgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリにコピーします。

    • wallet/cwallet.sso

    • ObAccessClient.xml

    • cwallet.sso

  • SIMPLEモードの場合、次のファイルをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからwebgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリにコピーします。

    • ObAccessClient.xml

    • cwallet.sso

    • password.xml

    さらに、次のファイルをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからwebgate_instanceDirectory/webgate/config/simpleディレクトリにコピーします。

    • aaa_key.pem

    • aaa_cert.pem

  • CERTモードの場合、次のファイルをRREG_Home/output/Agent_IDディレクトリからwebgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリにコピーします。

    • ObAccessClient.xml

    • cwallet.sso

    • password.xml

新規証明書の生成

次の手順で、新規証明書を生成します。

  1. $(Oracle_Home)/webgate/otd/tools/opensslディレクトリに移動します。

  2. 次のようにして、証明書リクエストを作成します。

    ./openssl req -utf8 -new -nodes -config openssl_silent_otd11g.cnf -keyout aaa_key.pem -out aaa_req.pem -rand $(Oracle_Home)/webgate/otd/config/random-seed/

  3. 次のようにして、証明書を自己署名します。

    ./openssl ca -config openssl_silent_otd11g.cnf -policy policy_anything -batch -out aaa_cert.pem -infiles aaa_req.pem

  4. 次の生成された証明書をwebgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリにコピーします。

    • aaa_key.pem

    • aaa_cert.pem

    • simpleCAディレクトリ内のcacert.pem


      注意:

      cacert.pemファイルをコピーした後、ファイルの名前をaaa_chain.pemに変更する必要があります。

既存の証明書の移行

既存の証明書(aaa_key.pem、aaa_cert.pemおよびaaa_chain.pem)を移行する場合、aaa_key.pemを暗号化する際に使用したものと同じパスフレーズを使用してください。同じパスフレーズをRREG登録処理中に入力する必要があります。同じパスフレーズを使用しないと、RREGによって生成されたpassword.xmlファイルが、鍵の暗号化に使用されたパスフレーズと一致しません。

同じパスフレーズを入力したら、これらの証明書を次のようにコピーできます。

  1. webgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリに移動します。

  2. 次の証明書をwebgate_instanceDirectory/webgate/configディレクトリにコピーします。

    • aaa_key.pem

    • aaa_cert.pem

    • aaa_chain.pem

A.4.3 Oracle Traffic Directorインスタンスの再起動

Oracle Traffic Directorインスタンスの再起動の詳細は、『Oracle Traffic Directorの管理』のWLSTを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止、再起動に関する項を参照してください。

WebLogic ServerドメインでOracle Traffic Directorを構成してある場合、Oracle Fusion Middleware Controlを使用してOracle Traffic Directorインスタンスを再起動することもできます。詳細は、『Oracle Traffic Directorの管理』のFusion Middleware Controlを使用したOracle Traffic Directorインスタンスの起動、停止、再起動に関する項を参照してください。

スタンドアロン・インスタンスの場合、Domain_Home/config/fmwconfig/components/OTD/instances/Instance_Name/binから./restartコマンドを使用して再起動できます。