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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentでの開発
12c (12.2.1)
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31 URLツールを使用したImagingユーザー・インタフェース機能へのアクセス

この章では、ビューアUIツールがどのように実装されているかについて説明します。ビューアUIツールは、ViewDocumentユーザー・インタフェース機能への直接アクセスを提供します。

この章の内容は次のとおりです。

31.1 URLツールを使用したImagingユーザー・インタフェース機能へのアクセスについて

URLツールはImagingユーザー・インタフェースのURLで、このURLを使用して、ドキュメントの表示など、特定のユーザー・インタフェース機能へ直接アクセスすることができます。このツールは、専用のアクセス・ページから公開され、正式なAPIとして、アプリケーションでサポートされています。

31.2 URLツールの使用

現在、URLツールのアクセスポイントは、http://<server>:<port>/imaging/faces/Pages/UrlTools.jspxにあるUrlTools.jspxページです。


注意:

ご使用のサーバー・アーキテクチャを既存のクライアントURLが引き続き利用できるようにネットワーク・マッピングを使用して変更するか(同じマシンまたはIPアドレスでIPMマシンをUCMマシンに置き換えることが可能)、またはすべてのクライアント参照を変更する必要があります。

31.3 サポートされるURLツール・パラメータ

次のURLパラメータは使用されません。これらは、パラメータとしてURLツールに追加できます。セミコロンで区切られたパラメータ名は、これらのパラメータ名が同じものを意味していることを示します。

パラメータ名 説明 有効な値 デフォルト
LockBanner バナーをロックするか、ロックを解除するかを示します。バナーをロックするとは、バナーが非表示にされ、展開できなくなるという意味です。

URLでこのパラメータが指定されていても、HideBanner=0の方が優先されます。

1またはtrue:

バナーをロックします

0またはfalse:

バナーのロックを解除します

0 - 別途指定のないかぎり、URLツールでバナーのロックを解除します
LockWorkcenter ナビゲーション・ペインをロックするか、ロックを解除するかを示します。ナビゲーション・ペインをロックするとは、ナビゲーション・ペインが非表示にされ、展開できなくなるという意味です。

URLでこのパラメータが指定されていても、HideWorkcenter=0の方が優先されます。

1またはtrue:
ナビゲーション・ペインをロックします。

0またはfalse:

ナビゲーション・ペインのロックを解除します。

1 - 別途指定のないかぎり、URLツールでナビゲーション・ペインをロックします
ToolName リクエストの処理に使用するツールを示します。 現在あるツールは2つのみです。これらはExecuteSearch (またはAWSER)およびViewDocument (またはAWVWR)です。 なし
skin 使用するスキンを示します。 アプリケーションに展開された任意の値。通常は
  • blafplus-rich

  • blafplus-medium

  • blafplus

  • fusion

  • fusion-11.1.1.3.0

  • skyros

現行ユーザーの設定が使用されます。

31.4 ビューアURLツール

ビューアURLツールは、直接アクセスが可能なツールとして、ImagingビューアUIツールを公開します。ViewDocumentツールで使用できるURLパラメータの概要は次のとおりです。

パラメータ名 説明 有効な値 デフォルト
showHistory ビューアの履歴パネルを表示または非表示にします。 1またはtrue:
履歴を表示します

0またはfalse:
履歴を非表示にします

False
showProperties ビューアの「プロパティ・パネル」を表示または非表示にします。 1またはtrue:

プロパティを表示します

0またはfalse:

プロパティを非表示にします

False
showStickyNotes ビューアの「付箋」パネルを表示または非表示にします。 1またはtrue:

付箋を表示します

0またはfalse:

付箋を非表示にします

False
DocumentId ユーザーに表示するドキュメントのドキュメントID。これが指定されていない場合、ドキュメントの表示は失敗し、エラーが表示されます。 有効なドキュメントID。これは検索により、またはユーザー・インタフェースもしくはWebサービスAPIを通じたドキュメントの索引付けの結果として取得されます。 なし
supportingKey 表示すべきサポート情報のキー 任意の有効なサポート情報キーの値。 なし
folder ビューアの保存先フォルダ名。これは省略可能な値です。これにより、UIキャッシュ内に様々なドキュメントを分類して蓄積することができます。 フォルダ名として使用できる文字列値。 これが指定されていない場合、フォルダ名は"default"となります。これは検索結果が表示済ドキュメントを保存するフォルダと同じです。
showTabs ユーザーがフォルダ内のドキュメントを切り替えられるように、タブを表示するかどうかを示します。 1またはtrue - タブを非表示にします。0またはfalse - タブを表示します。 False
closeAllTabs URLツールに対して、ドキュメントが開かれるフォルダ内のタブをすべて閉じるように指示します。 1またはtrue - フォルダ内のドキュメントをすべて閉じます。 0またはfalse - フォルダ内のドキュメントは閉じません。 False
forceHideProperties ビューアの「プロパティ・パネル」を閉じます。このオプションにより、システムのデフォルトおよびユーザー・プリファレンスが無視されます。 1またはtrue - 「プロパティ・パネル」を強制的に閉じます。

0またはfalse - 「プロパティ・パネル」を強制的に閉じません。

False
forceHideStickyNotes ビューアの付箋パネルを閉じます。このオプションにより、システムのデフォルトおよびユーザー・プリファレンスが無視されます。 1またはtrue - 付箋パネルを強制的に閉じます。

0またはfalse - 付箋パネルを強制的に閉じません。

False
forceHideHistory ビューアの履歴パネルを閉じます。このオプションにより、システムのデフォルトおよびユーザー・プリファレンスが無視されます。 1またはtrue - 履歴パネルを強制的に閉じます。0またはfalse - 履歴パネルを強制的に閉じません。 False
HideBanner ビューアのバナーを表示または非表示にします。 1またはtrue - バナーを非表示にします

0またはfalse - バナーを表示します

True

例31-1は、ViewDocument URLツールを使用して、ビューアにドキュメントを開くURLの例です。

例31-1 ドキュメントを開いて表示

この例ではIDが123.RPO_456のドキュメントがフォルダEBS1に入っています。パラメータshowTabs=0によりビューアのドキュメント・タブが非表示になっているため、ユーザーはフォルダ内の別のドキュメントに表示を切り替えられません。

http://<server>:<port>/imaging/faces/Pages/UrlTools.jspx?ToolName=ViewDocument&DocumentId=123.RPO_456&folder=EBS1&showTabs=0