23 モバイル・バーコード・リーダーの追加

この章では、モバイル・デバイスのバーコード・リーダーの追加方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

• 第23.1項「モバイル・バーコード・リーダーの追加」

• 第23.2項「モバイル・デバイスへのバーコード・スキャナ・ソフトウェアのインストール」

• 第23.3項「モバイル・バーコード・リーダーのインストールの検証」

23.1 モバイル・バーコード・リーダーの追加について

バーコード・スキャナ機能に対応できるモバイル・デバイスに、バーコード・スキャナ・ソフトウェアをインストールすることができます。デバイスでのソフトウェアのインストールと有効化の詳細は、デバイスのドキュメントを参照してください。

23.2 モバイル・デバイスへのバーコード・スキャナ・ソフトウェアのインストール

次のファイルはインストールに必要です。Windows Mobileバージョン5.0は、現在サポートされている唯一のバージョンです。

1. BarcodeUtilityMobile.cab: 物理コンテンツ管理(PCM)ソフトウェアとともにインストールされ、通常はIntradocDir\ucm\urm\config\MobileEditionにあります。これは、モバイル・デバイスにインストールする必要があります。

2. コンピュータにインストールするファイルは、次のとおりです。

   • Microsoft ActiveSync、バージョン4.1以降

   • .NET Compact Framework 2.0 sp2再配信可能ファイル。これは、すでにインストールされています。

   • 記号管理対象のクラス・ライブラリ。次の場所からファイルをダウンロードします。

     http://support.symbol.com/support/search.do?cmd=displayKC&docType=kc&externalId=11683&sliceId=&dialogID=163824222&stateId=1%200%20163812949

     ファイルをインストールします。インストール後、ファイルはC:\Program Files\Symbol Mobility Developer Kit for .NET\v1.7\SDK\Smart Devices\wce500\armv4iにあるローカル・ディスクに格納されます。

23.3 モバイル・バーコード・リーダーのインストールの検証

デバイスのタイプとダウンロードされたソフトウェアによっては、使用手順が異なる場合があります。一般的な使用手順のいくつかを次に示します。デフォルトのペン型スキャナの使用法とバーコードの基本情報の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。

1. モバイル・デバイス上のアプリケーションを起動します。

2. ログイン・ページが開きます。ログイン後、デバイスに「直接スキャン」ウィンドウが開きます。

3. アイテムをスキャンして、「プロセス」アイコンをクリックします。

4. スキャンの効果を示す「結果」ページが開きます。

「直接スキャン」ウィンドウのメイン・メニューから、次のメニュー・オプションが使用できます。

• 「リアルタイム処理」: データの処理と即時アップロードに使用します。

• 「トランザクション・コードの保存」: トランザクションの一時的な保存に使用します。

• 「オプション」: 別のデフォルト(アップロードのタイムアウト、アプリケーション・ロケールなど)の設定に使用します。

「結果」ページでは、すべてのトランザクションのテキスト・リストを表示する「リスト」と、すべてのトランザクションの表リストである「詳細」という2種類のビューが使用できます。