Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグイン12.2.1の使用 12c (12.2.1) E69935-01 |
|
前 |
次 |
次の各項では、Microsoft IIS Web Server用Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインをインストールして構成する方法を説明します。
第1.2項「Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグイン12c (12.2.1)の入手方法」の説明に従って、IIS Web Server用Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインをダウンロードします。zipファイルには、次のファイルが含まれています。
表5-1 Microsoft IISプラグインのZipに含まれているファイル
(パス)/ファイル名 | 説明 |
---|---|
README.txt |
このディストリビューションに固有の情報、最新の更新およびその他の正誤表 |
bin/orapki.bat |
Oracleウォレットを構成するためのorapkiツール |
jlib/*.jar |
orapkiヘルパーJavaライブラリ |
iisproxy.dll |
WebLogicプロキシ・モジュール |
lib/*.dll |
ヘルパー・ライブラリ |
この項では、Microsoft IIS 7.0のプラグインのインストール方法と構成方法について説明します。
この項では、Microsoft Internet Information Server IIS 7.0プラグインの設定方法について説明します。
IIS 7.0用のMicrosoft Internet Information Serverプラグインを設定するには、次の手順を実行します。
Microsoft IIS 7.0をダウンロードしてインストールします。
Microsoft IIS 7.0の必要な機能がすべて有効になっていることを確認します。
Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインの最新のzipファイルをダウンロードしてインストールします。
IISマネージャーで、「Web サイト」を右クリックして「Web サイトの追加」を選択し、Webアプリケーションを作成します。
「Web サイト名」に、Webアプリケーションに付ける名前(たとえば、MyApp
)を入力します。Webアプリケーションのポート(現在使用中でない任意の有効なポート番号)の物理パスを選択します。
「OK」をクリックしてWebアプリケーションを作成します。
「Web サイト」の下にそのアプリケーションの名前が表示されていれば、アプリケーションが作成され、実行が開始されています。図5-1のように、MyAppアプリケーションに関するすべての設定(変更可能)を表示するには、「Web サイト」の下にあるMyAppノードをクリックします。
「ハンドラー マッピング」をクリックして、特定のMIMEタイプのハンドラへのマッピングを設定します。
「StaticFile」をクリックし、「要求パス」を*から*.*に変更します。「OK」をクリックします。
「MyApp」をクリックして、右側のメニュー・オプションの「スクリプト マップの追加」をクリックします。「要求パス」に*を入力します。
iisproxy.dllファイルを参照し、それを実行可能ファイルとして追加します。proxy
という名前を付けます。
「要求の制限」をクリックし、「要求のマップ先が次の場合のみハンドラーを呼び出す」の選択を解除します。
「OK」をクリックして、このハンドラ・マッピングを追加します。「スクリプト マップの追加」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
パスによるプロキシを構成する場合は、第5.1.3項「ワイルドカード・アプリケーション・マッピングを使用したパスによるプロキシ」を参照してください。
IISマネージャーのツリーのルート・ノードをクリックし、「ISAPI および CGI の制限」をクリックします。必ず「特定できない ISAPI モジュールを許可する」を選択してください。
次の内容でiisproxy.iniというファイルを作成し、プラグインのあるディレクトリに配置します。
WebLogicHost= @hostname@ WebLogicPort= @port@ ConnectRetrySecs=5 ConnectTimeoutSecs=25 Debug=ALL DebugConfigInfo=ON KeepAliveEnabled=true WLLogFile=@Log file name@ SecureProxy=OFF
Internet Explorerブラウザを開き、http://<hostname>:<port>
を入力します。Oracle WebLogic ServerからMedrecサンプル・アプリケーションを表示できるはずです。
SSLモードでプラグインを実行する場合は、WeblogicPortの値をアプリケーションのSSLポートに、SecureProxy
の値をONに変更して、WLSSLWallet
をウォレットの場所に設定します。SSLパラメータの詳細は、第8.2項「Webサーバー・プラグインのSSLパラメータ」を参照してください。
WebLogic Serverによって提供される予定のWebアプリケーションに含めることができるすべての静的コンテンツをIISが提供できるようにするには、次の手順を実行してください。
第5.1.1項「Microsoft IIS 7.0プラグインのインストールと構成」の説明に従って、IIS Web Server上でMicrosoft IIS Web Server用Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインを設定することでアプリケーションを構成します。
オラクル社のドキュメントで説明されているとおりに、proxyという名前のハンドラ・マッパーを作成してあると想定します。
重要: プロキシ設定では、WLEXCLUDEPATHORMIMETYPE プロパティを使用しないでください。これは、必要でも役立つこともなく、手順がわかりにくくなる可能性があるだけです。 |
「IIS マネージャ」で、手順1で作成した仮想ディレクトリまたはアプリケーションをクリックしてホーム・ページを表示します。
「Handling Mappers」をダブルクリックし、右側のペインで「順序指定された一覧の表示」をクリックします。ハンドラ・マッピングの順序指定された一覧が表示されます。
proxyを選択して、StaticFileハンドラ・マッピングの下にドラッグします(つまり、StaticFileハンドラ・マッピングがproxyハンドラ・マッピングの上に表示されます。)
静的ファイルを編集し、要求パスを*.jpgに変更します。ファイルを保存します。
PNG、GIF、CSSなどの種類の静的ファイルを提供するようにIISを構成します。
リクエストしたファイルの拡張子に関係なく、Webサイトまたは仮想ディレクトリへのすべてのリクエストの開始時にInternet Server API (ISAPI)アプリケーションを実行するように該当のWebサイトまたは仮想ディレクトリを構成できます。この機能を使用することで、iisproxy.dllにマッピングを挿入し、パスによってWebLogic Serverへリクエストをプロキシできます。
次に示す手順は、IIS向けの「Add a Wildcard Script Map」(http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc754606(WS.10).aspx
)で説明されている、IISでワイルドカード・スクリプト・マップを追加し、ISAPIを使用してパスによってプロキシする方法をまとめたものです。
IISマネージャーを開き、管理するレベルに移動します。
IISマネージャーを開く方法の詳細は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc770472(WS.10).aspx
の「Open IIS Manager」を参照してください。
UIでの場所移動の詳細は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732920(WS.10).aspx
の「Navigation in IIS Manager」を参照してください。
サーバー、サイトまたはアプリケーション・ホームページの「機能ビュー」で、「ハンドラー マッピング」をダブルクリックします。
「ハンドラー マッピング」ページの「操作」ペインで、「ワイルドカード スクリプト マップの追加」をクリックします。
「実行可能ファイル」テキスト・ボックスで、フルパスを入力するか、リクエストを処理するiisproxy.dll
を参照します。たとえば、systemroot\system32\inetsrv\iisproxy.dll
と入力します。
「名前」テキスト・ボックスに、ハンドラ・マッピングのわかりやすい名前を入力します。
「OK」をクリックします。
必要に応じて、「ハンドラー マッピング」ページで、ロックまたはロック解除するためにハンドラを選択します。ハンドラ・マッピングをロックすると、それを構成内の下位レベルでオーバーライドできなくなります。リストからハンドラ・マッピングを選択し、「操作」ペインで「ロック」または「ロック解除」をクリックします。
ワイルドカード・スクリプト・マップを追加した後、実行可能ファイルを「ISAPI および CGI の制限」リストに追加して、実行できるようにする必要があります。ISAPIおよびCGIの制限の詳細は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc730912(WS.10).aspx
の「Configuring ISAPI and CGI Restrictions in IIS 7」を参照してください。
注意: 同じIISサイト内の複数のIISアプリケーションにリクエストをプロキシする場合は、後続リクエストが最初のWebサイトにしかプロキシされない状態にならないように、各IISアプリケーションを作成して、それぞれに一意のアプリケーション・プールを割り当てます。IIS 7.xでは、アプリケーション・プールを仮想ディレクトリに割り当てることはできません。 |
複数のWebサイト(IISで仮想ディレクトリとして定義)からWebLogic Serverへリクエストをプロキシするには:
仮想ディレクトリ用に新しいディレクトリを作成します。このディレクトリには、プロキシを定義するために使用する.dllおよび.iniファイルが格納されます。
プラグインの.zipファイルをディレクトリに解凍します。
構成した各仮想ディレクトリについて、手順1で作成したディレクトリに、プラグインの\libフォルダの内容をコピーします。
第5.1.4.1項「iisproxy.iniファイルのサンプル」の説明に従って、仮想Webサイトのためのiisproxy.iniファイルを作成します。手順1で作成したディレクトリに、このiispoxy.iniファイルをコピーします。
手順1で作成したディレクトリに、iisproxy.dllをコピーします。
仮想ディレクトリごとに別個のアプリケーション・プールを作成します。
「Creating Application Pools (IIS 6)」(http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/WindowsServer2003/Library/IIS/93275ef2-2f85-4eb1-8b92-a67545be11b4.mspx?mfr=true
)で説明されているように、様々なWebアプリケーションまたはWebサイトを、アプリケーション・プールと呼ばれるプールに隔離できます。アプリケーション・プールでは、プロセス境界によって各ワーカー・プロセスが他のワーカー・プロセスから分離され、アプリケーションが1つのアプリケーション・プールにルーティングされる場合に、別のアプリケーション・プールのアプリケーションがそのアプリケーションに影響を及ぼすことはありません。
注意: IIS 7.0には「アプリケーション保護」オプションがないため、手順6はIIS 6.0のみに適用されます。特定のIISサイト内に存在するIIS仮想ディレクトリが厳密に1つであることを除けば、この手順はIIS 7.0で機能します。このような制限があるのは、IIS 7.0では仮想ディレクトリごとに一意のアプリケーション・プールを割り当てることができず、後続リクエストが必ず最初のwebsite (仮想ディレクトリ)にプロキシされるためです。 |
クラスタ化されていない単一のWebLogic Serverで、次のiisproxy.iniファイルのサンプルを使用できます。コメント行は#で示されています。
# This file contains initialization name/value pairs # for the IIS/WebLogic plug-in. WebLogicHost=localhost WebLogicPort=7001 ConnectTimeoutSecs=20 ConnectRetrySecs=2
クラスタ化されたWebLogic Serverで、次のiisproxy.iniファイルのサンプルを使用できます。コメント行は#で示されています。
# This file contains initialization name/value pairs # for the IIS/WebLogic plug-in. WebLogicCluster=myweblogic.com:7001,yourweblogic.com:7001 ConnectTimeoutSecs=20 ConnectRetrySecs=2
注意: プラグインとWebLogic Serverとの間でSSLを使用する場合は、ポート番号をSSLリスニング・ポートとして定義する必要があります。 |
ACLは、IISによってAuthorizationヘッダーが渡されない場合、Microsoft IIS Web Server用Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグイン12c (12.2.1)では機能しません。次の情報を参考にして、IISによって必ずAuthorizationヘッダーが渡されるようにしてください。
基本認証を使用する場合、ユーザーがローカルのログオン権限でログオンすることを確認します。
IISサーバーで、ローカル・ログオン・ユーザー権限を、各ユーザー・アカウントに付与します。基本認証の使用を有効にするには、基本認証のローカル・ログオンの使用で2つの問題が発生する可能性があります。
ユーザーにローカル・ログオン権限がない場合は、FrontPage、IISおよびWindows NTが正しく構成されているように見えるとしても、基本認証は機能しません。
ローカル・ログオン権限があり、IISを実行するホスト・コンピュータに実際にアクセスできるユーザーが、コンソールで対話型セッションを開始できます。
基本認証を有効にするには、コンソールの「ディレクトリ セキュリティ」タブで、必ず「匿名を許可する」オプションを選択し、それ以外のすべてのオプションの選択を解除してください。
次の手順に従い、Microsoft IISプラグインのインストール、構成およびデプロイが正常に行われたことを確認します。
WebLogic ServerとIISが実行されていることを確認します。
JSPファイルをデフォルトWebアプリケーションのドキュメント・ルートに保存します。
ブラウザを開き、次の例に示すように、IISにfilename.jspを加えた形式でURLを設定します。
http://myiis.server.com/filename
.jsp
filename.jspがブラウザに表示されれば、プラグインは正常に機能しています。
この項では、Microsoft IIS 7.5のプラグインのインストール方法と構成方法について説明します。
次の手順に従い、Microsoft IIS 7.5プラグインをインストールして構成します。
Microsoft IIS 7.5をインストールします。
Microsoft IIS 7.5の必要な機能がすべて有効になっていることを確認します。
「スタート」メニューで、「コントロール パネル」、「プログラムと機能」の順に選択します。「Internet Information Services (IIS) 7+ Manager」を選択します。「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックします。
「Internet Information Services」の下のツリー全体を開き、サブ機能がすべて選択されていることを確認します。
Oracle WebLogic Serverプロキシ・プラグインの最新のzipファイルをダウンロードしてインストールします。
次の内容でiisproxy.ini
ファイルを%
PLUGIN_HOME
%\lib\
フォルダに作成します。
WebLogicHost=URL_of_WebLogic_Host
WebLogicPort=WebLogic_Port
Debug=ALL DebugConfigInfo=ON WLLogFile=C:\Temp\wl-proxy.log
%
PLUGIN_HOME
%\lib
フォルダがシステムのPATH
(「コントロール パネル」、「システム」、「システムのプロパティ」、「環境変数」、「システムのプロパティ」、「PATH」の順に選択)に含まれていることを確認します。
「IIS マネージャー」を開きます(「スタート」、「すべてのプログラム」→「管理ツール」→「Internet Information Servicesマネージャー」 を選択)。
図5-10 Internet Information Servicesマネージャーのウィンドウ
IISに新しいWebサイトを作成します。詳細は、IISヘルプ・システムを参照してください。
サイト名をクリックして、「ハンドラー マッピング」を開き、スクリプト・マップを追加します(「拡張子」を.jsp
などの値に設定し、「実行可能ファイル」を%
PLUGIN_HOME
%\lib
\iiproxy.dll
に設定して、値を「名前」に割り当てます)。
「MIME の種類」をクリックして、MIMEの種類が拡張子に定義されていることを確認します。MIMEの種類とその定義(ない場合)を追加します。
サイト名をクリックし、「ディレクトリの参照」を開いて機能を有効にします。
IISを起動します(コマンド・プロンプトでservices.msc
と入力し、下部にある「World Wide Web発行サービス」に移動して再起動します。さらに、Webサイトを再起動します)。
リクエストをブラウザからhttp://
iishost
:iisport
/application_name
/
に送信して構成をテストし、レスポンスを検証します。
ここで、iishost
は、IISサーバーのURL、iisport
はポート番号になります。iisport番号が、WebLogic Serverのポート番号と異なることに注意してください。
WLSプラグインを構成して機能することを確認した後(第5.2.1項「Microsoft IIS 7.5プラグインのインストールと構成」を参照)、次の手順に従い、静的ファイルを提供します。
「既定の Web サイト」を右クリックして、「仮想ディレクトリの追加」をクリックします。
「エイリアス」フィールドで、static
と入力し、物理パスを静的ファイルの場所(c:\inetpub\wwwroot\static
など)に設定します。「OK」をクリックします。staticフォルダが「既定の Web サイト」に表示されます。
注意: ファイルを別の場所に配置した場合、物理パスが異なることがあります。パスを適宜変更します。
「既定の Web サイト」で「static」をクリックして、staticのホーム・ページを開きます。
staticホーム・ページで、「ハンドラー マッピング」をクリックして、右ペインで「順序指定された一覧の表示」をクリックします。「ハンドラー マッピング」の順序指定されたリストが表示されます。
「スクリプト マップの追加」をクリックします。「要求パス」を「*」に設定し、「実行可能ファイル」を%
PLUGIN_HOME
%\lib
\iiproxy.dll
に設定して、値proxy
を「名前」に割り当てます。「OK」をクリックします。
「順序指定された一覧の表示」をクリックして、ハンドラのリストを並べ替えます。
「proxy」スクリプト・マップをクリックして、StaticFileハンドラ・マッピングの下に移動します。(つまり、StaticFileハンドラ・マッピングがproxyハンドラ・マッピングの上に表示されます。)
c:\inetpub\wwwroot
の下にstatic
フォルダを作成し、このフォルダ内にHTMLファイル(index.html
など)をコピーします。
サービスで「World Wide Web発行サービス」を再起動して、IIS 7.5を再起動します( 図5-11を参照)。
作業をテストします。http://localhost:80/static/index.html
にアクセスして、index.html
ファイルにアクセスします。
IISからのリクエスト「http://localhost:80/console」およびバックエンドWebLogic Serverからのその他の動的コンテンツに対して、*.gif
や*.png
イメージなどの静的ファイルを提供するとします。第5.2.2項「IIS 7.5での静的ファイルの提供」の他に次の手順を実行します。
第5.2.2項「IIS 7.5での静的ファイルの提供」で説明する手順を実行します。
「既定の Web サイト」を右クリックして「仮想ディレクトリの追加」をクリックし、「仮想ディレクトリの追加」ダイアログ・ボックスに次の内容を入力します。
エイリアス: console
物理パス: C:\
path_to_the_wls_plug-in
\console
この例では、consoleの物理パスはC:\OHS_Plugin_IIS\console
になります。
「OK」をクリックします。「既定の Web サイト」の左ペインに「console」
エントリが表示されます。
「既定の Web サイト」で「console」をクリックします。右側に「consoleホーム」が開きます。
「consoleホーム」ペインで「ハンドラー マッピング」をクリックします
「StaticFile」を右クリックし、「編集」を選択します。「モジュール マップの編集」ダイアログ・ボックスでフィールドを次のように更新します。
要求パス: *.png (つまり、「*」を「*.png」に変更)
モジュール: StaticFileModule, DefaultDocumentModule, DirectoryListingModule (デフォルト)
実行可能ファイル: 不要。空白のままにしておきます。
名前: StaticFile (ここでの名前変更は不可)
「要求の制限」をクリックします。「要求の制限」ダイアログ・ボックスの「マップ」タブで、「要求のマップ先が次の場合のみハンドラを呼び出す」を選択した場合、「ファイル」または「フォルダー」を選択します。「OK」→「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
前述の手順では、IISサーバーから*.pngを提供します。
*.gifファイルなど、他のイメージ・ファイルを提供するには、次の手順を実行します。
「Consoleホーム」で「ハンドラー マッピング」をクリックし、右側で「モジュール マップの追加」をクリックして、次の内容を入力します。
要求パス: *.gif
モジュール: StaticFileModule, DefaultDocumentModule, DirectoryListingModule
実行可能ファイル: 不要。空白のままにしておきます
名前: StaticFileForGIF
「要求の制限」をクリックします。「マップ」で、「要求のマップ先が次の場合のみハンドラを呼び出す」を選択していることを確認し、「ファイル」または「フォルダー」を選択して、「OK」→「OK」をクリックします
ハンドラの順序を調整します。
「既定の Web サイト」で「console」をクリックして、右側で「ハンドラー マッピング」、「順序指定された一覧の表示」の順にクリックします
「proxy」を選択して、「proxy」が「StaticFile」と「StaticFileForGIF」の下になるまで移動します。つまり、順序は次のようになります。
StaticFile StaticFileForGIF proxy
http://loclhost:
<iis-port>
/console
リクエストに属する静的ファイルをすべてWebLogic ServerからIISにコピーします。
サービスを再起動してから、Webサイトを再起動します。
イメージ(*.png
および*.gif
)がIISで提供され、動的コンテンツがWeblogicサーバーで提供されるようになりました。
たとえば、リクエストhttp://localhost:80/console
の場合、コンソールのイメージはIISで提供され、*.png
や*.gif
以外のリクエストはすべてWeblogic Serverで提供されます。