この章では、このガイド(『Oracle WebLogic Server Java EE管理アプリケーションの開発』)の内容と対象読者について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
このドキュメントは、Java EEアプリケーション用の管理サービスを開発するソフトウェア開発者、およびJMX互換の管理システムを開発するソフトウェア・ベンダーを対象としています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストや、特定のアプリケーションでJMXの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載されています。
このドキュメントは、ソフトウェア・プロジェクトの設計段階と開発段階に関する情報を説明するものです。このドキュメントでは、本番段階での管理、モニター、パフォーマンス・チューニングについては扱いません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。
このドキュメントは、Java EEおよび一般的なアプリケーション管理の概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、限定的でありながら有用な一連のJMX管理サービスを開発するための実践的な方法を重点的に扱います。JMXをより広範な管理上の問題に適用するには、「関連ドキュメント」に挙げるJMX仕様などのドキュメントを参照してください。
このマニュアルの構成は次のとおりです。
この章第1章「概要とロードマップ」では、このガイドのスコープと構成を紹介します。
第2章「Java EE管理APIの使用」では、JMXについて解説し、JMXをその他のWebLogic Server管理機能と組み合せて使用する一般的な方法について説明します。
Oracleには、JMXに関する書籍、ホワイトペーパー、および詳細情報へのリンクが掲載されたWebサイト(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/javamanagement-140525.html
)があります。
JMX 1.2仕様およびAPIドキュメントを参照する場合は、http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr003/index3.html
からダウンロードしてください。
JMXリモートAPI 1.0仕様およびAPIドキュメントを参照する場合は、http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr160/index.html
からダウンロードしてください。
WebLogic Serverアプリケーション用に他のタイプの管理サービスを開発するためのガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
Oracle WebLogic ServerにデプロイされたアプリケーションへのWebLogicロギング・サービスの追加。WebLogicによるログ・メッセージの国際化とローカライゼーションのサポートについて説明し、WebLogic Serverで提供されているテンプレートおよびツールを使用して、ロケール固有のメッセージ・カタログを作成または編集する方法を示します。
『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用』。システム管理者が、JMX、ロギングなどの管理機能を通じて公開されていないアプリケーション・モニター・データを収集する方法について説明します。
WebLogic Serverアプリケーションを開発およびチューニングするためのガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
Oracle WebLogic Server JMXによる管理可能アプリケーションの開発。カスタムMBeanを作成および登録する方法について説明します。
WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』 12.2.1を参照してください。