この章では、このガイド『Oracle WebLogic Server JSPタグ拡張の開発』の内容と構成について説明します。
この章には次の項が含まれます:
JSP 2.1仕様により、Java Server Page (JSP)でカスタム・タグを作成および使用できます。カスタム・タグは、Webページ作成者が使いやすく管理しやすいように、Webページのプレゼンテーションからビジネス・ロジックの複雑さを分離するための優れた方法です。JSPページでカスタムJSPタグ拡張を使用すると、動的コンテンツを生成できます。また、様々なWeb開発ツールを使用して、プレゼンテーションを作成できるようになります。
WebLogic Serverは、http://java.sun.com/products/jsp/reference/api/index.html
でJSP 2.0仕様に定義されているタグ拡張メカニズムを完全にサポートしています。
このマニュアルは、Java Server Page (JSP)でカスタム・タグを作成および使用するソフトウェア開発者を対象としています。また、JSPでカスタム・タグを使用するWebページ作成者も対象です。
このマニュアルでは、プロダクション段階での管理、モニター、パフォーマンス・チューニングについては扱いません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。
このマニュアルは、Java EEプラットフォームおよびJSPの概念に精通している読者を対象としています。
第1章「概要とロードマップ」では、このガイドの構成を紹介します。
第2章「カスタムJSPタグの理解と作成」では、カスタムJSPタグの機能、フォーマットおよびコンポーネントの概要、ならびにタグ・ライブラリの作成と構成の手順について説明します。
第3章「タグ・ライブラリ記述子の作成」では、タグ・ライブラリ記述子(TLD)ファイルの作成方法を説明します。
第4章「タグ・ハンドラの実装」では、拡張タグの機能を実装するJavaクラスを記述する方法について説明します。
第5章「管理と構成」では、JSPタグ拡張を使用するための管理タスクと構成タスクの概要を示します。
このマニュアルには、JSP拡張に固有の設計および開発上の情報が含まれています。
WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』は、WebLogic Serverアプリケーションのデプロイメントについての情報のプライマリ・ソースです。
JavaServer Pagesチュートリアル(http://docs.oracle.com/javaee/6/tutorial/doc/
)
JavaServer Pages (JSP)製品概要(http://www.oracle.com/technetwork/java/javaee/jsp/index.html
)
このリリースで導入されたWebLogic Serverの包括的な新機能一覧は、『Oracle WebLogic Serverの新機能』 12.2.1を参照してください。