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Oracle® Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレートの作成
12c (12.2.1)
E72524-01
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2 ドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレートの作成

この章では、ドメイン・テンプレート・ビルダーを使用してドメイン・テンプレートを作成する方法について説明します。

この章には次の項が含まれます:

ドメイン・テンプレート・ビルダーの開始

製品がインストールされているマシンのコンソールで、JavaベースのGUIがサポートされている必要があります。Windowsベースの場合はすべてのコンソールでJavaベースのGUIがサポートされていますが、UNIXベースの場合、JavaベースのGUIがサポートされているのは一部のコンソールのみです。

ドメイン・テンプレート・ビルダーは、コマンド行からグラフィカル・モードで開始できます。

  1. 製品がインストールされている対象のシステムにログインします。

  2. MS-DOSコマンド・プロンプト・ウィンドウ(Windows)またはコマンド・シェル(UNIX)を開きます。

  3. 次のディレクトリに移動します。ここでORACLE_HOMEは、WebLogic Serverのインストール時に指定したOracleホーム・ディレクトリです。

    Windows: ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin

    UNIX: ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

  4. 次のコマンドを実行します。

    Windows: config_builder.cmd

    UNIX: sh config_builder.sh


    注意:

    config_builder.cmdまたはconfig_builder.shコマンドを実行すると、デフォルトのキャッシュ・ディレクトリが無効であることを示す次のエラー・メッセージが表示される場合があります。

    *sys-package-mgr*: パッケージ・キャッシュ・ディレクトリを作成できません。

    コマンド行に-Dpython.cachedir=valid_directoryオプションを含めることで、キャッシュ・ディレクトリを変更できます。


    「テンプレート・タイプ」画面が表示されます。

ドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレートの作成

グラフィカル・モードでドメイン・テンプレート・ビルダーを使用して新しいドメイン・テンプレートを作成するには、「ドメイン・テンプレート・ビルダーの開始」の説明に従って、ドメイン・テンプレート・ビルダーを開始します。


注意:

GUIモードでドメイン・テンプレート・ビルダーを実行できない場合は、WLSTスクリプトを使用してドメイン・テンプレートを作成することをお薦めします。詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のドメイン・テンプレートの作成と使用(オフライン)に関する項を参照してください。

ドメイン・テンプレート・ビルダーでは、表2-1にリストされる順序で一連の画面が表示されます。各画面の詳細は、第4章「ドメイン・テンプレート・ビルダーの画面」の関連する項を参照するか、「画面」列のリンクをクリックしてください。

表2-1は、ドメイン・テンプレート・ビルダーを使用してドメイン・テンプレートを作成する手順をまとめたものです。

表2-1 ドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレート作成の手順

画面 画面がいつ表示されるか 実行するアクション

テンプレート・タイプ


常時

ドメイン・テンプレートを作成するには「ドメイン・テンプレートの作成」を選択します。

ドメイン・テンプレートのソースを指定します。

ドメイン・テンプレートの宛先JARファイルを指定します。

「次へ」をクリックして、続行します。

テンプレート情報


常時

各テンプレート情報フィールドに入力します。

「次へ」をクリックして、続行します。

アプリケーション


選択したドメインまたはテンプレート・ソースにアプリケーションが含まれる場合のみ。

ドメインに含まれるアプリケーションのリストを確認します。宛先ドメインに含めないアプリケーションの選択を解除します。

「次へ」をクリックして、続行します。

ドメイン内容


常時

テンプレートに含まれるファイルを確認します。

必要に応じて、テンプレートにファイルを追加します。

必要に応じて、テンプレートからファイルを削除します。

「次へ」をクリックして、続行します。

スクリプトおよびファイル


常時

左側の「ファイルの選択」リストから、置換変数を追加するファイルを開きます。

変数と置換する文字列を選択します。

右クリックして、置換変数ポップアップ・リストを表示します。

左側の「ファイルの選択」リストで、変更済であることを示すためにファイルのチェック・ボックスを選択します。

「次へ」をクリックして、続行します。

テンプレートのサマリー


常時

テンプレートのサマリーを確認します。「表示」ドロップダウン・リストを使用して、テンプレートの特定の部分に表示を限定できます。

必要に応じて、をクリックし、前の画面に戻って必要な変更を行います。

「作成」をクリックして続行します。

構成の進行状況


常時

テンプレートが生成されるまで待機してから、「終了」をクリックします。

構成の終了


常時

「終了(F)」をクリックして、ドメイン・テンプレート・ビルダーを終了します。


セキュリティ・プロバイダ・データの新しいドメインへの移植

オフライン・ユーティリティのため、テンプレート・ビルダーでは、組込みLDAPデータなどのセキュリティ・プロバイダ・データはドメイン・テンプレートにエクスポートされません。ドメイン・テンプレートを使用して新しいドメインを作成した後で、セキュリティ・プロバイダ・データを新しいドメインに手動で移植する必要があります。手順は次のとおりです。

  1. 必要に応じて、元のドメインの管理サーバーを起動し、元のドメインの管理コンソールにログインします。

  2. Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプセキュリティ・プロバイダからのデータのエクスポートに関する項の説明に従い、元のドメインからデータをエクスポートします。

  3. 必要に応じて、新しいドメインの管理サーバーを起動し、新しいドメインの管理コンソールにログインします。

  4. Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプセキュリティ・プロバイダへのデータのインポートに関する項の説明に従い、新しいドメインにデータをインポートします。