| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービス・リファレンス 12c (12.2.1) E69968-01 |
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この章では、WebLogic Webサービス・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルweblogic-webservices.xmlに関する情報を提供します。
この章の内容は以下のとおりです。
Webサービスの標準Java EEデプロイメント記述子はwebservices.xmlです。このファイルは、WebLogic ServerにデプロイされるWebサービスのセット、およびコンテナ・リソースとその他のサービスに対する依存関係を指定します。このファイルの詳細は、WebサービスXMLスキーマ(http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/j2ee_web_services_1_1.xsd)を参照してください。
標準のJava EE webservices.xmlデプロイメント記述子ファイルと同じ役割を持つWebLogicデプロイメント記述子ファイルがweblogic-webservices.xmlです。このファイルには、デプロイされたWebサービスの呼出しに使用するURLや、タイムアウト値などの構成設定など、WebLogic Webサービスに関するWebLogic固有の情報が格納されます。
weblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子を説明するXMLスキーマ・ファイルについては、http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-webservices/1.1/weblogic-webservices.xsdを参照してください。
この2つのデプロイメント記述子ファイルは、Webサービスを格納しているJava EEアーカイブの同じ場所にあります。具体的には:
Javaクラスを実装したWebサービスの場合、WebサービスはWebアプリケーションWARファイルとしてパッケージ化され、デプロイメント記述子はWEB-INFディレクトリに格納されます。
ステートレス・セッションEJB実装Webサービスの場合、WebサービスはEJB JARファイルとしてパッケージ化され、デプロイメント記述子はMETA-INFディレクトリに格納されます。
weblogic-webservices.xmlファイルの構造は、アーカイブ内に格納されているWebサービスをどのようにリストして識別するかという点でJava EE webservices.xmlファイルの構造と似ています。たとえば、どちらのファイルも、アーカイブ内の各Webサービスに対して、対応するルート要素(Java EE webservices.xmlファイルの場合は<webservices>、weblogic-webservices.xmlファイルの場合は<weblogic-webservices>)の<webservice-description>子要素を持っています。
この節の説明は、情報提供のみを目的としています。通常、構成の更新は、WebLogic Server管理コンソールまたはJWSアノテーションを使用して行います。どちらのデプロイメント記述子ファイルも直接編集する必要はありません。
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注意: weblogic-webservices.xmlファイルの2つの要素(login-configとtransport-guarantee)のデータ型定義が、web.xmlファイルのJ2EEスキーマからインポートされます。この2つの要素とデータ型の詳細は、http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsdにある「サーブレット・デプロイメント記述子スキーマ」を参照してください。 |
以下に、単純なweblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子の例を示します。
<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<weblogic-webservices
xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-webservices">
<webservice-description>
<webservice-description-name>MyService</webservice-description-name>
<port-component>
<port-component-name>MyServiceServicePort</port-component-name>
<service-endpoint-address>
<webservice-contextpath>/MyService</webservice-contextpath>
<webservice-serviceuri>/MyService</webservice-serviceuri>
</service-endpoint-address>
<wsat-config>
<version>WSAT10</version>
<flowType>SUPPORTS</flowType>
</wsat-config>
<reliability-config>
<inactivity-timeout>P0DT600S</inactivity-timeout>
<base-retransmission-interval>P0DT3S</base-retransmission-interval>
<retransmission-exponential-backoff>true
</retransmission-exponential-backoff>
<acknowledgement-interval>P0DT3S</acknowledgement-interval>
<sequence-expiration>P1D</sequence-expiration>
<buffer-retry-count>3</buffer-retry-count>
<buffer-retry-delay>P0DT5S</buffer-retry-delay>
</reliability-config>
</port-component>
</webservice-description>
</weblogic-webservices>
weblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子ファイルの要素の階層構造を次の図に示します。許容される出現回数は要素名に続く中カッコ内に示されます。各要素について、次の各項で詳細に説明します。
<weblogic-webservices> {1} <webservice-description> {1 or more} <webservice-description-name> {1 or more} <webservice-type> {0 or 1} <wsdl-publish-file {0 or 1} <port-component> {0 or more} <port-component-name> {1} <service-endpoint-address> {0 or 1} <webservice-contextpath> {1} <webservice-serviceuri> {1} <auth-constraint> {0 or 1} <login-config> {0 or 1} <transport-guarantee> {0 or 1} <deployment-listener-list> {0 or 1} <deployment-listener> {1 or more} <wsdl> {0 or 1} <exposed> {1} <transaction-timeout> {0 or 1} <callback-protocol> {1} <stream-attachments> {0 or 1} <validate-request> {0 or 1} <http-flush-response> {0 or 1} <http-response-buffersize> {0 or 1} <reliability-config> {0 or 1} <customized> {0 or 1} <inactivity-timeout> {0 or 1} <base-retransmission-interval> {0 or 1} <retransmission-exponential-backoff> {0 or 1} <non-buffered-source> {0 or 1} <acknowledgement-interval> {0 or 1} <sequence-expiration> {0 or 1} <buffer-retry-count> {0 or 1} <buffer-retry-delay> {0 or 1} <non-buffered-destination> {0 or 1} <messaging-queue-jndi-name> {0 or 1} <messaging-queue-mdb-run-as-principal-name> {0 or 1} <persistence-config> {0 or 1} <customized> {0 or 1} <default-logical-store-name> {0 or 1} <buffering-config> {0 or 1} <customized> {0 or 1} <request-queue> {0 or 1} <name> {0 or 1} <enabled> {0 or 1} <connection-factory-jndi-name> {0 or 1} <transaction-enabled> {0 or 1} <response-queue> {0 or 1} <name> {0 or 1} <enabled> {0 or 1} <connection-factory-jndi-name> {0 or 1} <transaction-enabled> {0 or 1} <retry-count> {0 or 1} <retry-delay> {0 or 1} <wsat-config> {0 or 1} <version> {0 or 1} <flowType> {0 or 1} <operation> {0 or more} <name> {0 or 1} <wsat-config> {0 or 1} <version> {0 or 1} <flowType> {0 or 1} <soapjms-service-endpoint-address> {0 or 1} <lookup-variant> {0 or 1} <destination-name> {0 or 1} <destination-type> {0 or 1} <jndi-connection-factory-name> {0 or 1} <jndi-initial-context-factory> {0 or 1} <jndi-url> {0 or 1} <jndi-context-parameter> {0 or 1} <time-to-live> {0 or 1} <priority> {0 or 1} <delivery-mode> {0 or 1} <reply-to-name> {0 or 1} <target-service> {0 or 1} <binding-version> {0 or 1} <message-type> {0 or 1} <enable-http-wsdl-access> {0 or 1} <run-as-principal> {0 or 1} <run-as-role> {0 or 1} <mdb-per-destination> {0 or 1} <activation-config> {0 or 1} <fastinfoset> {0 or 1} <logging-level> {0 or 1} <webservice-security> {0 or 1} <mbean-name> {1}
<reliability-config>要素の<acknowledgement-interval>子要素は、宛先エンドポイントがスタンドアロンの確認応答を送信しなければならない最大間隔を指定します。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP0DT3S (3秒)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の確認応答の間隔の構成に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<activation-config>子要素は、JMSプロバイダに渡されるアクティブ化構成プロパティを指定します。各プロパティは、セミコロン(;)で区切られた名前と値のペアを使用して指定されます。例: name1=value1;...;nameN=valueN。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。有効なアクティブ化プロパティのリストは、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のJMSトランスポート・プロパティの構成に関する項を参照してください。
<auth-constraint>要素は、このリソース・コレクションへのアクセスが許可されるユーザー・ロールを定義します。
<j2ee:auth-constraint>要素のXMLスキーマ・データ型は<j2ee:auth-constraintType>です。これは、標準のweb.xmlデプロイメント記述子を記述するJava EEスキーマで定義されます。詳細なリファレンス情報については、「http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsd」を参照してください。
<reliability-config>要素の<base-retransmission-interval>子要素は、RM宛先にメッセージの再送信を行うまでの時間間隔を指定します。この要素を<retransmission-exponential-backoff>要素と組み合せて使用すると、再送信間隔を調整するアルゴリズムを指定できます。
宛先エンドポイントが、<base-retransmission-interval>で指定した時間間隔でメッセージのシーケンスを確認応答しなかった場合、メッセージが引続き確認されなければ、連続再送信のタイミングに対して、ソース・エンドポイントは指数関数的なバックオフ・アルゴリズムを使用します。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP0DT3S (3秒)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の基本の再送信間隔の構成に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<binding-version>子要素は、SOAP JMSバインディングのバージョンを定義します。このリリースでは、この値を1.0に設定する必要があります。これは、org.jvnet.ws.jms.JMSBindingVersion.SOAP_JMS_1_0と同じです。この値は、SOAPJMS_bindingVersion JMSメッセージ・プロパティに対応しています。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<buffer-retry-count>子要素は、宛先のWebLogic ServerインスタンスのJMSキューが、信頼性のある操作を呼び出すクライアントからWebサービスの実装にメッセージを配信する際の再試行回数を指定します。この値のデフォルトは3です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<buffer-retry-delay>子要素は、メッセージ配信の再試行間隔を指定します。再試行間隔は、JMSキューにあるクライアントのリクエスト・メッセージとWebサービスの実装へのメッセージ配信までの間隔。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。このデフォルト値はP0DT5S (5秒)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項を参照してください。
<buffering-config>要素は、バッファリング構成要素をグループ化します。<buffering-config>要素の子要素は、再試行回数や遅延など、実行時構成値を指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスのメッセージ・バッファリングの構成に関する項を参照してください。
<port-component>要素の<callback-protocol>子要素は、イベントをクライアントに通知するコールバックに使用されるプロトコルを指定します。有効な値は、http、https、またはjmsです。
<request-queue>および<response-queue>要素の<connection-factory-jndi-name>子要素は、メッセージ・バッファリングのリクエストとレスポンスのそれぞれに使用する接続ファクトリのJNDI名を指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスのメッセージ・バッファリングの構成に関する項を参照してください。
<reliability-config>、<persistence-config>および<buffering-config>の<customized>子要素は、構成がカスタマイズされたかどうかを指定するブール・フラグです。
<persistence-config>要素の<default-logical-store-name>子要素は、デフォルトの論理ストアの名前を定義します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの永続性の管理に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<delivery-mode>子要素は、配信モードを指定し、リクエスト・メッセージが永続的かどうかを示します。有効な値は、org.jvnet.ws.jms.DeliveryMode.PERSISTENTおよびorg.jvnet.ws.jms.DeliveryMode.NON_PERSISTENTです。このデフォルト値はPERSISTENTです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
内部使用のみに対応しています。
内部使用のみに対応しています。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<destination-name>子要素は、宛先キューまたはトピックの名前を定義します。このデフォルト値はcom.oracle.webservices.jms.RequestQueueです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<destination-type>子要素は、宛先タイプを定義します。有効な値は、org.jvnet.ws.jms.JMSDestinationType.QUEUEまたはorg.jvnet.ws.jms.JMSDestinationType.TOPICです。このデフォルト値はQUEUEです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<enable-http-wsdl-access>子要素は、HTTPを通してWSDLを公開するかどうかを指定するブール値です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<request-queue>および<response-queue>要素の<enabled>子要素はそれぞれ、リクエスト・メッセージおよびレスポンス・メッセージのバッファリングを有効にするかどうかを指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスのメッセージ・バッファリングの構成に関する項を参照してください。
<wsdl>要素の<exposed>子要素は、Webサービスのデプロイ時にWSDLをパブリックに公開するかどうかを示すブール属性です。
<port-component>要素の<fastinfoset>子要素は、Webサービス・ポート・コンポーネントでFast Infosetがサポートされるかどうかを指定するブール・フラグです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のFast Infosetの使用に関する項を参照してください。
<wsat-config>要素の<flowtype>子要素は、Webサービス原子性トランザクション調整コンテキストがトランザクション・フローとともに渡されるかどうかを指定します。有効な値は、NEVER、SUPPORTSおよびMANDATORYです。デフォルト値はSUPPORTSです。
有効な値とその意味、および@TransactionAttributeアノテーションを使用するEJB型のWebサービスに対してWebサービス原子性トランザクションを構成する際の有効な値の組合せの詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスに対するWebサービス原子性トランザクションの有効化に関する項でフロー・タイプの値をまとめた表を参照してください。
<port-component>要素の<http-flush-response>子要素は、信頼性のあるレスポンスをフラッシュするかどうかを指定します。この値のデフォルトはtrueです。
<port-component>要素の<http-response-buffersize>子要素は、サーバーでのリクエストのキャッシュに使用される信頼性のあるレスポンス・バッファのサイズを指定します。この値のデフォルトは0です。
<reliability-config>要素の<inactivity-timeout>子要素は、非アクティブ間隔を指定します。指定した間隔で、エンドポイント(RM送信元とRM宛先)がアプリケーションのメッセージまたは制御メッセージを受け取らなければ、エンドポイントはRMシーケンスが非アクティブなため終了したものと見なす場合があります。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMnS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP0DT600S (600秒)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の非アクティブ・タイムアウトの構成に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<jndi-connection-factory-name>子要素は、JMS接続の確立に使用される接続ファクトリのJNDI名を定義します。このデフォルト値はcom.oracle.webservices.jms.ConnectionFactoryです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<jndi-context-parameter>子要素は、追加のJNDI環境プロパティを定義します。各プロパティは、セミコロン(;)で区切られた名前と値のペアを使用して指定されます。例: name1=value1;...;nameN=valueN。
JNDIプロパティ。各プロパティは、セミコロン(;)で区切られた名前と値のペアを使用して指定されます。例: name1=value1;...;nameN=valueN。
このプロパティは複数回指定できます。jndiContextParameterプロパティの各出現ごとに、JNDIプロバイダのInitialContextコンストラクタに送信されるjava.util.HashtableにJNDIプロパティの名前と値のペアが追加されます。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<jndi-initial-connection-factory>子要素は、JNDIルックアップに使用される初期コンテキスト・ファクトリ・クラスの名前を定義します。このデフォルト値はweblogic.jndi.WLInitialContextFactoryです。
この値は、java.naming.factory.initialプロパティに対応しています。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<jndi-url>子要素は、JNDIプロバイダのURLを定義します。この値は、java.naming.provider.urlプロパティに対応しています。このデフォルト値はt3://localhost:7001です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<port-component>要素の<logging-level>子要素は、ポート・コンポーネントのロギング・レベルを設定します。有効な値は、SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINER、FINEST、ALLおよびOFFです。
<j2ee:login-config>要素は、使用する認証方式、このアプリケーションで使用されるレルムの名前、およびフォームによるログイン機能で必要になる属性を指定します。
<j2ee:login-config>要素のXMLスキーマ・データ型は<j2ee:login-configType>で、標準web.xmlデプロイメント記述子を記述するJava EEスキーマで定義されます。詳細なリファレンス情報については、「http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsd」を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<lookup-variant>子要素は、指定された宛先名を検索するための方法を定義します。SOAP over JMSトランスポートをサポートするために、この値はjndiに設定する必要があります。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<webservice-security>要素の<mbean-name>子要素は、デプロイメント記述子ファイルで記述されているWebサービスに関連付けられたWebサービス・セキュリティ構成(WebserviceSecurityMBeanをインスタンス化したもの)の名前を指定します。デフォルト構成名はdefault_wssです。
関連付けられたセキュリティ構成では、アイデンティティの認証にX.509証明書を使用するかどうか、パスワード・ダイジェストを使用するかどうか、暗号化やデジタル署名にキーストアを使用するかどうかなどを指定します。
Webサービスを問題なく呼び出すことができるようにするには、WebLogic Server管理コンソールであらかじめセキュリティ構成(デフォルト構成も含む)を作成しておく必要があります。
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注意: この要素で記述されるWebサービス・セキュリティ構成は、weblogic-webservices.xmlファイルに格納されているすべてのWebサービスに適用されます。jwsc Antタスクは、必ず専用のJARまたはWARファイルにWebサービスをパッケージ化するので、常にjwsc Antタスクを使用してWebサービスを生成する場合、この制限は問題となりません。ただし、weblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子を手動で更新してWebサービスの記述を追加する場合、サービスによって異なるセキュリティ構成を関連付けることはできません。 |
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<mdb-per-destination>子要素は、リクエストされた宛先ごとに1つのリスニング・メッセージドリブンBean (MDB)を作成するかどうかを指定するブール値です。この値のデフォルトはtrueです。
falseに設定すると、Webサービス・ポートごとに1つのリスニングMDBが作成され、そのMDBは他のポートによって共有できません。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<message-type>子要素は、リクエスト・メッセージが使用するメッセージ・タイプを指定します。値BYTESは、javax.jms.BytesMessageオブジェクトが使用されることを示します。値TEXTは、javax.jms.TextMessageオブジェクトが使用されることを示します。このデフォルト値はBYTESです。
Webサービスでは、レスポンスの送信時に同じメッセージ・タイプを使用します。リクエストがBYTESとして受信されると、応答はBYTESとして送信されます。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<messaging-queue-jndi-name>子要素は、宛先キューまたはトピックのJNDI名を指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<messaging-queue-mdb-run-as-principal-name>子要素は、リスニングMDBを実行するために使用するプリンシパルを指定します。.
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項を参照してください。
<operation>要素の<name>子要素は、Webサービス操作の名前を定義します。
<reliability-config>要素の<non-buffered-destination>子要素は、メッセージ受信時のバッファリングの使用を制御するために、特定の宛先サーバー上でのメッセージ・バッファリングを無効にするかどうかを指定するブール値です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの非バッファ宛先の構成に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<non-buffered-source>子要素は、メッセージ送信時のバッファリングの使用を制御するために、特定の送信元サーバー上でのメッセージ・バッファリングを無効にするかどうかを指定するブール値です。この値は常にfalseに設定し、送信元サーバー上でメッセージ・バファリングを常に有効にする必要があります。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの非バッファ宛先の構成に関する項を参照してください。
<operation>要素は、Webサービス操作の特性を定義します。<operation>要素の子要素は、Webサービス操作の名前および構成オプションを定義します。
<persistence-config>要素は、永続性構成要素をグループ化します。<persistence-config>要素の子要素は、デフォルトの論理ストアを指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの永続性の管理に関する項を参照してください。
<port-component>要素は、Webサービスのポートの記述に使用する他の要素のコンテナです。<port-component>要素の子要素では、WebLogic ServerにデプロイされたWebサービスの呼出しに使用するコンテキスト・パスおよびサービスURIなど、WebサービスのポートのWebLogic固有の特性を指定します。
<port-component>要素の<port-component-name>子要素は、WSDLポートの内部名を指定します。この要素の値は、単一のweblogic-webservices.xmlファイル内にあるすべての<port-component-name>要素に対して一意のものである必要があります。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<priority>子要素は、リクエストおよびレスポンス・メッセージに関連付けられているJMSの優先度を指定します。この値として、0(低優先度)から9(高優先度)の正の整数を指定します。このデフォルト値は0です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素は、信頼性のあるメッセージングの構成要素をグループ化します。<reliability-config>要素の子要素は、信頼性のあるメッセージングの再送信間隔やタイムアウト間隔など、実行時構成値を指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<reply-to-name>子要素は、レスポンス・メッセージの送信先であるJMS宛先のJNDI名を定義します。
双方向処理では、デフォルトで一時レスポンス・キューが生成されます。デフォルトの一時レスポンス・キューにより、必要な構成が最小化されます。ただし、サーバーに障害が発生したときには、レスポンス・メッセージが失われる可能性があります。このプロパティによりクライアントは、応答の受信にデフォルトの一時キューまたはトピックでなく、定義済の永続的なキューまたはトピックを使用できます。
この値はリクエスト・メッセージのJMSReplyTo JMSヘッダーに対応しています。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<buffering-config>要素の<request-queue>子要素は、リクエスト・メッセージのバッファリングに使用する接続ファクトリのJNDI名を定義します。この値のデフォルトは、サーバーで定義されているデフォルトのJMS接続ファクトリです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のリクエスト・キューの構成に関する項を参照してください。
<buffering-config>要素の<response-queue>子要素は、レスポンス・メッセージのバッファリングに使用する接続ファクトリのJNDI名を定義します。この値のデフォルトは、サーバーで定義されているデフォルトのJMS接続ファクトリです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のレスポンス・キューの構成に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<retransmission-exponential-backoff>子要素は、メッセージの再送信の間隔を、指数関数的なバックオフ・アルゴリズムを使用して調整するかどうかを指定するブール属性です。この要素は、<base-retransmission-interval>と一緒に使用します。
宛先エンドポイントが、<base-retransmission-interval>で指定した時間間隔でメッセージのシーケンスを確認応答しなかった場合、メッセージが引続き確認されなければ、連続再送信のタイミングに対して、ソース・エンドポイントは指数関数的なバックオフ・アルゴリズムを使用します。
デフォルト値はfalseであり、連続再送信の間隔は指数的に増えず、同じ値が維持されます。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の再送信間隔の指数関数的バックオフの構成に関する項を参照してください。
<buffering-config>要素の<retry-count>子要素は、起動されたWebLogic Serverインスタンス上のJMSキューが、(処理が正常に起動されるまで)Webサービスの実装にメッセージ送信を試みる回数を定義します。この値のデフォルトは3です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のメッセージ試行回数および遅延の構成に関する項を参照してください。
<buffering-config>要素の<retry-delay>子要素は、起動されたWebLogic Serverインスタンス上のJMSキューが、(処理が正常に起動されるまで)Webサービスの実装にメッセージ送信を試みる回数を定義します。この値のデフォルトは3です。
バッファリングされたリクエストとレスポンスの再試行の間隔。この値は、「再試行回数」が0より大きいときにのみ適用されます。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP0DT30S (30秒)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のメッセージ試行回数および遅延の構成に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<;run-as-principal>子要素は、リスニングMDBの実行に使用するプリンシパルを定義します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<run-as-role>子要素は、リスニングMDBの実行に使用するロールを定義します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<reliability-config>要素の<sequence-expiration>子要素は、アクティビティにかかわらず、シーケンスが期限切れになるまでの時間を指定します。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP1D (1日)です。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の順序の有効期限の構成に関する項を参照してください。
<service-endpoint-address>要素は、Webサービス・エンドポイントのアドレスを構成するWebLogic固有のコンテキスト・パスとサービスURIの値、またはWebLogic ServerにデプロイされたWebサービスを呼び出すURLをグループ化します。
これらの値は、<webservice-contextpath>子要素および<webservice-serviceuri>子要素で指定します。
<soapjms-service-endpoint-address>要素は、SOAP over JMSトランスポートの構成プロパティをグループ化します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<port-component>要素の<stream-attachments>子要素は、WebLogic Webサービス・ランタイムで、Webサービスのすべてのメソッド・パラメータを読み取る際にStreaming APIを使用するかどうかを指定するブール値です。これによって、特に画像のようにパラメータが大きい場合に、Webサービス操作の呼出しのパフォーマンスが向上します。
同じWebサービスで次の機能も使用している場合、このアノテーションは使用できません。
会話
信頼性のあるメッセージング
JMSトランスポート
クライアント・アプリケーションと呼出し対象のWebサービスとの間のプロキシ・サーバー
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<target-service>子要素は、Webサービスのポート・コンポーネント名を定義します。この値は、サービス・リクエストを送信するためにサービスの実装によって使用されます。指定しないと、WSDLまたは@javax.jms.WebServiceアノテーションのサービス名が使用されます。
この値は、SOAPJMS_targetService JMSメッセージ・プロパティに対応しています。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
<soapjms-service-endpoint-address>要素の<time-to-live>子要素は、リクエスト・メッセージの存続期間をミリ秒単位で定義します。値0は、無限の存続期間を意味します。指定しないと、JMS定義のデフォルト値(180000)が使用されます。
サービスの側では、timeToLiveはMDBトランザクションの有効期限も指定します。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
j2ee:transport-guarantee要素は、Webサービスを呼び出すクライアント・アプリケーションとWebLogic Serverとの間の通信のタイプを指定します。
有効な値は次のとおりです。
INTEGRAL: クライアントとサーバーの間で、転送中にデータが変更されない方法でデータを転送する必要がある場合に指定します。
CONFIDENTIAL: 転送中にデータの中味を覗かれないようにデータを転送する必要があることを示します。
NONE: 転送の保証が不要な場合に指定します。
j2ee:transport-guarantee要素のXMLスキーマ・データ型はj2ee:transport-guaranteeTypeで、標準web.xmlデプロイメント記述子を記述するJava EEスキーマで定義されます。詳細なリファレンス情報については、「http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsd」を参照してください。
<request-queue>および<response-queue>要素の<transaction-enabled>子要素はそれぞれ、リクエスト・バッファリング・キューおよびレスポンス・バッファリング・キューでメッセージを格納および取得するときにトランザクションを使用するかどうかを指定するブール値です。デフォルトはfalseです。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスのメッセージ・バッファリングの構成に関する項を参照してください。
<port-component>要素の<transaction-timeout>子要素は、Webサービス操作がトランザクションの一部として実行されている場合に、現在のトランザクションのタイムアウト値を指定します。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMnS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトは30秒です。
<port-component>要素の<validate-request>子要素は、信頼性のあるリクエストを検証するかどうかを指定するブール値です。
この値は、次のようなXMLスキーマの期間を表す字句形式に従った正の値でなければなりません。
PnYnMnDTnHnMnS
表7-1は、期間形式フィールドについて説明しています。この値のデフォルトはP0DT3S (3秒)です。
<wsat-config>要素の<version>子要素は、Webサービスおよびクライアントに対して使用されるWebサービス原子性トランザクション調整コンテキストのバージョンを指定します。クライアントの場合、アウトバウンド・メッセージに使用されるバージョンのみを指定します。指定した値は、トランザクション全体で一致している必要があります。
有効な値は、WSAT10、WSAT11、WSAT12およびDEFAULTです。WebサービスのDEFAULT値は、(インバウンド・リクエストで起動された)3つのバージョンすべてです。Webサービス・クライアントのDEFAULT値はWSAT10です。
Webサービス原子性トランザクションの詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービス原子性トランザクションの使用に関する項を参照してください。
<weblogic-webservices>要素は、WebLogic固有のWebサービス・デプロイメント記述子(weblogic-webservices.xml)のルート要素です。
この要素は、Java EEコンポーネント・アーカイブに格納されているWebサービスのセットを指定します(このアーカイブにはデプロイメント記述子も格納されています)。アーカイブは、EJB JARファイル(ステートレス・セッションEJB実装Webサービスの場合)またはWARファイル(Javaクラス実装Webサービスの場合)です。
<webservice-contextpath>要素は、Webサービスの呼出しに使用するURLのコンテキスト・パス部分を指定します。WebLogic ServerにデプロイされたWebサービスを呼び出すURLは次のとおりです。
http://host:port/contextPath/serviceURI
説明:
hostは、WebLogic Serverが動作しているホスト・コンピュータです。
portは、WebLogic Serverがリスニングしているポートのアドレスです。
contextPathは、この要素の値です。
serviceURIは、 webservice-serviceuri要素の値です。
jwsc Antタスクを使用してJWSファイルからWebサービスを生成する場合、<webservice-contextpath>要素の値は、WebLogic固有の@WLHttpTransportアノテーション、またはjwscの<WLHttpTransport>子要素のcontextPath属性から取得されます。
<webservice-description>要素は、Webサービスの記述に使用する他の要素のコンテナです。<webservice-description>要素は、WSDLドキュメントで定義されたWSDLポートに関連付けられているポート・コンポーネントのセット(1つ以上の<port-component>子要素で指定)を定義します。
1つのweblogic-webservices.xmlファイル内に、アーカイブ内の特定のステートレス・セッションEJBまたはJavaクラスに対応する複数の<webservice-description>要素が定義されている場合がありますが、ステートレス・セッションEJBに対応しているかJavaクラスに対応しているかは、Webサービスの実装によって決まります。つまり、EJB JARにはWebサービスを実装するEJB、WARファイルにはJavaクラスが格納されています。
<webservice-description-name>要素は、Webサービスの内部名を指定します。この要素の値は、単一のweblogic-webservices.xmlファイル内にあるすべての<webservice-description-name>要素に対して一意なものである必要があります。
weblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子の要素のうち、セキュリティに関連するものをすべてグループ化するための要素です。
<webservice-serviceuri>要素は、Webサービスの呼出しに使用するURLのWebサービスURI部分を指定します。WebLogic ServerにデプロイされたWebサービスを呼び出すURLは次のとおりです。
http://host:port/contextPath/serviceURI
説明:
hostは、WebLogic Serverが動作しているホスト・コンピュータです。
portは、WebLogic Serverがリスニングしているポートのアドレスです。
contextPathは、 webservice-contextpath要素の値です。
serviceURIは、この要素の値です。
jwsc Antタスクを使用してJWSファイルからWebサービスを生成する場合、<webservice-serviceuri>要素の値は、WebLogic固有の@WLHttpTransportアノテーション(JAX-RPCのみ)、またはjwscの<WLHttpTransport>子要素のserviceURI属性から取得されます。
<webservice-type>要素は、WebサービスがJAX-WS標準に基づくか、JAX-RPC標準に基づくかを指定します。有効な値は、JAXWSおよびJAXRPCです。この値のデフォルトはJAXRPCです。
<wsat-config>要素は、クラス・レベルまたは同期メソッド・レベルでWebサービス原子性トランザクションの構成を有効化し、構成します。<wsat-config>要素の子要素は、サポートされているWS-AtomicTransactionのバージョン、およびWebサービス原子性トランザクション調整コンテキストがトランザクション・フローとともに渡されるかどうかを指定します。
Webサービス原子性トランザクションの詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービス原子性トランザクションの使用に関する項を参照してください。
<wsdl>要素は、weblogic-webservices.xmlデプロイメント記述子の要素のうち、WSDLに関連するものをすべてグループ化します。
<wsdl-publish-file>要素は、HTTPを介してアクセス可能な標準WSDLファイルに加え、デプロイされたWebサービスのWSDLファイルのハード・コピーのパブリッシュ先となるディレクトリ(Webサービスをホストしているシステム上にあります)を指定します。
たとえば、WebサービスがEJBで実装され、WSDLファイルがJARのルートを基準にしたEJB JARファイルの次のディレクトリにあるとします。
META-INF/wsdl/a/b/Fool.wsdl
さらに、weblogic-webservices.xmlファイルに、指定したWebサービスの次の要素が含まれているとします。
<wsdl-publish-file>d:/bar</wsdl-publish-file>
この場合、WebLogic Serverは、Webサービスをデプロイしたときに、標準のHTTPの場所にWSDLファイルをパブリッシュするとともに、サービスが実行されているコンピュータの次のディレクトリにWSDLファイルのコピーを格納します。
d:/bar/a/b/Foo.wsdl
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注意: この要素は、Webサービスを呼び出すクライアント・アプリケーションがローカル・ファイル・システムまたはFTPでWSDLにアクセスする必要がある場合にのみ指定します。『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスのWSDLの参照に関する項で説明されているように、クライアント・アプリケーションは通常、HTTPを使用してWSDLにアクセスします。 |
この要素の値には、ディレクトリのフルパス名を指定する必要があります。このディレクトリは、WebサービスをデプロイするWebLogic Serverインスタンスまたはクラスタをホストしているすべてのマシンに存在している必要があります。