Oracle NoSQL Databaseでは様々な一貫性ポリシーが提供されます。広範な一貫性ポリシーの一端では、アプリケーションが絶対的な一貫性を指定できます。これは、すべての読取りが指定キーの一番新しく書き込まれた値を返すことを保証します。広範な一貫性ポリシーのもう一端では、一貫性の低いデータを許容できるアプリケーションが、低い一貫性を指定できます。値が全体的に最新状態になっていない場合でもデータベースが効率的に値を返すことができます。対極にあるこれら2つの間で、アプリケーションは、レコードの古さを制約する時間ベースの一貫性や、read-modify-write操作の原子性と、最低でも指定バージョン以上の読取りの両方をサポートするバージョンベースの一貫を指定できます。
次の図に、Oracle NoSQL Databaseを利用するアプリケーションで使用される一貫性ポリシーの範囲を示します。
柔軟性の高い一貫性ポリシーのおかげで、開発者は、データ保証を提供する一方で、アプリケーションの待ち時間とスケーラビリティの要件を満たすビジネス・ソリューションを容易に作成できます。