makebootconfig
コマンドを必要な-store-security
オプションとともに使用して、セキュリティを備えた基本ストア構成を設定します。
java -jar KVHOME/lib/kvstore.jar makebootconfig -root <kvroot> -port <port> -admin <adminport> -host <hostname> -harange <harange> -store-security configure -capacity <capacity>
ここで、-store-security
には次のオプションを指定できます。
-store-security none
セキュリティは使用されません。"security"というディレクトリが存在する場合、警告メッセージが表示されます。セキュリティの不使用を選択した場合、ストア内のすべてのセキュリティ機能が失われます。ユーザーおよびシステム用にパスワード認証を設定したり、データを暗号化して不正アクセスを防止したりすることはできません。
-store-security configure
セキュリティが使用され、security configuration
ユーティリティがmakebootconfigプロセスの一部として起動します。securityディレクトリがすでに存在する場合はエラー・メッセージが表示され、存在しない場合はディレクトリが作成されます。
スクリプトベースの構成では、-kspwd<password>
オプションを使用することで、ツールによるコマンドラインでのキーストア・パスワードの指定が可能になります。指定されていない場合、ユーザーはパスワードの入力を求められます。
パスワード・マネージャ実装を選択するには、-pwdmgr
オプションを使用します。その使用方法については、この項の後半で説明します。
-store-security enable
セキュリティが使用されます。セキュリティを構成するには、security configuration
ユーティリティを使用するか、前に作成した構成を別のシステムからコピーする必要があります。
makebootconfigによるセキュリティ構成の詳細は、「新規インストールへのセキュリティの追加」を参照してください。