この章では、Oracle Database Applianceベア・メタル・インストールのためのCapacity-on-Demandライセンスの情報を示します。次のモデルごとに、別個のセクションがあります。
各セクションは次の内容で構成されています。
ベア・メタル・デプロイメントのシステム・キャパシティおよびデフォルト・ライセンス設定の概要。
ベア・メタル・デプロイメントで最初にCPU数を設定する際またはその後にコア数を変更する際に適用される一連のルールと制限。
ベア・メタル・デプロイメントで最初にCPU数を設定する手順、またはその後に変更するための手順。
Oracle Database Appliance X5-2は2台のサーバーで構成されており、各サーバーには36個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、次のように両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
2台のサーバーのそれぞれで、36個のCPUが有効です。
合計72個の有効なCPUコアがあります
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで2個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を18個に変更すると、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、18個のCPUが有効です
合計36個の有効なCPUコアがあります
Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
各サーバーのCPUコア数は、2から36までの2の倍数に変更できます。
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえば、CPUコア数を28に変更した場合、その後はCPUコア数を30、32、34または36に変更できます。CPUコア数を34に変更した場合、その後はCPUコア数を36に変更できます。
各サーバーに必要なCPUコア数が36の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を36に設定する必要はありません。
注意: 手順に従って誤ってCPUコア数を36に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。 |
Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定
CPUコア数を設定する手順:
My Oracle Supportにログインします。
https://myoraclesupport.com
「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。
シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
アプライアンスのシリアル番号を選択します。
使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
「コア構成キーの管理」ダイアログ・ボックスに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。
「1サーバー当たりのコア数」ドロップダウン・リストで、各サーバーの有効なコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。
最初、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34または36を選択できます。
以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
Oracle Database Applianceのサーバーの1つにroot
としてログインします。
注意: このステップのコマンドによって、再構成を完了するためにサーバーが再起動されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location
key_file_location
は、ステップ7で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。
次に例を示します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt
システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、両方のサーバーが、指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。
Oracle Database Appliance X4-2は2台のサーバーで構成されており、各サーバーには24個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、次のように両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
2台のサーバーのそれぞれで、24個のCPUが有効です。
合計48個の有効なCPUコアがあります
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで24個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を16個に変更すると、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、16個のCPUが有効です。
合計32個の有効なCPUコアがあります
Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
各サーバーのCPUコア数は、2から24までの2の倍数に変更できます。
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえば、CPUコア数を16に変更した場合、その後はCPUコア数を18、20、22または24に変更できます。CPUコア数を22に変更した場合、その後はCPUコア数を24に変更できます。
各サーバーに必要なCPUコア数が24の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を24に設定しないでください。デフォルト構成を使用すると、必要に応じて後でCPUコア数を16未満に設定できます。
注意: 手順に従って誤ってCPUコア数を24に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。 |
Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定
CPUコア数を設定する手順:
My Oracle Supportにログインします。
https://myoraclesupport.com
「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。
シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
アプライアンスのシリアル番号を選択します。
使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
「コア構成キーの管理」ダイアログ・ボックスに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。
「1サーバー当たりのコア数」ドロップダウン・リストで、各サーバーの有効なコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。
最初、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22または24を選択できます。
以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
Oracle Database Applianceのサーバーの1つにroot
としてログインします。
注意: このステップのコマンドによって、再構成を完了するためにサーバーが再起動されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location
key_file_location
は、ステップ7で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。
次に例を示します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt
システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、両方のサーバーが、指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。
Oracle Database Appliance X3-2は2台のサーバーで構成されており、各サーバーには16個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、次のように両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
2台のサーバーのそれぞれで、16個のCPUが有効です。
合計32個の有効なCPUコアがあります
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで16個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を12個に変更すると、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、12個のCPUが有効です。
合計24個の有効なCPUコアがあります
Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
Appliance Manager 2.8以下を実行している場合、各サーバーのCPUコア数を、4、8、12または16に変更できます。
Oracle Appliance Manager 2.10以上を実行している場合、各サーバーのCPUコア数を、2、4、6、8、10、12、14または16に変更できます。
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえば、CPUコア数を8に変更した場合、その後はCPUコア数を12または16に変更できます。CPUコア数を12に変更した場合、その後はCPUコア数を16に変更できます。
各サーバーに必要なCPUコア数が16の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を16に設定しないでください。デフォルト構成を使用すると、必要に応じて後でCPUコア数を16未満に設定できます。
注意: 手順に従って誤ってCPUコア数を16に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。 |
Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定
CPUコア数を設定する手順:
My Oracle Supportにログインします。
https://myoraclesupport.com
「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。
シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
アプライアンスのシリアル番号を選択します。
使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
「コア構成キーの管理」ダイアログ・ボックスに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。
「1サーバー当たりのコア数」ドロップダウン・リストで、各サーバーの有効なコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。
最初は、4、8、12または16を選択できます。
以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
Oracle Database Applianceのサーバーの1つにroot
としてログインします。
注意: このステップのコマンドによって、再構成を完了するためにサーバーが再起動されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location
key_file_location
は、ステップ7で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。
次に例を示します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt
システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、両方のサーバーが、指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に4の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は4です。
Oracle Database Appliance V1は2台のサーバーで構成されており、各サーバーには12個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、次のように両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
2台のサーバーのそれぞれで、12個のCPUが有効です。
合計24個の有効なCPUコアがあります
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで12個)を使用することも、「Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を8個に変更すると、次のようになります。
2台のサーバーのそれぞれで、8個のCPUが有効です。
合計16個の有効なCPUコアがあります
Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
各サーバーのCPUコア数は、2、4、6、8、10または12に変更できます。
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえば、CPUコア数を6に変更した場合、その後はCPUコア数を8、10または12に変更できます。CPUコア数を8に変更した場合、その後はCPUコア数を10または12に変更できます。
各サーバーに必要なCPUコア数が12の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を12に設定しないでください。デフォルト構成を使用すると、必要に応じて後でCPUコア数を12未満に設定できます。
注意: 手順に従って誤ってCPUコア数を12に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。 |
Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定
CPUコア数を設定する手順:
My Oracle Supportにログインします。
https://myoraclesupport.com
「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。
シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
アプライアンスのシリアル番号を選択します。
使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
「コア構成キーの管理」ダイアログ・ボックスに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。
「1サーバー当たりのコア数」ドロップダウン・リストで、各サーバーの有効なコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。
最初は、 2
、4
、6
、8
、10
または12
を選択できます。
以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
Oracle Database Applianceのサーバーの1つにroot
としてログインします。
注意: このステップのコマンドによって、再構成を完了するためにサーバーが再起動されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location
key_file_location
は、ステップ7で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。
次に例を示します。
/opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt
システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、両方のサーバーが、指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。