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Oracle® Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド
リリース12.2
E70392-19
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I システム構成ファイルへのユーザー・コンテンツの追加

AVDFテンプレート・ファイルにユーザー指定コンテンツを追加するには、この手順を使用します。AVDFでは、更新や通常のシステム構成などの様々な手順を使用して、アプライアンス上に特定のコンテンツを永続化できます。これは、アプライアンスのユーザー・インタフェースによって処理されます。

アプライアンスのすべてのテンプレート構成ファイルには、ユーザー定義のコンテンツを追加できます。そのようなコンテンツを含めた追加のファイルを使用できます。このファイルには、追加の出力データ・ファイルを含める必要があります。ユーザー定義のコンテンツは最終出力ファイルの最後に追加されます。

ノート:

すべてのテンプレート・ファイルが定期的に書き込まれるわけではありません。アップグレード時にのみ更新されるファイルもあれば、ネットワーク構成のように頻繁に更新されるファイルもあります。

テンプレートで生成されたコンテンツ用のファイルを作成して含める手順は、次のとおりです。

  1. すべてのファイルを格納できるroot-ownedディレクトリを作成します。

    ノート:

    ディレクトリはrootユーザーによって所有され、書込みアクセスがある必要があります。

    次のコマンドを実行して、includeという名前のファイルを作成します。

    mkdir /usr/local/dbfw/templates/include

    chown root:root /usr/local/dbfw/templates/include

    chmod 755 /usr/local/dbfw/templates/include

  2. テンプレート・ファイルの出力にデータを自動的に挿入するための新しいディレクトリを作成します。この新しいディレクトリの名前にはafter-の接頭辞を付けます。
  3. ユーザー・データが追加されるファイルのリストは、/usr/local/dbfw/templatesに格納されます。
  4. /etc/hostsにホスト名をさらに追加するには、after-template-hostsという名前のファイルをディレクトリ/usr/local/dbfw/templates/includeに追加します。

    ノート:

    ファイルafter-template-hosts読取り専用であり、rootが所有している必要があります。また、全ユーザーに対して読取り可能である必要があります。

  5. after-template-hostsファイルを作成した後に、次のコマンドを実行して必要な権限を設定します。

    touch /usr/local/dbfw/templates/include/after-template-hosts

    chmod 444 /usr/local/dbfw/templates/include/after-template-hosts

    chown root:root /usr/local/dbfw/templates/include/after-template-hosts

  6. 新しいユーザー・データを含めてファイルを更新します。これは、生成されたファイルにテンプレート・ファイルとデータが追加されるときに使用されます。新しく追加されたデータは、生成されたファイルの最後にあります。
  7. 多くの場合、変更を完全に適用するには、影響を受けるコンポーネントを再起動または再初期化する必要があります。変更されるコンポーネントおよびファイルの詳細は、Oracle Linuxのドキュメントを参照してください。