この章では、Oracle GoldenGate Directorのインストールの要件と手順について説明します。
この項では、Oracle GoldenGate Directorのサポートに必要なシステム・リソースとデータベース・リソースについて概説します。
Oracle GoldenGate Directorでは、どのOracle GoldenGateソフトウェア・インストールにも接続できます。
Oracle GoldenGate Directorインタフェースはローカライズされていません。すべてのメニュー、コントロールおよびその他の説明は英語で表示されます。
Oracle GoldenGate DirectorはUTF-8文字エンコーディングのみに対応しています。NonStopプラットフォームではグローバリゼーション・サポートを利用できません。
Oracle GoldenGateが稼働しているオペレーティング・システムの文字セットとOracle GoldenGate Directorで監視または制御するデータベースの文字セットを同じにする必要があります。
この項では、Oracle GoldenGate Directorのサーバー・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。
Oracle GoldenGate Director Serverの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.comにアクセスし、「動作保証」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。
Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。
システムには1GBのRAMが必要です。
システムには100MB以上の空きディスク領域が必要です。この数字は、監視対象のホスト数またはユーザー接続数にかかわらず一定です。必要なディスク容量を左右する最大の要因は、サーバー・ログの保存期間です。
インストール・プロセス中に選択したHTTPポートは、Oracle GoldenGate Director Server専用にする必要があります。デフォルト・ポートは7001です。デフォルトのSSLポートは7002です。
Oracle GoldenGateインスタンスをホスティングしているすべてのシステムは、Domain Name Server (DNS)に登録される必要があります。
Oracle GoldenGate Director Serverは、それぞれのManagerポートを介してリモートのOracle GoldenGateインスタンスに接続されます。ファイアウォールがOracle GoldenGateネットワーク内に存在する場合は、次の手順を実行します。
各Managerパラメータ・ファイルでDYNAMICPORTLISTパラメータを使用して、使用可能なポートのリストを指定します。
これらのポートとManagerポート、およびOracle GoldenGate Director ServerのHTTPポートをファイアウォール越しに開きます。
Oracle WebLogic Server 11g (10.3.1、10.3.2、10.3.3、10.3.4、10.3.5)または12c (12.1.1、12.1.2)。Oracle GoldenGate Director Serverをインストールする前に、Standard Editionをインストールする必要があります。Oracle WebLogic ServerはOracleのJavaEEアプリケーション・サーバーです。このソフトウェアのインストール方法は、製品のドキュメントに記載されている指示に従ってください。このバージョンのOracle WebLogic Serverのインストールは、システム上にあるOracle Weblogic Serverの他のバージョンと競合しません。
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注意: Oracle GoldenGate Director Server用のドメインを作成する必要はありません。ドメインは、インストール・プログラムによりOracle GoldenGate Directorインストール・ディレクトリに作成されます。 |
Java Runtime Environment (JRE)がOracle GoldenGate Director Serverがインストールされるシステムで使用可能で、サポートされている必要があります。JREのバージョンは、WebLogic Server 11gを使用する場合はバージョン6 (1.6.x)以上、WebLogic Server 12cを使用する場合はバージョン1.6.0_20または1.7以上である必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。システム上にこの環境がない場合は、付録A「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」の手順に従って、JREを入手および構成してください。
Oracle GoldenGate Director Serverでは、ユーザー・プリファレンスやOracle GoldenGateインスタンスに関する情報など、作業中のデータが含まれる表の小さなリポジトリの保持にデータベースが使用されます。Oracle GoldenGate Director Serverインストーラを実行する前に、データベースがインストールおよび構成され、稼働している必要があります。このデータベースには、次のいずれかを使用できます。
MySQL 5.x Enterpriseバージョン。インストーラに、このデータベースの無料トライアルへのリンクが表示されます。トライアル・データベースをインストールして起動した後、インストーラの元の場所に戻ることができます。
SQL Server 2005および2008
Oracle 9i以上
リポジトリを作成して移入するために、選択したデータベースへのJDBC接続がインストーラによって確立されます。これはOracle WebLogic Serverに含まれるJDBCドライバjarによって提供されます。
UNIXまたはLinuxシステムでOracle GoldenGate Director Serverインストーラを使用するためには、X Windowのようなウィンドウ・システムを使用できる必要があります。
Oracle GoldenGate Director Serverオブジェクトとデータ用に、データベースに200MB以上の空き領域が必要です。インストーラにより、次の表と対応する索引を作成されます。
ACCOUNTB
ACLB
ACLENTRYB
ACNTGROUPREL
ACNTPROPB
ACONPROCSB
ACONWATCHB
ALERTB
AUTOINCB
CONTCACHEB
GDSCVERS
GROUPB
HOSTINFOB
LOGENTRYB
MANAGERREFB
MONAGENTB
NODESTATEB
OBJECTSTATEB
STAGEB
STATSENTRYB
SUFFIXB
UISPROPB
この項では、Oracle GoldenGate Directorのクライアント・コンポーネントのサポートに必要なリソースを示します。
Oracle GoldenGate Directorの実行をサポートするプラットフォームを確認するには、http://support.oracle.comにアクセスし、「動作保証」タブをクリックします。このページには、Oracle GoldenGate Directorビルドの最新のマトリックスが掲載されています。
Oracle GoldenGate Director Serverは、64ビット・プラットフォームでのみ稼働します。
Oracle GoldenGate Director ClientとOracle GoldenGate Director Serverのバージョンは同じである必要があります。クライアントは、サーバー・ソフトウェアにパッケージされています。異なるバージョンのクライアントとサーバーを使用した場合、エラーが返されます。
クライアント・ホストは、Java Runtime Environment (JRE)バージョン6 (1.6.x)またはバージョン7 (1.7)以上が含まれているWindowsまたはUNIXプラットフォームである必要があります。JREは、64ビット・バージョンである必要があります。同じコンピュータにクライアントをインストールする場合、Oracle GoldenGate Director ServerとともにインストールされたJREを使用できます。JREをダウンロードしてインストールするには、付録A「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」を参照してください。
クライアント・ホストは、Oracle GoldenGate Director Serverホストと同じネットワークに存在する必要があります。
クライアント・ホストのモニターには、1024 x 768ピクセル以上の解像度(画面サイズ)が必要です。推奨される解像度は1280 x 1024以上です。
Oracle GoldenGate Directorのユーザー・インタフェースとメッセージの表示は英語のみです。
これらの方法は新規インストールに適用されます。アップグレードについては、「Oracle GoldenGate Directorのアップグレードとアップデート」を参照してください。
Oracle GoldenGate Director Serverの新規インストールには次の手順が含まれます。
Oracle GoldenGate Directorソフトウェアのダウンロード
Oracle GoldenGate Director Serverソフトウェアのインストール
Oracle GoldenGate Director Serverを初めてインストールする前に、リポジトリのためのストレージ・ロケーションを割り当て、Oracle GoldenGate Directorが使用できるようデータベース・ログイン資格証明を割り当てる必要があります。既存のオブジェクトを使用するか新しいオブジェクトを作成できます。
ユーザーおよび同名のデータベースを作成します。パスワードは8文字以上のアルファベットを含み、1文字以上のアルファベットと1つ以上の数字を含む必要があります。
ユーザーが、Oracle GoldenGate DirectorがインストールされるホストからMySQLサーバーに接続する場合、このユーザーにデータベースでのすべてのDDLとDMLの権限を付与します。
ユーザー(スキーマ)とパスワードを作成します。パスワードは8文字以上のアルファベットを含み、1文字以上のアルファベットと1つ以上の数字を含む必要があります。
ユーザーのデフォルト表領域でQUOTA UNLIMITEDを指定します。
データベースまたはスキーマを作成し、リポジトリをインストールするデータベースのユーザーのログインを作成します。パスワードは8文字以上のアルファベットを含み、1文字以上のアルファベットと1つ以上の数字を含む必要があります。
次の操作を行うため、このログインに十分な権限を付与します。
データベースへのCONNECT
データベースでのCREATE、ALTER、DROP TABLE
データベースでのCREATEおよびDROP INDEX
データベース上の表でINSERT、UPDATE、DELETE
データベースの表でSELECT
ログインのデフォルト・スキーマのALTER SCHEMA
次の手順に従って、サーバー・コンポーネント(Oracle GoldenGate Director Server)をインストールするシステムにOracle GoldenGate Directorソフトウェアをダウンロードします。
http://edelivery.oracle.comに移動します。
「Oracle Software Delivery Cloud」ページが表示されます。
「サインイン/登録」をクリックします。
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注意: まだログインしていない場合、「シングル・サインオン」ページが表示されます。Oracle IDとパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。 |
「条項および規制」ページが表示されます。
Oracle Software Delivery Cloudトライアル・ライセンス契約および輸出規制を受諾し、「続行」をクリックします。
「メディア・パック検索」ページが表示されます。
「メディア・パック検索」ページで次のようにします。
製品パックを選択ドロップダウン・コントロールをクリックし、リストから「Oracle Fusion Middleware」を選択します。
「プラットフォーム」ドロップダウン・コントロールをクリックし、リストからソフトウェアをインストールするプラットフォームを選択します。
「実行」をクリックします。
「結果」リストが拡張され、検索基準を満たす使用可能なメディア・パックがすべて表示されます。
「結果」リストで、ダウンロードするメディア・パックを選択して「続行」をクリックします。
メディア・パックのダウンロード・ページが開きます。このページには、メディア・パックのダウンロードに関する情報が掲載されています。この情報をよく読んで理解を深めることをお薦めします。
ファイルを正常にダウンロードするには、まず「README」をクリックして メディア・パックReadmeでダウンロード手順と製品情報を確認します。Readmeには、現在の構成に影響を与える新機能、新要件またはバグ修正および他の既知の問題に関するリリース・ノートが含まれています。
ダウンロード・プロセスを開始するには、「ダウンロード」をクリックします。
ファイルを開くためのダイアログ・ボックスが表示されます。
「次で開く」または「ファイルの保存」を選択します。
| 処理 | 選択 |
|---|---|
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メディア・パックをただちにインストール |
「次で開く」を選択し、使用するファイル解凍ユーティリティを選択し、ファイル・システム上の指定した場所にファイルを解凍します。 |
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ファイルを保存し、後でインストール |
「ファイルの保存」を選択し、ファイル・システム上の場所を指定します。 |
次の手順に従って、サポートされているプラットフォームにOracle GoldenGate Director Serverをインストールします。UNIXでは、コマンドラインからインストールできます。
(UNIX専用)この手順では、コマンド・プロンプトを使用してソフトウェアをインストールします。
オペレーティング・システムのコマンドラインから次のコマンドを実行します。
./gg-director-serversetup_unix_version.sh -c
[Enter]を押してインストール・プロセスを続けます。
Choose Installation Location: Oracle GoldenGate Directorをインストールするディレクトリを指定します。
Select your WebLogic Install Location: WebLogic Serverがインストールされたディレクトリのすぐ上のディレクトリを指定します。デフォルトのWebLogic Serverのディレクトリ構造では、WebLogicはOracleディレクトリのMiddlewareディレクトリ下にあるwlserver_versionという名前のディレクトリにインストールされます。したがって、Middlewareディレクトリを選択します。ただし、新規の場合でも名前変更の場合でも、デフォルト・ディレクトリ構造を持たないWebLogicインストールにOracle GoldenGate Directorをインストールする場合、次のようにします。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、Weblogicホーム・ディレクトリのregistry.xmlファイルを更新します。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、%WLS_SERVER_HOME%/server/binおよび%WLS_SERVER%/common/binのすべてのスクリプトを更新します。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、%WLS_SERVER_HOME%のproduct.propertiesファイルを更新します。
HTTP port: Oracle GoldenGate Director ServerがOracle GoldenGate Director Webと通信するために使用するHTTPポートを確認または変更します。ほとんどの場合、デフォルトの7001で十分です。
Select a Database: Oracle GoldenGate Director Serverリポジトリとして使用するデータベースのタイプを選択します。データベースまたはスキーマ(該当する場合)およびユーザー・アカウントが存在して正しく構成されており、インストールの前に実行されている必要があります。Oracle GoldenGate Directorの以前のバージョンからのリポジトリを使用して、既存のデータソース構成、ユーザー・アカウントおよび環境を保持できます。
Database driver configuration: Oracle GoldenGate Director Serverがリポジトリ・データベースに接続できるようにするには、次の情報を指定します。
データベース・ホスト・サーバーの名前。
(いずれかを選択)Oracleデータベースを使用している場合は、データベースのサービス名またはOracle SID。
データベースのポート番号。選択されたデータベースのデフォルトのポート番号がインストーラによって表示されます。
Database User: データベースにログオンするために使用する既存のデータベース・ユーザーまたはアカウントの名前とパスワードを指定します。既存のOracle GoldenGate Director Serverリポジトリを使用するには、データベースまたはスキーマを所有するユーザーの資格証明を使用します。この資格証明はOracle GoldenGate Director Server内の認証を確立するために使用されます。パスワードは暗号化されて保存されます。パスワードが8文字以上のアルファベットを含み、1文字以上のアルファベットと1つ以上の数字を含んでいることを確認します。
インストール前のサマリーを確認し、[Enter]を押してソフトウェアのインストールを開始します。インストールが完了すると、そのように表示されます。
この手順では、グラフィカル・インタフェースを使用してOracle GoldenGate Directorをインストールします。
他のアプリケーションを閉じます。
ggdirector-serversetupプログラムを実行します。
「Welcome」画面: 最初の画面で「Next」をクリックします。
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注意: Oracle WebLogic Serverをまだインストールしていない場合は、「Cancel」をクリックしてこのインストールを終了し、「システム要件」で詳細を確認します。Oracle GoldenGate Directorは、Oracle WebLogic Serverドメインとしてインストールする必要があります。 |
Choose Installation Location: Oracle GoldenGate Directorのインストール・ディレクトリを作成する場所を入力するか参照します。画面に表示される要件に合う空きディスク領域が十分あるか確認します。
Select your WebLogic Install Location: WebLogic Serverがインストールされたディレクトリのすぐ上のディレクトリを選択します。デフォルトのWebLogic Serverのディレクトリ構造では、WebLogicはOracleディレクトリのMiddlewareディレクトリ下にあるwlserver_versionという名前のディレクトリにインストールされます。したがって、Middlewareディレクトリを選択します。ただし、新規の場合でも名前変更の場合でも、デフォルト・ディレクトリ構造を持たないWebLogicインストールにOracle GoldenGate Directorをインストールする場合、次のようにします。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、Weblogicホーム・ディレクトリのregistry.xmlファイルを更新します。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、%WLS_SERVER_HOME%/server/binおよび%WLS_SERVER%/common/binのすべてのスクリプトを更新します。
正しいWebLogic Serverホーム・ディレクトリを指すように、%WLS_SERVER_HOME%のproduct.propertiesファイルを更新します。
HTTP port: Oracle GoldenGate Director ServerがOracle GoldenGate Director Webと通信するために使用するHTTPポートを確認または変更します。ほとんどの場合、デフォルトの7001で十分です。
Database: Oracle GoldenGate Director Serverリポジトリとして使用するデータベースのタイプを選択します。データベースまたはスキーマ(該当する場合)およびユーザー・アカウントが存在して正しく構成されており、インストールの前に実行されている必要があります。Oracle GoldenGate Directorの以前のバージョンからのリポジトリを使用して、既存のデータソース構成、ユーザー・アカウントおよび環境を保持できます。
(オプション、MySQLのみ) MySQL Enterprise Editionを使用するには、リンクをクリックしてOracle GoldenGate Directorリポジトリとして使用する無償のトライアル版をダウンロードします。MySQLのインストールおよび起動中はインストーラを実行したままにし、完了したら戻ります。
Database driver configuration: Oracle GoldenGate Director Serverがリポジトリ・データベースに接続できるようにするには、次の情報を入力します。
データベース・ホスト・サーバーの名前。
データベースの名前またはOracleデータベースを使用する場合のOracle SID。
データベースのポート番号。選択されたデータベースのデフォルトのポート番号がインストーラによって表示されます。
Database User: データベースにログオンするために使用する既存のデータベース・ユーザーまたはアカウントの名前とパスワードを入力します。既存のOracle GoldenGate Director Serverリポジトリを使用するには、データベースまたはスキーマを所有するユーザーの資格証明を使用します。この資格証明はOracle GoldenGate Director Server内の認証を確立するために使用されます。パスワードは暗号化されて保存されます。パスワードが8文字以上のアルファベットを含み、1文字以上のアルファベットと1つ以上の数字を含んでいることを確認します。
(Windows) Oracle GoldenGate Director Service: オプションで、Oracle GoldenGate Director ServerをWindowsサービスとしてインストールできます。「Install as a service」(デフォルト)を選択して、サービスの名前と説明を入力します。システム上にOracle GoldenGate Directorのインストールが複数存在する場合、各サービス名は一意にする必要があります。
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注意: インストーラによって、WebLogic Domainサービスが作成されます。WebLogicのバージョンが12cより前の場合、サービス名の前に |
Pre-installation summary: インストールの入力内容を確認し、変更がある場合は「Back」を、インストールを開始する場合は「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックし、インストーラを閉じます。
この項では、Oracle GoldenGate Director Serverの起動と停止を行う様々な方法を示します。
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注意: 初回インストール後初めてOracle GoldenGate Director Serverを起動するとき、フリーズしたような状態になり、起動するのに時間がかかる場合があります。これは正常です。 |
次の手順では、オペレーティング・システムのコマンドラインからOracle GoldenGate Director Serverを起動します。
Oracle GoldenGate Director Serverインストール・ディレクトリへ移動します。
次のプログラムを使用します。
表2-1 Oracle GoldenGate Director Serverの制御コマンド
| アクション | Windowsコマンド | UNIXとLinuxコマンド |
|---|---|---|
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フォアグラウンドで起動 |
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(または)
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バックグラウンドで起動 |
(使用不可) |
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停止 |
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(または)
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バックグラウンドで起動し、ファイルにリダイレクト |
(使用不可) |
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脚注 1 startWebLogicプログラムが複数ある場合があります。必ず、domainディレクトリのものを使用してください。
コマンド・コンソールは開いたままにしておく必要があります。Oracle GoldenGate Director Serverはコマンド・コンソールが閉じると動作を停止します。
(オプション)自動的にOracle GoldenGate Director Serverが起動と停止するようホストを設定します。必要に応じてシステム管理者にご連絡ください。
これらの方法は新規インストールに適用されます。アップグレードについては、「Oracle GoldenGate Directorのアップグレードとアップデート」を参照してください。
クライアントのバージョンがサーバーのバージョンと同じであることが必要です。クライアントをインストールするには、Oracle GoldenGate Director Serverに接続するために使用されるWindows、LinuxまたはUNIXワークステーションのすべてで、これらの手順に従ってください。
クライアントのコンピュータにJava Runtime Environmentをインストールしていない場合、先にこの手順を行います。Oracle GoldenGate Director Serverと同じコンピュータにインストールする場合は、そのJREを使用できます。JREをダウンロードするには、付録A「Java Runtime Environment (JRE)のインストール」を参照してください。
Oracle GoldenGate Director Serverを起動します。
すべてのWindowsアプリケーションを閉じます。
インターネット・ブラウザを起動し、次のアドレスを入力します。
http://hostname:port/
説明: hostnameは、Oracle GoldenGate Director Serverをホストするマシンの完全修飾名またはIPアドレスで、portはOracle GoldenGate Director Serverのポート番号です(デフォルトは7001)。
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注意: ホスト名として"localhost"を使用しないでください。起動時に、正しい名前とIPアドレスがOracle WebLogic Serverコンソールに表示されます。たとえば、 |
クライアントのプラットフォームに適切なggdirector-clientsetup_platformビルドをダウンロードし、ワークステーションに保存します。
ワークステーションからプログラムを実行します。インストール・ディレクトリと、クライアントを起動するWindowsのショートカットの場所(システムでWindowsが稼働している場合)を選択するオプションがインストーラにより表示されます。
この項では、Oracle GoldenGate Director Clientを起動する手順を示します。
次のように起動プログラムを実行します。
UNIXでは、インストール・ディレクトリのbinサブディレクトリからrun-director.shを実行します。
Windowsでは、インストール・ディレクトリまたはインストール時に指定したショートカットからGoldenGate-Director.exeを実行します。
ログイン・プロンプトで次の入力を行います。
Oracle GoldenGate Director adminユーザーの名前とパスワード
Oracle GoldenGate Director Serverが稼働しているサーバーの名前またはIPアドレス、続けてコロン(:)、サーバー・コンポーネントが稼働しているHTMLポート(デフォルトは7001)。たとえば、sysa:7001です。
この項では、Oracle GoldenGate Director Web (ブラウザ・ベースのクライアント)を起動する手順を示します。
|
注意: このクライアントを使用する前に、Oracle GoldenGate Director Administratorを使用してOracle GoldenGate Director Serverにユーザー・アカウントと接続情報を追加する必要があります。詳細は、第3章「Oracle GoldenGate Directorの構成」を参照してください。 |
Oracle GoldenGate Director Webを起動するには、サポートされているWebブラウザを起動し、アドレス・バーに次の情報を入力します。
http://system_name:port/acon/
system_nameは、Oracle GoldenGate Director Serverがインストールされているシステムの完全修飾名またはIPアドレスです。portは、Oracle GoldenGate Director Serverポートです(デフォルトは7001)。
|
注意: ホスト名として"localhost"を使用しないでください。起動時に、正しい名前とIPアドレスがOracle WebLogic Serverコンソールに表示されます(例: |
次の手順は、Oracle GoldenGate Directorをアップグレードするためのものです。初めてインストールする場合、「Oracle GoldenGate Director Serverソフトウェアのインストール」の手順に従います。
アップグレードのパスは、バージョン1.4からのアップグレードか、バージョン2.0以上からのアップグレードかによって異なります。
バージョン2.0または11.xからバージョン12.1.2には、シームレスにアップグレードできます。すべてのインストール・ファイルがアップグレードされ、現在のデータベース・リポジトリに保存できます。
アップグレードするには、インストーラを起動し、現在使用しているリポジトリを選択します。Oracle GoldenGate Directorによって、今回がアップグレードであることが自動的に検出されます。
|
警告: Oracle GoldenGate Directorの現在のインストールに使用しているWebLogic Serverのバージョンを変更しないでください。アップグレード後に、ログイン、ユーザー・データおよびその他の基本的な情報が失われる可能性があります。 |
Oracle GoldenGate Director Serverバージョン2.0以上はOracle WebLogic Server内にインストールされるため、古いインストール・ファイルが新しいもので更新されるという意味では、バージョン1.4からの直接のアップグレード・パスはありません。ただし、新しいインストール環境を現在のデータベース・リポジトリに指定することはできます。そのため、ユーザー・アカウント、環境、データソースが保存され、Oracle GoldenGate Director Clientには、アップグレードはシームレスに行われます。
現在のリポジトリを指定するには、2.2項 「Oracle GoldenGate Director Serverのインストール」の説明に従いますが、次の手順を実行します。
現在のリポジトリ・データベースの正しいデータベース・ドライバ情報を選択します。MySQLリポジトリは、MySQLのEnterprise版である必要があります。
現在のリポジトリ・データベースの正しいデータベース・ドライバ情報を選択します。
データベースまたはスキーマと現在のリポジトリを所有するユーザーを選択します。
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注意: Oracle WebLogic Serverでは、パスワードに、アルファベットと数字を少なくとも1つずつ含む、8文字以上の英数字を使用する必要があります。この要求に応えるために現在のパスワードを変更する必要がある場合があります。 |
アップグレードのサポートが必要な場合は、http://support.oracle.comのOracleサポートのサービス・リクエストを開いてください。
この項では、Oracle GoldenGate Directorをアンインストールする手順を示します。ここでは、サーバーおよびクライアントのコンポーネントをアンインストールします。
次の手順は、サーバー・コンポーネントをアンインストールするためのものです。
Oracle GoldenGate Director Serverを停止します(2.3項 「Oracle GoldenGate Director Serverの制御」を参照)。
Oracle GoldenGate Director Serverインストール・ディレクトリからuninstallスクリプトを実行します。このスクリプトでは、ログ・ファイル、XMLファイル、ショートカットおよびリポジトリ表以外のインストールがすべて削除されます。
Oracle GoldenGate Director Serverを停止します(2.3項 「Oracle GoldenGate Director Serverの制御」を参照)。
Oracle GoldenGate Director Server Windowsサービスのみを削除してインストールをそのまま残すには、Oracle GoldenGate Director Serverインストール・ディレクトリからuninstallDirSvc.cmdプログラムを実行します。
Oracle GoldenGate Director Serverを完全にシステムから削除するには、「プログラム」メニューにOracle GoldenGate Director Serverのショートカットが存在する場合は、そこから「Oracle GoldenGate Director Server Uninstaller」を、存在しない場合はOracle GoldenGate Director Serverのインストール・ディレクトリからuninstall.exeを実行します。これにより、Windowsサービス(該当する場合)と、インストール後に作成されたもの以外のインストール済ファイルがすべて削除されます。
次の手順は、クライアント・コンポーネントをアンインストールするためのものです。
Oracle GoldenGate Director Clientを停止します。
Oracle GoldenGate Director Clientインストール・ディレクトリからuninstallスクリプトを実行します。このスクリプトにより、インストール内のすべてのファイルが削除されます。ファイルが削除されない場合は、結果出力で通知されます。インストール・ディレクトリを削除します。
Oracle GoldenGate Director ClientおよびOracle GoldenGate Director Administrator (稼働中の場合)を停止します。
「プログラム」メニューにOracle GoldenGate Director Clientのショートカットが存在する場合は、このショートカットから「Oracle GoldenGate Director Client Uninstaller」を、存在しない場合はOracle GoldenGate Director Clientのインストール・ディレクトリからuninstall.exeを実行します。アンインストーラにより、すべてのファイルおよびフォルダが、インストール・ディレクトリから削除されます。
インストール・ディレクトリを削除します。