この付録では、Oracle GoldenGateソフトウェアによってOracle GoldenGateインストール・ディレクトリで作成または使用されるプログラム、ディレクトリ、および他のコンポーネントについて説明します。ここに示していない他のファイルが、特定のプラットフォームにインストールされる場合があります。ここに示しているファイルは、すべてのプラットフォームにインストールされるとはかぎりません。
この付録の内容は、次のとおりです。
この項では、Oracle GoldenGateのルート・インストール・ディレクトリにインストールされるプログラムについて説明します。
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注意: これらのプログラムがすべてのインストールに存在するとはかぎりません。たとえば、ご使用のプラットフォームのOracle GoldenGateeで取得または配信のみがサポートされている場合、ExtractまたはReplicatプログラムはインストールされません。同様に、特定のデータベースをサポートするための特別なファイルがインストールされる場合があります。 |
表A-1 インストールされるOracle GoldenGateのプログラムおよびユーティリティ
| プログラム | 説明 |
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チェックポイント・ファイルを新しいバージョンに変換します。 |
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引用符で囲まれた名前およびリテラルにSQL-92ルールを使用しないパラメータ・ファイルを、SQL-92ルールを使用する更新されたパラメータ・ファイルに変換します。引用符で囲まれたオブジェクト名およびリテラル用のSQL-92形式は、Oracle GoldenGateのバージョン12cでデフォルトとして導入されています。 |
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ソース表とターゲット表の定義が異なる場合に、データ定義を生成し、Oracle GoldenGateプロセスで参照します。 |
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WindowsまたはUNIXシステムのCollectorおよびReplicatによって作成されたイベント・メッセージをNonStopシステムのEMSに送信します。 |
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データベース表やトランザクション・ログからの取得を実行したり、ベンダー・アクセス・モジュールからトランザクション・データを受け取ります。 |
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SQL/MXデータベース用のOracle GoldenGateインストール・スクリプト。 |
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GGSCIのプログラムに関連付けられています。Oracle GoldenGate MonitorのJAGENTなどの外部アプリケーションを起動して監視します。これらのアプリケーションをGGSCI環境に統合します。 |
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コマンドの発行やパラメータ・ファイルの管理を行うためのOracle GoldenGateのユーザー・インタフェース。 |
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z/OSシステムのバッチ・ジョブまたはオペレータ・コンソールからOracle GoldenGate Managerプロセスを起動します。DB2 z/OSデータベースをサポートするようインストールされます。 |
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Oracle GoldenGateをWindowsサービスとしてインストールし、Windowsベースのその他のサービス・オプションを提供します。 |
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データ暗号化キーを生成します。 |
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抽出証跡またはファイルに格納されている情報の表示や保存のためのユーティリティ。 |
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(Manager) GGSCIインタフェースを使用してリソース管理、Oracle GoldenGateプロセスの制御と監視、レポート作成、およびリクエストのルーティングを行う制御プロセス。 |
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Oracle GoldenGateのエラー・メッセージを管理します。 |
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データをターゲット・データベース表に適用します。 |
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Replicatでターゲット表の変更を取り消して前の状態にリストアできるよう、トランザクション操作の順序を逆にするユーティリティ。 |
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Collectorプロセス。データをリモートの証跡に書き込むExtract TCP/IPサーバー・コレクタです。 |
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TMF対応のアプリケーションにより生成されるTMF監査証跡を読み取るため、Extractによって起動されます。NonStop SQL/MXデータベースをサポートするようインストールされます。 |
この項では、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリのサブディレクトリとその内容について説明します。
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注意: これらのディレクトリがすべてのインストールに存在するとはかぎりません。 |
表A-2 インストールされるOracle GoldenGateサブディレクトリ
| ディレクトリ | 説明 |
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制限付きリカバリ機能用のチェックポイント・ファイルを格納します。 |
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Oracle GoldenGate Monitorの構成に使用されるプロパティおよびXMLファイルを格納します。 |
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Oracle GoldenGate MonitorアプリケーションまたはOracle Enterprise Manager内で使用するためにOracle GoldenGateインスタンスから収集された情報の永続化に使用されるデータ・ストアを格納します。 |
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ExtractおよびReplicatプロセスによって作成されたチェックポイント・ファイルを保持します。このファイルには、データの精度とフォルト・トレランスをサポートするため、現在の読取り位置と書込み位置が格納されます。Oracle GoldenGateの内部形式で書き込まれます。 ファイル名の形式は これらのファイルは編集しないでください。 例:
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資格証明ストア・ファイルを格納します。 |
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Extractプロセスによって作成されるOracle GoldenGateの証跡ファイルと抽出ファイルのデフォルトの場所。抽出されたデータをReplicatプロセスや他のアプリケーション、ユーティリティでさらに処理するために格納します。Oracle GoldenGateの内部形式で書き込まれます。 ファイル名の形式は、ユーザーが定義した2文字の接頭辞の後に、6桁の順序番号(証跡ファイル)か、ユーザーが定義した関連するExtractプロセス・グループの名前(抽出ファイル)が続きます。 これらのファイルは編集しないでください。 例:
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これらのファイルを編集して、新しく作成された表の定義を追加できます。定義ファイルの編集方法が不明な場合は、Oracle GoldenGateテクニカル・サポートにご連絡ください。 例:
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内部アクティビティ・ロギング・メカニズムをサポートするトレースまたはダンプ、ファイルを格納します。 |
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Oracle GoldenGate MonitorをサポートするJava実行可能ファイルを格納します。 |
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ステータス・ファイルのデフォルトの場所。ファイル名の形式は、 これらのファイルは、プロセスの実行中にのみ作成されます。ファイルにはプログラム名、プロセス名、ポート番号およびプロセスIDが示されます。 これらのファイルは編集しないでください。 例:
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Oracle GoldenGateプロセス・グループまたはユーティリティの実行時パラメータを格納する、Oracle GoldenGateユーザーによって作成されるOracle GoldenGateパラメータ・ファイルのデフォルトの場所。外部ASCII形式で書き込まれます。ファイル名の形式は、 プロセスを停止した後、これらのファイルを編集して、Oracle GoldenGateパラメータ値を変更できます。テキスト・エディタで直接編集することも、GGSCIの 例:
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Oracle GoldenGateでは使用されません。 |
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Extract、ReplicatおよびManagerプロセスによって作成される、プロセスの実行に関連する統計情報をレポートするプロセス・レポート・ファイルのデフォルトの場所。外部ASCII形式で書き込まれます。 ファイル名の形式は、 これらのファイルは編集しないでください。 例:
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キャッシュ・マネージャに割り当てられているメモリー・サイズを超えた場合にトランザクション・データを格納するデフォルトの場所。これらのファイルは編集しないでください。 |
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Oracle GoldenGateウォレット・ファイルを格納します。 |
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ユーザー・イグジットの作成に便利なサンプル・ファイルを格納します。 |
この項では、Oracle GoldenGateインストールのルート・ディレクトリに作成またはインストールされるその他のファイル、テンプレートおよびオブジェクトについて説明します。
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注意: データベースとOSプラットフォームに応じて、一部のファイルはご使用の環境にインストールされない場合があります。 |
表A-3 インストールされるその他のOracle GoldenGateのファイル
| コンポーネント | 説明 |
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Microsoft BCP/DTSバルク・ロード・ユーティリティの実行ファイルを作成する際、Replicatで使用するテンプレート。 |
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Blowfish暗号化ソフトウェア・ライセンス契約。 |
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Oracle GoldenGate Monitor CサブエージェントのWindowsダイナミック・リンク・ライブラリを格納します。 |
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chkpt_ |
ローカル・データベースでチェックポイント表を作成するスクリプト。データベース・タイプごとに異なるスクリプトがインストールされます。 |
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IBM |
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DDLトレース・ファイルを削除するスクリプト。(Oracleインストール) |
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マーカー表からのDDLをファイルに保存するスクリプト。 |
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Oracle GoldenGate DDLトリガーを無効にするスクリプト。(Oracleインストール) |
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Oracle GoldenGate DDLトリガーを有効にするスクリプト。(Oracleインストール) |
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Oracle GoldenGateでのDDLのフィルタリングをサポートするスクリプト。このスクリプトはプログラムで実行されるため、手動で実行しないでください。 |
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Oracle GoldenGateのサポート・スタッフによって使用される空のスクリプト・ファイル。 |
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Oracle GoldenGate DDLサポートの一部としてプログラムで実行されるスクリプト。これらのスクリプトは実行しないでください。 |
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パフォーマンス向上のため、DDLトレース、DDLパッケージおよびDDLトリガーを固定するスクリプト。(Oracleインストール) |
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DDLレプリケーション機能をサポートするためにOracleのごみ箱をパージするスクリプト。 |
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DDL抽出トリガーおよびパッケージを削除するスクリプト。(Oracleインストール) |
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ddl_session1.sql |
Oracle DDLオブジェクトのインストールをサポートします。このスクリプトはプログラムで実行されるため、手動で実行しないでください。 |
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Oracle GoldenGate DDL抽出オブジェクトおよびレプリケーション・オブジェクトをインストールするスクリプト。(Oracleインストール) |
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Oracle GoldenGate DDLサポート機能によって作成された各オブジェクトが存在し、正しく機能しているかを検証するスクリプト。(Oracleインストール) |
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Oracle DDLトリガーがメタデータを収集するかどうかを制御するスクリプト。このスクリプトはプログラムで実行されるため、手動で実行しないでください。 |
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DDLトレースがオンであるか、オフであるかを制御するスクリプト。 |
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DDLサポート機能のトレース・レベルを設定するスクリプト。(Oracleインストール) |
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トレースが有効だった場合に存在している可能性があるテキスト・ファイルをデバッグします。 |
demo_ demo_ |
チュートリアルおよび基本的なテストで使用するためのデモンストレーション表を作成し、移入するスクリプト。 |
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トレースの目的でOracle GoldenGateのプロセスで作成されるダンプ・ファイル。 |
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暗号化鍵を格納するユーザー作成ファイル。外部ASCII形式で書き込まれます。 |
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ユーザー・イグジットの例。 |
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UTF16でエンコードされたデータを、ユーザー・イグジットとプロセスの間で交換される情報に対するコールバック構造で使用する方法を示すユーザー・イグジット例。 |
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FreeBSDのライセンス契約。 |
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Oracle GoldenGateプロセスによって戻されるエラー・メッセージ、情報メッセージおよび警告メッセージを格納するデータ・ファイル。このファイルのバージョンはプロセス起動時にチェックされ、プロセスが動作するには、プロセスと同一のバージョンを使用する必要があります。 |
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Oracle GoldenGateで生成されたイベント、メッセージ、エラーおよび警告の処理を記録するファイル。 |
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Oracle GoldenGateインスタンス全体に適用されるパラメータを格納するユーザー作成ファイル。 |
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GGSCIコマンド・インタフェース用のヘルプ・ファイル。 |
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International Components for UnicodeのWindows共有ライブラリ( |
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Oracle GoldenGate MonitorのJavaエージェントのWindowsバッチ・ファイル。 |
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Oracle GoldenGate Monitorエージェントのログ・ファイル。 |
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Oracle GoldenGate MonitorのJavaエージェントのUNIXシェル・スクリプト。 |
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Lesser General Public Licenseのライセンス文。Free Software Foundationのフリー・ライブラリに適用されます。 |
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UNIX上のIngres 2.6用ODBCファイル。 |
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Oracle GoldenGate XMLプロシージャのXMLライブラリを含むWindows動的リンク・ライブラリ。 |
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マーカーがNonStopソース・システムから渡された場合にReplicatによって作成されるファイル。 |
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DDLマーカー表を削除するスクリプト。(Oracleインストール) |
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Oracle GoldenGate DDLマーカー表をインストールするスクリプト。(Oracleインストール) |
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DDLマーカー表が正常にインストールされたことを確認するスクリプト。(Oracleインストール) |
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サードパーティ・ソフトウェアのライセンス・ファイル。 |
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UNIX上のIngres 2.6のODBC構成ファイル。 |
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DDLサポートのための構成可能なパラメータを含むスクリプト。(Oracleインストール) |
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Microsoft Windows用のPOSIXスレッド・ライブラリ。 |
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Oracleの暗号化されたデータのレプリケーションをサポートします。 |
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Oracle GoldenGate Monitorエージェントをサポートするスクリプト・ファイル。 |
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Oracle GoldenGate DDLサポートに必要なデータベース・ロールを作成するスクリプト。(Oracleインストール) |
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UNIX上のIngres 2.6用サンプルODBCファイル。 |
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Oracle SQL*Loaderバルク・ロード・ユーティリティの制御ファイルを作成する際、Replicatで使用されるテンプレート。 |
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Managerプロセスを起動および停止するz/OS |
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GGSCIからManagerプロセスを開始するz/OS UNIX System Servicesスクリプト。 |
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Managerプロセス用のz/OSシステム入力コマンド。 |
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TCP/IPエラーに応答するためのユーザー定義手順を含むファイル。 |
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ユーザー・イグジットAPI用のインクルード・ファイル。 |
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Apache XMLパーサー・ライブラリ。 |
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データベース・チェックポイントを使用する場合、ADD CHECKPOINTTABLEコマンドを実行すると、データベースのユーザー定義名を使用してOracle GoldenGateによりチェックポイント表が作成されます。または、ユーザーがchkpt_db_create.sqlスクリプトを使用して表を作成することもできます。ここでdbは、スクリプトでサポートされるデータベース・タイプの略称です。この表の説明については、Oracle GoldenGate Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。