この章では、Oracle GoldenGate for Sybaseを初めてインストールする際の手順について説明します。内容は次のとおりです。
次の手順は、Oracle GoldenGateを初めてインストールする場合に実行します。また、Oracle GoldenGateの新規バージョンのベース・リリースをダウンロードする場合のものでもあります。
それ以降のパッチをダウンロードしてベース・リリースにインストールするには、次の場所でMy Oracle Supportの「パッチと更新版」タブにアクセスします。
Oracle GoldenGateをあるバージョンから別のバージョンにアップグレードするには、次の場所にあるアップグレード手順に従います。
http://docs.oracle.com/goldengate/c1221/gg-winux/index.html
Oracle GoldenGateをインストールすると、処理の実行および管理に必要なすべてのコンポーネントが(ドライバやライブラリなどの他のベンダー製の必要なコンポーネントを除いて)インストールされ、また、Oracle GoldenGateユーティリティがインストールされます。
Oracle GoldenGateをインストールするには、次の手順が必要です。
Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の製品の配布の理解と入手に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic Server and Coherenceソフトウェアを開発または評価用にダウンロードするには、Oracle Technology Network (OTN)で次の場所を参照してください。
Oracle Fusion Middleware製品の検索やダウンロードの詳細は、OTNで『Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のREADMEファイル』を参照してください。
元のテキストは次のとおりです。ファイル名はそのままにしますか。
Oracle GoldenGateを入手するには、次の手順に従います。
Oracle Technology Networkに移動します。
Oracle GoldenGate 12c (12.2.0.1)リリースを探して、使用中のシステムにZIPファイルをダウンロードします。
Oracle GoldenGateは共有ライブラリを使用します。UNIXシステム上にOracle GoldenGateをインストールする場合は、GGSCIまたは他のOracle GoldenGateプロセスを実行する前に次のことを行う必要があります。Oracle GoldenGateプログラムを、UNIXシステム上のOracle GoldenGateインストール・ディレクトリの外側から実行している場合は、次のことを行います。
(オプション) Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリをPATH
環境変数に追加します。
(必須)Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリを共有ライブラリの環境変数に追加します。
たとえば、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリが/users/ogg
である場合、次の表の2番目のコマンドでは、これらの変数が設定されている必要があります。
Kornシェルで変数を設定する手順:
PATH=installation_directory
:$PATH export PATHshared_libraries_variable
=absolute_path_of_installation_directory
:$shared_libraries_variable
exportshared_libraries_variable
Bourneシェルで変数を設定する手順:
export PATH=installation_directory
:$PATH exportshared_libraries_variable
=absolute_path_of_installation_directory
:$shared_libraries_variable
Cシェルで変数を設定する手順:
setenv PATHinstallation_directory
:$PATH setenvshared_libraries_variable
absolute_path_of_installation_directory
:$shared_libraries_variable
説明: shared_libraries_variable
は表2-2に示す変数のいずれかです。
表2-2 プラットフォームごとのUNIX/Linuxライブラリ・パス変数
プラットフォーム脚注 1 | 環境変数 |
---|---|
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脚注 1 Oracle GoldenGateでは、特定のプラットフォームでご使用のデータベースがサポートされていない場合があります。
脚注 2 32ビットのOracleデータベースが存在する64ビット環境の場合、Oracle GoldenGateでは32ビットのOracleライブラリが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH
を設定する必要があります。
例
export LD_LIBRARY_PATH=/ggs/12.0:$LD_LIBRARY_PATH
注意: Oracle GoldenGateのプロセスに必要なライブラリを表示するには、そのプロセスを開始する前にldd goldengate_process シェル・コマンドを使用します。なんらかの不足があれば、このコマンドでエラー・メッセージも表示されます。 |
次の手順に従って、Oracle GoldenGate for OracleをLinuxシステムまたはUNIXシステムにインストールします。
Oracle GoldenGateのmediapack.zip
ファイルを、Oracle GoldenGateをインストールするシステムおよびディレクトリに解凍します。
コマンド・シェルを実行します。
ディレクトリを新しいOracle GoldenGateディレクトリに変更します。
Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIプログラムを実行します。
GGSCI
GGSCIで次のコマンドを発行して、Oracle GoldenGate作業ディレクトリを作成します。
CREATE SUBDIRS
次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。
EXIT
次の手順に従って、Oracle GoldenGate for OracleをWindowsシステムにインストールします。
2.6.1項「Oracle GoldenGateファイルのインストール」
2.6.3項「WindowsサービスとしてのManagerのインストール」
WinZipまたは同等の圧縮製品を使用して、ダウンロードしたファイルを解凍します。
Oracle GoldenGateをインストールするドライブ内のフォルダに、バイナリ・モードでファイルを移動します。パスが引用符で囲まれている場合でも、名前に空白が含まれているフォルダにはOracle GoldenGateをインストールしないでください。例:
C:\"Oracle GoldenGate'
は有効ではありません。
C:\Oracle_GoldenGate
は有効です。
Oracle GoldenGateフォルダからGGSCIプログラムを実行します。
GGSCIで次のコマンドを発行して、Oracle GoldenGate作業ディレクトリを作成します。
CREATE SUBDIRS
次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。
EXIT
次のいずれか一方が当てはまる場合、Managerプロセスのカスタム名を指定する必要があります。
デフォルトのGGSMGR
以外の名前をManagerに使用します。
複数のManagerプロセスがWindowsサービスとしてこのシステムで実行されています。システム上の各Managerの名前を一意にする必要があります。先に進む前に、すべてのローカルManagerサービスの名前を確認します。
ManagerプログラムがあるディレクトリからGGSCIを実行します。
次のコマンドを発行します。
EDIT PARAMS ./GLOBALS
注意: GLOBALS ファイルはOracle GoldenGateインストール・ファイルのルートにあるため、このコマンドの./の部分を使用する必要があります。 |
ファイル内に次の行を追加します。このとき、nameはManagerサービスの1語の名前です。
MGRSERVNAME name
ファイルを保存します。ファイルはGLOBALS
という名前で自動的に保存されますが、ファイル拡張子は付きません。このファイルは移動しないでください。Windowsサービスのインストール時とデータ処理時に使用されます。
デフォルトでは、Managerはサービスとしてインストールされず、ローカルまたはドメイン・アカウントで実行できます。ただし、この方法で実行した場合は、ユーザーがログアウトするとManagerは停止します。Managerは、サービスとしてインストールすると、ユーザー接続とは関係なく操作でき、手動起動に設定することも、システム起動時に起動するように設定することもできます。
(推奨)システム管理者としてログオンします。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスにcmd
と入力します。
サービスとしてインストールするManagerプログラムを含むディレクトリから、次の構文でinstall
ユーティリティを実行します。
install option
[...]
説明: option
は次のいずれかです。
表2-3 install
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
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Oracle GoldenGateのイベントをWindowsのイベント・マネージャに追加します。 |
|
サービスはシステムの起動時に起動するようにインストールされます( |
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Managerを実行するドメイン・ユーザー・アカウントを指定します。 デフォルトでは、Managerサービスはローカル・システム・アカウントを使用するようにインストールされます。 |
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Windowsのユーザー・アカウント制御(UAC)が有効になっている場合、コンピュータへのプログラムのアクセスを許可または拒否するよう要求されます。「許可」を選択して、install
ユーティリティを実行できるようにします。
install
ユーティリティにより、管理者権限で実行されているローカル・システム・アカウントでManagerサービスがインストールされます。サービスとしてインストールされたManagerを実行している場合、これ以降UACプロンプトが表示されることはありません。
注意: Managerがサービスとしてインストールされていない場合、ManagerをGGSCIコマンド・プロンプトから起動する際、Managerの権限の強化を確認するUACプロンプトがOracle GoldenGateユーザーに表示されます。他のOracle GoldenGateプログラムの実行でもプロンプトが表示されます。 |