FCを使用して、以前に発行されたLogdumpコマンドを編集し、再度実行します。以前のコマンドはメモリー・バッファに格納されており、HISTORYコマンド(HISTORYを参照)を発行して表示できます。引数を指定せずにFCを発行すると、最も最近使用されたコマンドが実行されます。オプションを使用すると、行番号または文字列の一部を指定して特定のコマンドを取得できます。
エディタの使用
FCコマンドによってコマンドが表示され、2個のドットで始まる空白行を含むプロンプトのエディタが開きます。コマンドを編集するには、スペース・バーを使用して変更を開始する位置の文字の下にカーソルを移動し、次のいずれかの引数を入力します。引数は大文字/小文字が区別されず、組み合せることができます。
表2-7 FCコマンドのオプション
| 引数 | 説明 |
|---|---|
i
|
テキストを挿入します。次に例を示します。 Logdump 24> fc 9 > count .. i detail count detail |
r
|
テキストを置換します。次に例を示します。 Logdump 25> fc 10 > timeoffset local .. rgmt timeoffset gmt |
d |
文字を削除します。複数の文字を削除するには、1文字につきdを1つ入力します。次に例を示します。 Logdump 26> fc 11 > scanforrrbba .. dd scanforrba |
|
表示されているコマンドを、入力するテキストと1対1で置き換えます。次に例を示します。 Logdump 26> fc 10 > scanforrba 107 .. 127 scanforrba 127 |
コマンドを実行するには、[Enter]を2回押します。1回はエディタを終了するため、もう1回はコマンドを発行するためです。編集を取り消すには、スラッシュ(/)を2回入力します。
デフォルト
直近のコマンドを再度実行します。
構文
FC [n| -n|string]