完全レコード・イメージには、処理される行のすべての列の値が含まれます。完全レコード・イメージ形式は、ソース・システムがHP NonStopで、レコード・ヘッダーに指定されているIOType
が次のいずれかである場合にのみ証跡に生成されます。
3 — Delete 5 — Insert 10 — Update
それぞれの完全レコード・イメージの形式は、そのレコードが元のファイルまたは表を直接読み取るプログラムから取得された場合と同じです。SQL表、日時フィールド、NULLなどのデータは、プログラムがそのデータをアプリケーション・バッファに選択する場合とまったく同じように書き込まれます。日時フィールドは内部的に8バイトのタイムスタンプとして表現されますが、外部形式は最大26バイトの文字列として表現可能です。Enscribeレコードは、元のファイルに存在するとおりの形式で取得されます。
操作タイプがInsert
またはUpdate
の場合、イメージには操作後のレコードの内容が含まれます(変更後イメージ)。操作タイプがDelete
の場合、イメージには操作前のレコードの内容が含まれます(変更前イメージ)。
Enscribeデータベースから生成されるレコードでは、元のファイルのAUDITCOMPRESS
属性がON
に設定されていなければ、完全レコード・イメージが出力されます。AUDITCOMPRESS
がON
の場合、元のファイルによって更新操作が取得されると、常に圧縮更新レコードが生成されます。(完全イメージは、FETCHCOMPS
パラメータを使用することで、Extractプロセスによって取得できます。)