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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70111-04
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20.2 トランザクション・ログの初期化

トランザクション・ログを初期化する場合、最初にすべてのデータをOracle GoldenGateによって処理し、次にExtractグループとその関連証跡を削除してから再度追加する必要があります。

  1. アプリケーションによるデータベースへのアクセスを停止します。これにより、トランザクション・データの記録が停止されます。
  2. GGSCIを実行し、プライマリExtractグループに対してSEND EXTRACTコマンドをLOGENDオプション付きで発行します。このコマンドで、Extractがトランザクション・ログに残っているレコードの処理を終了したかどうかを問い合せます。
    SEND EXTRACT group LOGEND
    
  3. 処理するレコードがなくなったことを示すYESステータスが戻されるまで、コマンドを発行し続けます。
  4. ターゲット・システムでGGSCIを実行し、SEND REPLICATコマンドをSTATUSオプション付きで発行します。このコマンドで、Replicatが証跡に残っているデータの処理を終了したかどうかを問い合せます。
    SEND REPLICAT group STATUS
    
  5. 現在のトランザクションで0(ゼロ)レコードと示されるまで、コマンドを発行し続けます。次に例を示します。
    Sending STATUS request to REPLICAT REPSTAB...
    Current status:
      Seqno 0, Rba 9035
      0 records in current transaction.
    
  6. プライマリExtractグループ、データ・ポンプ(使用している場合)およびReplicatグループを停止します。
    STOP EXTRACT group
    STOP EXTRACT pump_group
    STOP REPLICAT group
    
  7. Extract、データ・ポンプおよびReplicatグループを削除します。
    DELETE EXTRACT group
    DELETE EXTRACT pump_group
    DELETE REPLICAT group
    
  8. 標準のオペレーティング・システム・コマンドを使用して、証跡ファイルを削除します。
  9. データベースを停止します。
  10. データベースを初期化して再起動します。
  11. プライマリExtractグループを再作成します。
    ADD EXTRACT group TRANLOG, BEGIN NOW
    
  12. ローカル証跡を再作成します(使用する場合)。
    ADD EXTTRAIL trail, EXTRACT group
    
  13. データ・ポンプを再作成します(使用する場合)。
    ADD EXTRACT pump_group, EXTTRAILSOURCE trail
    
  14. リモート証跡を再作成します。
    ADD RMTTRAIL trail, EXTRACT pump_group
    
  15. Replicatグループを再作成します。
    ADD REPLICAT group, EXTTRAIL trail
    
  16. Extract、データ・ポンプ(使用する場合)およびReplicatを起動します。
    START EXTRACT group 
    START EXTRACT pump_group
    START REPLICAT group