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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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1.93 ADD HEARTBEATTABLE

ADD HEARTBEATTABLEでは、自動ハートビート機能を使用する場合に必要なオブジェクトを作成します。このコマンドの内容は次のとおりです。

  • ハートビート・シード表、ハートビート表およびハートビート履歴表の作成、

  • GG_LAGビューおよびGG_LAG_HISTORYビューの作成、

  • スケジューラ・ジョブによってコールされるGG_UPDATE_HB_TABおよびGG_PURGE_HB_TABプロシージャの作成、

  • ハートビートとシード表の更新および履歴表のパージを定期的に実行するスケジューラ・ジョブの作成、

  • シード表の移入。

シード表、ハートビート表および履歴表のデフォルト名は、それぞれGG_HEARTBEAT_SEEDGG_HEARTBEATおよびGG_HEARTBEAT_HISTORYです。表、プロシージャおよびスケジューラ・ジョブは、GLOBALSファイルに記述されているGGSCHEMAで作成されます。デフォルト名をオーバーライドするには、GLOBALSファイルにHEARTBEATTABLE hbschemaname.hbtablenameを指定します。この場合、表、プロシージャおよびジョブは、スキーマhbschemanameで作成されます。シードと履歴表を作成するには、表hbtablename_SEEDおよび_HISTORYを追加します。

このコマンドにはDBLOGINが必要です。CDBデータベースではPDBログインが必要です。

Oracleの場合、CDBモードでハートビートを生成する各PDBでADD HEARTBEATTABLEを実行する必要があります。

DB2 LUWの場合、db2set DB2_ATS_ENABLE=yesコマンドでDB2_ATS_ENABLEプロパティを設定する必要があります。

SQL/MXの場合、GGSCHEMAスキーマは使用されないので、2部または3部構成の名前のみを使用する必要があります。また、ストアド・プロシージャやスケジューラ・ジョブはありません。

構文

ADD HEARTBEATTABLE
[, FREQUENCY number in seconds]
[, RETENTION_TIME number in days] |
[, PURGE_FREQUENCY number in days]

FREQUENCY

ハートビート・シード表とハートビート表の更新頻度を指定します。たとえば、ハートビート・レコードが生成される頻度です。デフォルトは60秒です。

RETENTION_TIME

履歴表で保存時間を過ぎたハートビート・エントリをパージするタイミングを指定します。デフォルトは30日です。

PURGE_FREQUENCY

保存時間を過ぎた表エントリを履歴表から削除するパージ・スケジューラの実行頻度を指定します。デフォルトは1日です。

例1   

次のコマンドでは、デフォルトのハートビート表、プロシージャおよびジョブを作成します。

ADD HEARTBEATTABLE
例2   

次のコマンドでは、カスタム頻度、保存時間およびパージ頻度を指定してハートビート表、プロシージャおよびジョブを作成します。

ADD HEARTBEATTABLE, frequency 120, retention_time 10, purge_frequency 2