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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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3.150 ROLLOVER

適用対象

Extract

説明

ROLLOVERパラメータでは、トレイル・ファイルをエージングし、新しいファイルを作成する間隔を指定します。ROLLOVERはグローバル・パラメータで、パラメータ・ファイルのRMTTRAILまたはRMTFILE文で定義されているすべてのトレイルに適用されます。

ROLLOVERを使用して、特定の期間を表す(例: 各日)トレイル・ファイルを作成します。これにより、継続処理を促進し、出力を体系化する手段を提供します。また、1つのファイルを非アクティブ化し、次の実行用に新しいファイルを作成することにより、バッチ実行を体系化する手段を提供します。

ファイルは、トランザクションの途中でなく、トランザクションとトランザクションの間でロールオーバーされるので、データの整合性が確保されます。ファイルがロールオーバーされるときにチェックポイントが作成されるため、処理の際に以前のファイルは不要になります。

ロールオーバーは、実行中にロールオーバーの条件が満たされた場合にのみ行われます。たとえば、ROLLOVER ON TUESDAYが指定され、データ抽出が火曜日に開始される場合、(より詳しいROLLOVERルールが指定されていないかぎり)ロールオーバーは次の火曜日まで行われません。最大30のロールオーバー・ルールを指定できます。

ATまたはONのいずれかのオプションを指定する必要があります。両方のオプションを一緒に、任意の順番で使用できます。ATのみでONを指定しない場合、指定した時刻に毎日新しいトレイル・ファイルが作成されます。

トレイルの順序番号は000001から999999まで増やすことが可能で、順序番号は000000から再開始します。

デフォルト

デフォルトのファイル・サイズに到達したときか、ADD RMTTRAILまたはADD EXTTRAILコマンドのMEGABYTESオプションで指定されているサイズに到達したときにロールオーバーする。

構文

ROLLOVER {AT hh:mi | ON day | AT hh:mi ON day} [REPORT]
AT hh:mi

ファイルをエージングする時刻。

次の値が有効です。

  • hhは24時間表記の時間で、1から23までの値が有効です。

  • miは00から59までの値を受け付けます。

ON day

ファイルをエージングする曜日。

次の値が有効です。

SUNDAY
MONDAY
TUESDAY
WEDNESDAY
THURSDAY
FRIDAY
SATURDAY

値の大/小文字は区別されません。

REPORT

最後のレポート生成以降に各表から抽出されたレコード数のレポートを生成します。このレポートは、REPORTパラメータによって他のレポートが生成されないかぎり、対応するトレイルにレコード出力数を示します。

例1   

次に、トレイルを毎日午後3:00にエージングする例を示します。

ROLLOVER AT 15:00
例2   

次に、トレイルを毎週日曜日午前8:00にエージングする例を示します。

ROLLOVER AT 08:00 ON SUNDAY