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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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6.46 SET_COLUMN_VALUE_BY_INDEX

適用対象

ExtractおよびReplicat

説明

SET_COLUMN_VALUE_BY_INDEXまたはSET_COLUMN_VALUE_BY_NAMEファンクションでは、データ・レコード全体を操作せず、単一の列値のみを変更します。ユーザー・イグジットの文字セッションが、SET_SESSION_CHARSETを使用して、オペレーティング・システムのデフォルトのキャラクタ・セット以外の値に設定されている場合、ucharset.hファイルのULIB_CS_DEFAULTで定義されているように、ユーザー・イグジットとプロセス間で交換される文字データは、セッションのキャラクタ・セットで解釈されます。

次に該当する場合、列値はセッションのキャラクタ・セットにのみ設定されます。

  • 列値がSQL文字型(CHAR/VARCHAR2/CLOBNCHAR/NVARCHAR2/NCLOB)、SQL日付/タイムスタンプ/間隔/数値型である。

  • column_value_modeインジケータがEXIT_FN_CNVTED_SESS_CHAR_FORMATに設定されている。

構文

#include "usrdecs.h"
short result_code;
column_def column;
ERCALLBACK (SET_COLUMN_VALUE_BY_INDEX, &column, &result_code);

バッファ

typedef struct
{
char *column_value;
unsigned short max_value_length;
unsigned short actual_value_length;
short null_value;
short remove_column;
short value_truncated;
short column_index;
char *column_name;
/* Version 3 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
short column_value_mode;
short source_or_target;
/* Version 2 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
char requesting_before_after_ind;
char more_lob_data;
/* Version 3 CALLBACK_STRUCT_VERSION  */
ULibCharSet column_charset;
} column_def;

入力

column_value

新しい列値を表すバッファへのポインタ。

actual_value_length

新しい列値の長さ(バイト)。新しい列値がASCIIフォーマットの場合、実際の長さにNULL終了文字は含めません。

null_value

新しい列値がNULLかどうかを示すフラグ(0または1)。null_valueフラグが1に設定されている場合、データ・レコードの列値はNULLに設定されます。

remove_column

存在する場合に、圧縮更新の列を削除するかどうかを示すフラグ(0または1)。圧縮更新とは、すべての列値ではなく、変更された列値のみが記録されるものです。このフラグは、レコードの操作タイプがUPDATE_COMP_SQL_VALPK_UPDATE_SQL_VAL、またはUPDATE_COMP_ENSCRIBE_VALの場合にのみ設定する必要があります。

column_index

データ・レコード・バッファにコピーする新しい列値の列索引。列索引はゼロから開始されます。

column_value_mode

列値のフォーマットを示します。

EXIT_FN_CHAR_FORMAT

ASCIIフォーマット: 値は、NULLで終了しているASCII (またはEBCDIC)文字列です(既知の例外としてサブデータ型UTF16_BEがあり、これはUTF8に変換されます)。

注意:

列値は、ASCII文字列として解釈され、NULLで終了する必要があるため、ユーザー・イグジットに示される際に切り捨てられる可能性があります。最初の0の値は、文字列の終了文字になります。

  • 日付はCCYY-MM-DD HH:MI:SS.FFFFFFのフォーマットで、時間の端数はデータベースに依存します。

  • 数値は文字列フォーマットです。たとえば、123.45'123.45'として表されます。

  • 出力不可能な文字またはバイナリ値は、16進表記法に変換されます。

  • 浮動小数点型は、有効桁数が最初の14桁までのNULL終了文字列として出力されます。

EXIT_FN_RAW_FORMAT

内部Oracle GoldenGate正規フォーマット: このフォーマットには、適切な場合に、2バイトのNULLインジケータおよび2バイトの変数データ長が含まれます。文字データ型の場合、Oracle GoldenGateではこのフォーマットへのキャラクタ・セットの変換は実行されません。

EXIT_FN_CNVTED_SESS_CHAR_FORMAT

ユーザー・イグジットのキャラクタ・セット: これが適用されるのは、列のデータ型が次の場合のみです。

  • シングルバイトまたはマルチバイトの文字ベースの型

  • 文字列で表現する数値型

このフォーマットはNULLで終了しません。

source_or_target

ソースまたはターゲット・レコードが変更されるかを示す次の一方。

EXIT_FN_SOURCE_VAL
EXIT_FN_TARGET_VAL
requesting_before_after_ind

io_typeUPDATE_COMP_PK_SQL_VAL(主キー更新)のレコードの列値を設定するときに設定します。次のいずれかを使用して、主キー更新のどの部分にアクセスするかを指定します。デフォルトはAFTER_IMAGE_VALです。

  • BEFORE_IMAGE_VAL

  • AFTER_IMAGE_VAL

出力

なし

返される値

EXIT_FN_RET_BAD_COLUMN_DATA
EXIT_FN_RET_INVALID_COLUMN
EXIT_FN_RET_INVALID_CONTEXT
EXIT_FN_RET_INVALID_PARAM
EXIT_FN_RET_OK
EXIT_FN_RET_NOT_SUPPORTED
EXIT_FN_RET_INVALID_COLUMN_TYPE