| Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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@COMPUTEファンクションでは、算術式の値をターゲット列に返します。関数から返される値は、文字列形式です。
算術式の値を別のOracle GoldenGateファンクションに返すときは、次の例のように@COMPUTE句を省略できます。
@STRNUM ((AMOUNT1 + AMOUNT2), LEFT)
前述は、次と同じ結果を返します。
@STRNUM ((@COMPUTE (AMOUNT1 + AMOUNT2), LEFT)
算術式では、次の要素を組み合せることができます。
数字
数字を含む列名
数字を返すファンクション
算術演算子:
+ (加算)
- (減算)
* (乗算)
/ (除算)
\ (余り)
比較演算子:
> (より大きい)
>= (以上)
< (より少ない)
<= (以下)
= (等しい)
<> (等しくない)
比較から導出した結果はゼロ(FALSEを示す)またはゼロ以外(TRUEを示す)になります。
カッコ(式の結果をグループ化)
結合演算子AND、OR。Oracle GoldenGateは、結合式の必要部分のみを評価します。文がFALSEになると、式の残りの部分は無視されます。この動作は、紛失またはNULLの可能性があるフィールドを評価するときに役立ちます。たとえば、COL1の値が25で、COL2の値が10の場合は、次のようになります。
@COMPUTE (COL1 > 0 AND COL2 < 3)は0を返します。
@COMPUTE (COL1 < 0 AND COL2 < 3)は0を返します。COL2 < 3は評価されません。
@COMPUTE ((COL1 + COL2)/5)は7を返します。
構文
@COMPUTE (expression)