| Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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適用対象
Extract
説明
VAMパラメータでは、Vendor Access Module (VAM)を使用してExtractプロセスのためのデータ取得ファンクションを実行し、Extract APIにデータを送信することを指定します。このパラメータは、VAM APIへの必須入力を指定します。
デフォルト
なし
構文
VAM library, PARAMS ('param' [, 'param'] [, ...])
libraryデータベース・ベンダーによってWindows DLLまたはUNIX共有オブジェクトとして提供されているライブラリ名。このライブラリがOracle GoldenGateディレクトリ以外のディレクトリに存在する場合は、完全パス名を使用します。
注意:
Teradataは、このライブラリをTeradata Access Module (TAM)と呼びます。このプログラム(ライブラリ)は、Oracle GoldenGate VAM APIと通信します。
PARAMS 'param'Oracle GoldenGate APIに渡される、一重引用符で囲まれた任意のパラメータです。次のデータベース固有パラメータ・オプションを参照してください。
ARLIBError error, action SQL/MXに有効です。
VAMによるTMFARLIBエラーの処理方法を指定します。
errorは、ARLIBエラー番号です。
actionは、ABEND | WARN | IGNOREを使用できます。
デフォルトはABENDです。エラー-1000および-2000は、他にアクションが指定されていても、常にABENDになります。
例:
Vam Params (arliberror (-16,-14), Warn) Vam Params (arliberror -2000, Abend) Vam Params (arliberror -1000, Abend)
ARErrorReportInterval seconds SQL/MXに有効です。
同一のTMFARLIBエラーがExtractにレポートで戻される間隔(秒)を設定します。これにより、蓄積される各エラー・タイプのメッセージ量が削減されます。secondsは、ゼロ以上である必要があります。デフォルトは60秒です。
inifile, ini_file, callbackLib, extract.exeTeradataでは必須のパラメータです。
inifileは、次のパラメータにTAM初期化ファイルが指定されることを示します。
ini_fileは、TAM初期化ファイル名です。このファイルがExtractプログラムのインストール先と同じディレクトリに存在する場合を除き、完全修飾パス名を指定します。
callbackLibは、次のパラメータにTAMとのインタフェースになるプログラムが指定されることを示します。このパラメータは、大/小文字が区別され、ここに示したとおりに正確に入力する必要があります。
extract.exeはExtractプログラムで、TAMにとってコールバック・プログラムです。
CDCRECORDSFETCHCOUNT, CDCSESSIONTIMEOUT, CDCRECORDQUEUESIZEInformixに有効です。
CDCRECORDSFETCHCOUNTでは、1回のコールでフェッチされるCDCレコードの数を指定します。たとえば、CDCレコード・バッチ・サイズです。デフォルトのレコード数は10です。トランザクション・ログからフェッチするレコードが10件ない場合、CDC APIは古いレコードをフェッチします。これにより重複が発生し、ExtractまたはReplicatが異常終了する場合があります。また、Extractの統計に不正確な出力が表示される可能性もあります。この状態を回避するには、Extractパラメータ・ファイルにVAM PARAMS (CDCRECORDSFETCHCOUNT 1を使用します。
CDCSESSIONTIMEOUTでは、CDCセッション・タイムアウトを秒単位で指定します。デフォルトは2秒です。
CDCRECORDQUEUESIZEでは、トランザクション・ログ・レコードの格納に使用されるキュー・サイズを指定します。デフォルトは256レコードです。
トランザクション数が非常に多い分散環境では、最適なメモリー・パフォーマンスのために、これらのVAMパラメータを構成する必要があります。たとえば、表数が800を超え、VAMパラメータがCDCRECORDFETCHCOUNT 32およびCDCRECORDQUEUESIZE 5120に設定された場合のExtractのメモリー消費量は760MBです。また、表数が同じで、これらのパラメータをCDCRECORDFETCHCOUNT 32およびCDCRECORDQUEUESIZE 1024に設定した場合のメモリー消費量は300MBになります。これらのパラメータの構成では、Extractのメモリー消費量とパフォーマンス率との間にトレード・オフの関係が生じます。
LOGICALLOGWARNINGTHRESHOLDInformixに有効です。
入力は、Informix Dynamic Serverで使用される現在の論理ログ・ファイルの割合(%)で指定される、使用しきい値です。デフォルト値は50 (50%)です。Oracle GoldenGateキャプチャが最も古い論理ログファイルで配置され、現在の論理ログ・ファイルの使用率が指定したしきい値を超えると、警告メッセージがレポート・ファイルに書き込まれます。
例
VAM tam.dll, PARAMS (inifile, tam.ini, callbackLib, extract.exe) VAM PARAMS(CDCRECORDSFETCHCOUNT 5) VAM PARAMS(CDCRECORDSFETCHCOUNT 5 CDCSESSIONTIMEOUT 5) VAM PARAMS (CDCRECORDQUEUESIZE 512) VAM PARAMS (LOGICALLOGWARNINGTHRESHOLD 65)