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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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1.81 ADD TRACETABLE

ADD TRACETABLEでは、Oracleデータベースにトレース表を作成します。トレース表は、USERIDまたはUSERIDALIASパラメータで構成したOracle GoldenGate Extractユーザーのスキーマにある必要があります。トレース表により、双方向同期構成でReplicatトランザクションがもう一度抽出されることを防止できます。

このコマンドを使用する前に、DBLOGINコマンドを使用してデータベース接続を確立してください。

次にトレース表の説明を示します。


表1-20トレース表の説明

名前 NULLかどうか タイプ 説明

GROUP_ID

NOT NULL

VARCHAR2(8)

Replicatグループまたは特別実行プロセスの名前。

DB_USER

 

VARCHAR2(30)

Replicatグループまたは特別実行プロセスのユーザーID。

LAST_UPDATE

 

DATE

トランザクションのタイムスタンプ。


構文

ADD TRACETABLE [[container.]owner.table]
container

データベースがマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の場合、プラガブル・データベース。

owner.table

(オプション)トレース表にデフォルトのGGS_TRACEと異なる名前を指定する場合にのみ使用します。所有者は、Extractパラメータ・ファイルのUSERIDまたはUSERIDALIASUSERIDパラメータで指定した所有者と同一である必要があります。

デフォルト名を使用するには、この引数を省略します。可能なときは常にデフォルトの表名を使用してください。デフォルトのGGS_TRACE以外のトレース表名を指定する場合は、ExtractおよびReplicatパラメータ・ファイルのTRACETABLEパラメータを使用して指定します。パラメータ・ファイルで使用するときや、統計の表示およびこの表の削除で必要になるため、この表の名前を記録しておくいてください。詳細は、TRACETABLE | NOTRACETABLEを参照してください。

例1   

次の例では、デフォルト名GGS_TRACEのトレース表を追加します。

ADD TRACETABLE
例2   

次の例では、ユーザー定義名ora_traceを持つトレース表を追加します。

ADD TRACETABLE ora_trace