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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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1.64 DUMPDDL

DUMPDDLコマンドでは、トリガー・ベースのDDLキャプチャを使用している場合に、Oracle GoldenGate DDL履歴表のデータを表示します。この情報は、Extractプロセスが使用する情報と同じです。これは固有のフォーマットで保管されていますが、判別可能なフォーマットで画面に、または標準SQLを使用して問合せ可能なSQL表にエクスポートできます。

DUMPDDLは常にDDL履歴表のすべてのレコードをダンプします。特定のオブジェクトおよび操作に関する情報を表示するには、SQL問合せまたは検索を使用して標準出力にリダイレクトします。履歴表には膨大な量のデータが含まれているため、効率的なパフォーマンスを維持するために、各DDL文の最初の約4,000バイトのみが表示されます。メタデータのフォーマットは文字列ベースです。完全にエスケープされており、表名および列名がネイティブなキャラクタ・セットでサポートされています。

この情報は、DDLビフォア・トリガーによって提供される履歴データであるため、DDL変更前のオブジェクトの状態を表します。したがって、CREATE操作のデータはありません。

注意:

このビフォア・トリガーのデフォルト名は、GGS_DDL_TRIGGER_BEFOREです。

DUMPDDLを使用する前に、DBLOGINコマンドを使用して、履歴表の所有者としてデータベースにログインしてください。

基本DUMPDDLコマンドでは、次の表にメタデータを出力します。


表1-18 DUMPDDL表

説明

GGS_DDL_OBJECTS

同期されているDDL操作のオブジェクトに関する情報。SEQNOは主キーです。ここで説明する他のすべての表には、GGS_DDL_OBJECTSに対する外部キーとなるSEQNO列が含まれます。

GGS_DDL_COLUMNS

DDL同期に関連するオブジェクトの列に関する情報。

GGS_DDL_LOG_GROUPS

DDL同期に関連するサプリメンタル・ログ・グループに関する情報。

GGS_DDL_PARTITIONS

DDL同期に関連するオブジェクトのパーティションに関する情報。

GGS_DDL_PRIMARY_KEYS

DDL同期に関連するオブジェクトの主キーに関する情報。


SEQNO列は、ExtractおよびReplicatレポート・ファイルに表示されるDDL順序番号です。これは、DDL履歴表(デフォルト名GGS_DDL_HIST)に問い合せて取得することもできます。

これらの表はすべて、DDLオブジェクトのインストール中にOracle GoldenGate DDLスキーマとして指定されたスキーマに所有されています。これらの表の構造を表示するには、SQL*PlusのDESCコマンドを使用します。

構文

DUMPDDL [SHOW]
SHOW

履歴表に含まれる情報を標準出力フォーマットで画面にダンプします。出力表は作成されません。DDL履歴表のすべてのレコードが表示されます。